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2009年11月14日 (土)

■もう一つの、手帳の中のダイヤモンド -更新第351回-

■オイサン的『アマガミ』プレイレポートRap-11


さて、随分長い期間やってるこのプレイも、ようやく一つ目の結末に到達しました。
先ずは絢辻さんの<スキGOOD>。

エピローグで語られた内容はかなり想像通りで、
想像の範囲を超えない内容だった。
ちょっと肩すかしであると同時に、かなり安心した。

そして、クリスマス当日の言葉の選び方や展開なんかは、
<ナカヨシ>よりも<スキBEST>よりも、どれよりオイサンがこれまで思い描いてきた
「絢辻さんらしさ」に満ち溢れていた気がする。
気持ちに流されない、冷静で、臆病で、なのに弱さにおいそれと負けない、
強く美しい、ド真ん中の絢辻さんだったし、
エピローグで描かれるその時間も、姿も、一番バランス良く幸せそうだったと思います。

良かった。
すごく良かった。

一つだけ残念だったのが、主人公のセリフ……


  「誰よりも真剣に生きてる、絢辻さんが大好きだ!!」


が出なかったことかな。
<スキBEST>のあのセリフでオイサンは、
このゲームの中のどの瞬間より主人公と一体になれるので。
その代わりと言ったらなんだけども、
神社の境内での告白。


  「あれからずっと考えてみたんだけど、出てくる答えは同じなんだ。
   ……思いは変わらないよ」



というセリフが、以前のSSでフィーチャーした
『Nothing's gonnna change my love for you』にシンクロして、
ああ、オイサン間違ってなかったなと、ちょっと嬉しい気持ちになれました。
絢辻さんの


  「好き。大好き」


にも、かなりこう、グッと。
これまで考えてきたことを覆す内容も今のところは特に見当たっておらず、
むしろ正しかったかなと思える内容が多くて……
うむ。
満足度の高いシナリオでした。

ただ、やっぱり……ね。
誰かの思いを犠牲にしないと辿り着けない結末かと思うと。
おいそれと手を出して良い話ではないとは思うけど。

二年前、自分が喰らったあの思いを梨穂子に抱えさせて、
ワリとアッケラカンとしている主人公は、ちょっとどうかと思う。

それに今回は上崎さんシナリオも並走していたので、
この数日前には上崎さんに対して説教くれてた男がですよ。
同じようなことを、しかもなんの正義もなく、すっかり自分の都合だけでやらかして。
これこそ、何の罰もないのが不思議なくらいだ。

むしろ、デートに誘った相手に告白した場合にこそ、
デートに誘わなかった相手との<スキBAD>がオープンしたっていいくらいなんじゃないの?
と、『アマガミ』のテーマ的には思うオイサンですよ。
ちょっとひねくれすぎですかね。

サテ……明日は、梨穂子に落とし前をつけに行かないといけませんね。
絢辻さんの<スキBAD>もね。
やっぱりちょっと、胃に来るな。
<スキGOOD>見るだけでも、かなりくるもんな……。



■上崎さんについて



サテ、上でちょっと上崎さんの話が出ましたけども。
今回のプレイでは、
絢辻さんの<スキGOOD><スキBAD>、梨穂子の<スキGOOD><スキBAD>と、
上崎さんのハッピーエンドを回収する予定でいましたが。
……上崎さんのハッピーエンド回収は、今回のプレイではしないことにしました。

何故かというと……上崎さんのシナリオをしっかり読んでいて、
「この子の本当のライバルは、森島センパイであるべきだ」
と思ったからです。

ポイントは、上崎さんがヒミツの教室から去った後の……

 主人公 「僕もここまで立ち直れたんだから、何か、いいきっかけさえあれば」
 美 也 「そうだね、きっかけがあればね!」

という、主人公と美也との会話。
主人公にその変わるきっかけを与えたのが誰か?
と考えると、それは他ならず、森島センパイであるわけで。
ならば物語の対比としては、

 「きっかけを得、それに乗っかって前向きになった主人公」
  と、
 「そうはなれなかった上崎さん」

という絵が最も映えるハズで、
さらに、森島センパイから変わるきっかけを貰った主人公が、
自分のことをここまで思ってくれる、けれども誤った道に堕ちんとする上崎さんに、
その同じきっかけを与える人間になるという展開が、
この物語をもう一段階先に進めるための、一つのやり方なのではないかと思ったからです。

あと、これは明日アップ予定の
『手帳の中のダイヤモンド 第六部 2の2』で触れようと思っていたことですが、
オイサンの意識の底では、絢辻さんの物語は、主人公にとっても、絢辻さん自身にとっても、
人生の、『アマガミ』の物語の、イレギュラーケースでしかないと
最近になって思うから、というところもあります。

図らずも<スキGOOD>の中で絢辻さんの言ったように、
「手帳を落としたあのことが、自分の中で最高のミス」
でしかなく、あの物語は、やはりミスなのだと思うのです。
『アマガミ』の、ミスでありながら、けれどもド真ん中の物語。

  ……このひねくれ加減がまたなんとも『アマガミ』だなあとも思うワケですけどね。

本筋は森島センパイであり、梨穂子であるべきなんだと。
だからこそ絢辻さんのシナリオは孤高なまでに独立しているし、
異様なくらい、オーラを異にしているのだと思います。

だから……すまん、上崎さん。
キミが幸せになるのは、またちょっと先になる。
だけどまあ……今回もう一度キミの物語を読んだことで、
前よりちょっとだけ、キミのことが好きになった気がしますよ。

だからもうチョイ、気長に待っててくれませんかね。



■最後に、改めて気付いたこと。



絢辻さんは言う。
「ある年のクリスマス、あたしはサンタクロースがいないことを知るのよね。
 ありがちな話だと、父親が靴下にプレゼントを入れてる所を見たとか、そんな感じ。
 ……あたしの場合は、もっと酷かったけど」

そしてそれ以前からの一連のセリフの流れを見ていて、改めて気付いた。
あ、そっか。
絢辻さん、お姉さんと不平等な扱いのクリスマスを過ごしたんだ。
多分、お姉さんがサンタの不在に気付いたタイミングで、
まだサンタを信じる絢辻さんの心情は一顧だにされず、
ざくりと切り取られて、しかも与えられた物にも、何がしかの差があった。

……そんなことなんだと。
なんとなくだけど。

でもそれで、
「じゃああたしは、誰にも公平な正義のサンタになろう!!」
だなんてのが、そしてそれを、現実に則した形で実践してしまうのが……
やっぱり、絢辻さんのすごくて、美しくて、格好いいところだなあ。

夢物語を語るのではなく、
たとえ曲がってしまっても、急拵えの作業台に釘を打つことが、
彼女がサンタを世に現すために歩く道なんだと思うと。

……うむ。
素敵な人だと、やっぱり思うですよ。
そんな人間になりたい。
やっぱり……絢辻さんの言葉を借りることになりますけど、


絢辻さんのことを


世界で一番好きなのは、


このオイサンなのだと!




……もうね、この際申し上げておきますよ?
そりゃもう、身も細るほどにね。
こちとらおかげで40kg減だぜ?



オイサンでした!


 

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