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2010年3月22日 (月)

■姥捨てBOOK OFF -更新第455回-

なんか知りませんが、連休中かなりの勢いで
『ひだまーぶるらじお』および『同×365』が部屋でヘビロテしていたオイサンです。


▼ひだまりラジオ特別編 ひだま~ぶるラジオ



▼ひだまりラジオ特別編 ひだま~ぶるラジオ×365



あのホンワカ殺伐とした空気に随分やられていた気がする。
オイサンは、一回オモロイと思ったらもうなんか
ずーっとそればかりに浸ってしまう性質があるのでイカンなあと思う。

要点だけ抑えたら、もっと多様なことを吸収するように
前へ横へと食指を伸ばしていきたいものだが。


……。


マそれも今更か。
オイサンは望遠鏡ではない、顕微鏡……とまで上等ではないにせよ、
虫眼鏡の人だからな。

今日はそんな、虫眼鏡なオイサンの侘び侘びなお話。



■まちとシホンとお年寄り



今日……なんだか、切ないものを見てしまいました。
いや、気にしすぎなければ別段そんな大した物でもないはずなのですが、
オイサン多分、なんがしかのナーバススイッチが入ってしまっていたのでしょう。

今朝はいつもジョギングをしているコースを、
なんとなく逆回りでお散歩していたのです。
ジョギングをしていると、色々と気になるお店なんかも見つけてしまうのですが、
如何せんトレーニングウェアな上に汗だくだったりしますから
おいそれと立ち寄るわけにもいかず、
またあとで来てみよう、なんて考えるのですが
これまた如何せん、走ってたどり着く場所というのは
歩いて来るには意外と時間がかかるし、
また電車やバスの公共の交通機関の駅からアクセスするにも中途半端な場所だったりするので、
エイヤアと気合を入れて出掛けないと、
気になりっぱなしで一生訪れることなく終わってしまう
奇妙な特異点となってしまいがちなのです。

  単車やクルマを操る方はそうでもないでしょうけどね。

今日は連休も最終日で天気もいいとあって、
せっかくなのでブランブランしてこようかと高速お散歩としゃれ込んだわけなのです。
そんでまあ、新しく喫茶店やらうどん屋さんやらを開拓して
先々で書き物などしながら祝日を満喫し、
さあボチボチ帰って絢辻さんといちゃいちゃすんべえと企んだ時、
大きな道路沿いにブックオフを見つけ、
また買わんでもええ『バキ』のコンビニ版をゲットしてしまったりするわけです。

  ふっふっふ、またコレでしばらくは風呂で退屈しなくて済むぜ
  (なんか違うもん読め。つか風呂で本を読むな)。

そして、ブックオフの袋をぶらぶらさせながら、
これまたいつものジョギングコースを反対回りに歩いていると、
目の前を一人のおばあさんが歩いておらっしゃる。

もう随分とヨイヨイです。
八十も半ばを過ぎてらっしゃるでしょうか。
およそ現代的でないちゃんちゃんこのような召し物を羽織り、
足元も随分ぼろぼろです、ちょっと丈の足らない綿だか麻だかの……
なんていうんだろうか、スラックスではけっしてないんだけど、
モンペでもない、その中間のような八分・九分丈くらいのズボン様のボトムです。
頭にはニット帽……なのですが、ニット帽と呼ぶのもやっぱりちょっと違う、
時代がかった頭頂部にボンボンのついたやつで、色もいい具合に褪せている。
彼女の背後に広がる、市が管理してるのかどうかも怪しい、
伸び放題に鬱蒼と、暗がりを蓄える雑木林に負けないくらいの色をしていました。
ビリジアンとモスグリーンの中間色が、日に焼けて褪せると
あんな色になるのだと思います。

その老婆が、後ろ手に組んだ掌に提げていたのが、
オイサンと同じ、ブックオフのビニールでした。

大きさ、厚みから察するに、漫画単行本を二冊か三冊、
もしくはCDを一、二枚といったところでしょうか。
もちろん全然違うものの可能性もありますが、衣類などの類でないことは確かです。
先ほどオイサンが出てきたお店は衣類を扱うスペースはありませんでした。

漫画か、CDか、普通の本か。
いずれにせよ、なんらかの娯楽にかかわるものである可能性は大です。

それを見た瞬間、オイサンはもう、言い知れないわびしい気持ちに苛まれてしまいました。
何故でしょう。
別に悪いことじゃありません。
あのおばあさんの境遇も、確かなことは分かりません。

しかしオイサンの妄想エンジンには、
一人暮らし……或いは一人でなくとも、
夫は亡くすか健康ではない身の上で暮らしているか、
もしくは娘か息子か夫婦の世帯に厄介になって、
あまり堂々とした家庭生活を営めていない、
人生の終わりに向けて落ち始めたほの寂しい影を、
少ない年金収入の中からブックオフで得てきた安い娯楽で
どうにか慰めようとする老婆の姿が描かれたのでした。

  ……どうだ、すごいだろう。
  オイサン、「おばあさんがブックオフの袋を提げて歩いてる」だけで、
  ここまで一気にメロウな気分に落ち込めるんだぜ?
  なんて厄介なロマンチストなんだろう、我ながら。
  そりゃ絢辻さんにマジ惚れくらいするさ。

なんでしょうなあ、ああいう効率化された資本主義の申し子みたいな商業施設と
お年寄りの影が重なるとき、
オイサンはいつも、とてつもなく侘しい、物悲しい気持ちになってしまうのです。
オイサンがまだ関東に出てきて間もない頃、所沢あたりに住まっていたとき、
近所のファミレスで、やはり一人食事を取るおばあさんを見かけたときも
どうしようもなく胸が痛んで、
その晩実家の両親に電話をしてしまったものです。

  大丈夫か、元気か。
  風邪引いたりしてねえかと。
  さりげなくやさしさをアピール。

多分、オイサンの育った時期の奈良の田舎では、マ時代的なこともあって、
ファミレスやコンビニが一般的ではなかった。
お年寄りや子供というのは、みな自分が時間をかけて築いてきた家族とともにあって、
ただただお金だけでカタのつく商業施設の中に一人でいたりはしないものだと、
そうした商業施設というものが、
どうにも冷たい、温かみに欠ける、
侘しいものだという刷り込みがあるのかも知れません。

ずっと関東の都会で生まれ育った方々にとってみれば
子供だろうが年寄りだろうが、そういう便利施設が身近に存在することも、
生活のために活用することも当たり前のことで、
そこに侘しさや悲しさが影を作るなんてことは感じないのかもしれない。

ですが、田舎育ちのオイサンにはやっぱり、どうしても、ちょっと……
抵抗が残るのです。
まオイサンちは特に、ひい婆ちゃんまでいる七人家族なんて大きめ家族でしたし、
婆ちゃんが何でもかんでも手作りしてしまうお家でしたから、
ことさらそういう温かみがあることが当たり前のヌクヌクボッチャンなのかも知れません。
つかそっちの方が公算高いな。
しまった、今の今まで気付かなかったぞ。
マいいや(いいのか)。

まあそんなことで、
そうした老婆の侘しい影にしばし連れ添って歩いてみると、
どうにもこうにも……このままいくと、
父母にどうも孫を抱かせてやることの出来なさそうな自分は、
やっぱりよろしくねえな、どっかで覚悟を決めないとなあ、なんて、
幾度となく繰り返してきた優柔不断の語り掛けに、
またしてもとらわれてしまうのでありました。

もちろん成人し、自活も始めているオイサンの人生はオイサンのもので、
時代背景も異なる今、
必ずや結婚をして家庭を持ってドウニカコウニカなんていうのは
古い価値観であるのかも知れません、
オイサンには父母の、
「孫の顔が見たい、抱きたい」なんていう、
無言の要求に応えなければならない義務があるわけではありませんが、
かといってその希望・願いを奪い断ち切る権利もないわけです。

  そもそも、その辺のことを権利やら義務やらという言葉で
  どうにかカタをつけようという考えがどうかしている、と思いますよ、エエ。
  それも分かってます。

ただ、まあ、そうしてやはり散歩をするうちで、
無数にすれ違う犬の散歩の面々、
そんな彼らの中に時折見え隠れする物悲しさ……
願わくば父母に、孫の替わりの犬猫を抱かせてしまうような侘びしいマネはさせたくない、
それはやはり本意ではない、というのが
オイサンの偽らざる本音なのだなあ、という結論を胸に抱きつつ。
一人戻った部屋で……


Photo


『アマガミ カミングスウィート』公録イベントの申し込みを済ませたんだぜ


ヒャッホイ!!


書くこと多くて1時間以上かかっちゃったよ、
当ッたると良いなあ!!




以上!

みんなも、人のホンネを見抜く目、養ってこ!
阿澄佳奈でした!
バイバイ!!




 

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コメント

■JKPさん
> 僕の気持ちを裏切ったな!
> 父さんと同じに、裏切ったんだ!!!

……止めやしませんが、
私とあなたでシンジさんとカヲルさんのシーンを再現するとなると
その手合いの女性陣にヌッ殺されることも視野に入れなければなりませぬ。

投稿: ikas2nd | 2010年3月24日 (水) 02時31分

>みんなも、人のホンネを見抜く目、養ってこ!

僕の気持ちを裏切ったな!
父さんと同じに、裏切ったんだ!!!

投稿: JKP | 2010年3月23日 (火) 00時06分

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