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2009年10月26日 (月)

■お菓子の家には蜂が群がるという現実。 -更新第339回-


■Twin Memories -ニコマス春香ver-




『Twin Memories』。
もう15年以上前の曲です。

オイサンは、ことさら國府田マリ子さんのファンだったということもないし、
『Twinbeeパラダイス』を聴いていたわけでもなければ、
「合言葉はBee!」だなんて、口が裂けても叫んだことはない。

  ツンデレ的な意味でも、ダチョウ倶楽部的な意味でもなく。
  ホントだよ。

だけども、この曲だけは忘れることが出来ない。
何故だかわからない。
正直、よく知りもしない番組のテーマだったんだけど。
多分この曲が、あの時代、1990年代初頭の、
オイサンの生きていた時間と空間の空気を代表するチカラを持っているからだろう。
オイサンが丁度、大学生になった頃のお話。

虹、極光、夢、翼、理想郷、永遠の都市。
目映いばかりの言葉の数々に彩られた詞と、ゆったりとしながらも、
どこかスピード感を感じさせる曲調。

ほんとにもう、甘ったるい言葉でオタクを引き寄せるだけの、
どうしようもないといえばどうしようもない歌なのは、
今ならハッキリと分かるし、当時だって分かってたハズだ。
さすがにもういい加減オトナになろうとしている頃だから、そのくらいの分別はあった。

それでもやっぱり、この歌、この世界には魅せられるものがあって
それに逆らうことが出来なかったわけで。

なんというか……これがオイサンら、第三世代? 以降? のオタクの世界観であり、
古く60年代、70年代には学生たちが命を賭けて体制と戦ったという学生運動、
それに代わる、イデオロギーの表出のようなものの一つだったんじゃないかなあと思える。

  ……とかいうと、「お前イデオロギーの意味分かって言ってっか? あ?」
  とか、ホンマモンの人に言われそうだけど。
  そして、「イヤお前オレもオタクだけど一緒にすんなよ」
  って、オタクの人にも言われそうだけど。
  ……オイサンだって、Beeメイツとかいう連中と一緒にされんの若干どうかと思うよ(←あっ)。

ベクトルを180度反転させただけで、
そこにあった熱量と、その使い道は実は同質のものだったんじゃないかと、
思ってしまうのは本当の気持ち。体系、では決してないけどね。

  石油を、火力発電に使うのか、なんかナイロン袋にすんのかの違い、
  みたいな感じで。

過激ではないし、ましてや闘ったり傷つけあったりなんてのはもってのほかで、
緩やかに甘ったるいばかりだったけれども、
この空気が……自分たちが世界に求めた物だったんじゃないかなあって。
ヒッピー文化、と言った方が近いのかもしらん。

オイサンは、誰でも歌える、10年経っても思いだせるこの曲を名曲だと思うけれども、
音楽の分かる人が聴いたら、別段エッジが聴いているわけでも、
目新しい、突出した音楽的要素があるわけでも、多分、ないんだろうとは思う。
ありふれたアイドルソングなのだと。

ただなんつうか……ここまで甘ったるいのを……
送る方も、受ける方も、ナンダコレ甘ったるィ! と分かり切った奴を、
正面切って、胸張って、自信持ってガーンとやられると、
こいつらホントに、ワケの分からない世界への扉を開いてくれちゃうんじゃないか?
……そう思わせるくらいの幻燈が、くらくらと見えてきてしまう。
そこだけはすごいと思う。
オタク相手だから通じるマジックなのかも知らんが。

  案外、あの熱に浮かされて、
  作り手の彼ら自身もそんな気になっていたんじゃないかと思ってしまうのでした。
  もちろんウラではきっちり銭勘定をしてらしたんでしょうけどね。

今聴いても心にじんわりときてしまうのは、
この曲がオイサンにとって本当に永遠に変わらないスタンダードだからなのか、
それともこの15年あまりが、
こんな曲ごときもひっくり返せない程度のゆるい時間の澱みでしかなかったからなのか。
それはオイサン自身には分からんのだけども。

もう15年経って聴いてみたら、ハタシテ、どんな気分になるのやら。

今の自分の目で見るなら、
15年後もこの歌が大好きな自分だと良いなあと思うのですがね。

オイサンでした。


 

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