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2009年9月 2日 (水)

■私と踊ってくれませんか -更新第298回-

世の中には、言って良いことと悪いことがあるんです。

……なんてまあ、もっともらしく、
かつまことしやかに、
古くから言われていることではありますけども、
実はワリとそんなこともなくて、
それは別に「ヨノナカ」なんてエラそうに振りかぶらなくても、
言われたその人が言われたくなかっただけのコトだった、
なんていうのが大抵のオチだったりするわけです。

せいぜいヨノナカにあるのは、

  言って良いことと、言わんでもエエこと

くらいのモンか、
オイサンの好きな言い方で言うならば、

  言って良いことと、言うと面白いことがある、

くらいの話なのかなあと思います。
言わんでもエエことは、大概言ってしまうと面白いことが起こるわけです。

  この場合の「面白い」は、
  もう際限なく広い広い意味と心で捉えて戴けると結構。
  空から神様が見て「おお、なんか面白そうなことやってやがんな」
  くらいの面白さです。

人間生きてると、というか、
心を許せる人間とか、逆に全然許せない人間とか、
自分が一方的に好きで好きでたまらない人間とかとワクワクと話をしていると、
ポロっと、本当にポロっと、
言わんでもエエことを言ってしまいたくなる時があったりします。

言う前に気付くことも、
言ってから気付くこともありますが、
まオイサンくらいのトシと臆病者ともなれば、
そこそこの率で言う前に気付けてしまうのですが、

  ……あ、「言ったことに自分は気付いてない場合」ってのはありますよ。
  それはもう防ぎようも、反省のしようもありませんね。

それをじゃあ、言おうか、言うまいか、考えるわけです。
自分と、相手と、取り巻くものを見て、ですね。

言えばまあ、その場その時でなくとも、面白いことが起こってしまうわけです。
聞いた相手が、その、中身は面白いことですから、大概忘れずにいて、
どこかで誰かにまた話すのですね。
そうすると、その面白いことを面白く思わない人間がヨノナカには必ずいて、
後々、そもそも言ったオイサンが、何か面白いメに遭ってしまったり、する。
きっとする。
巡り巡って。

だからまあ、言わんとったらエエわけですが、
でもその場の話の流れでは、絶対に言った方がイイ場合もある。

その方が話が盛り上がる……というとなんだか軽薄な感じですが、
言葉を変えるとつまり、
その場でしている会話がより実のあるものになる、
その会話の目指すところにより近づける、
そんな局面というのもあってですね。

ほな言うたらエエやないか、という話なんですが、
やっぱり、その、巡り巡って遭う面白いメには、出来るだけ遭いたくないときもあるのです。

そんなときオイサンは、インチキ日本語使いらしく、
自分は完全に言った気になれる、むしろ言い切るんだけれども、
相手には100%は伝わらない、そんな言い方をします。

抽象的な言い方だったり、
人の言葉やことわざを借りたり、でっちあげたり、
そのヤリ口は様々ですが、
相手をよく見て、伝わると伝わらないの境界面、
川面スレスレに投げるフリスビーのような言葉を探します。

言葉でなくてもいいかも知れない。
身振り手振りでもいいだろうし、
絵を描く人なら絵でもいいだろうし、
写真、音楽、やり口はなんでもいいと思います。

それはまあズルいのですが、
伝われという思いを込めつつ、相手が小首をかしげるくらいのことを期待して、
実にアンビバレンツな一投を試みます。
「上手いたとえ」からさらに半歩ずれたような、
ボテボテを狙って投げる、ストライクゾーン半個分……否、1/4個分のボール球です。
それくらいしか、もう、やりようがない。

  まあ、アレですわ。
  遠まわしな告白みたいなことですよ。
  それが「気付いてくれ!」という気持ちで投げられたボールなのか、
  「ほどよく気付かないでくれ!」という気持ちなのか、という違いくらいです。

モチロン、それを打たれてしまうときもありますし、
逆に、もろにストライクを取りに行ったのに変に引っ張られたり流されたり、
そんなこともままあります。
コンチクショー!
……と音が聞こえるくらいに、気持ちよく打ち返されてしまったときは、
それはそれで、心地よいものですよ。
あのコースを打たれたら投げるトコないわー、みたいなね。
むずかしい。

ただ、ね。
それをやらないと、自分が壊れてしまうときっていうのもあります。
ズルいことなんですけど、
いつでも真っ向、どストライクがカッコイイんでしょうけど。
カラダを壊さないために、面白いことが起こらないように、言う。

そんな中から、また愉快で、斬新で、
豊かな言葉が生まれることもあるわけですんで、
捨てたもんじゃないなあとオイサンは思ったりもしますけどね。



  ……なんていう、言葉のお城の舞踏会 へようこそ。



謎はナゾのままに。
オイサンでした。


■『Bugってハニー』ED 私と踊ってくれませんか

コレいい曲だなあ。ここちよく、せつない。恋はこうでないとね。


■同上。3分あたりから。



■ついで。千早MAD ver




 

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コメント

■美容師N
これは初めましてw ようこそのお越しで。
ゆっくりしていって下さい。
フクヤママサハルみたいにして下さい。モミアゲはコテンパンにして下さい。

> 好きな人に好きと言うニュアンスを投げ掛けて、全く気付かれ無い時の気持ちと、
> 最悪な相手に嫌味を投げ掛けて、気付かれ無い時のジレンマは、似てると思いませんか?

「こちらの気持ちが届かない」という意味においては同じですからなー。
後に残るのが、切なさなのか苛立ちなのか、という差は大きいけれど。

投稿: ikas2nd | 2009年9月 4日 (金) 21時20分

なんだか、よくわかる気もする。私なりの解釈だけどね…

私の場合は、そんな時の言い方が、辛辣な方かも知れないなぁ…

好きな人に好きと言うニュアンスを投げ掛けて、全く気付かれ無い時の気持ちと、最悪な相手に嫌味を投げ掛けて、気付かれ無い時のジレンマは、似てると思いませんか?

投稿: 美容師N | 2009年9月 3日 (木) 11時51分

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