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2009年8月 4日 (火)

■アメと畳針と私・その二 -更新第273回-

……今回の記事は、実は、変則。
変則の、二部構成。
前回の記事が、第一部。

どうしてそうしたかって、本当は一つの記事としてアップしようと思ったのですが、
ウチ、記事の一部分だけがあまりに雰囲気をたがえ過ぎていたので、
そこだけ独立させて第二部としました。

いわば、2009年の8月3日にオイサンを襲った感情の、光と影。
それはどちらも『アマガミ』にまつわるものなのだけども……
第二部に感じた恐怖と脅威は、正直、かなり本気で恐ろしかったので……
その本気を伝えるために。

理解してもらえるかどうかは……わかりませんが。
それでは(オイサンが一人で)戦慄の、第二部です。



■忍び寄る???の恐怖



……デ、まあ、ね……。
「その一」で書いたように、思惑通り隠しシナリオに突入出来まして、
ィヤッホィしているオイサンなのですが、
ィヤッホィばかりもしていられない……そんな予感も、すごくしています。

10日目を終えた時点での、この???ヒロインの行動と、セリフ。
あまりにも恐ろしい。
正直、のほほんとはしていられない……そんな寒さを感じます。

一応オイサンは、このヒロインが主人公のトラウマの原因となった、
2年前のクリスマスの事件の真相にかかわる人物である、
ということまでは知っています。

具体的に何をどうした、ということまでは知りませんが、
インチキ物書きとして、幾つかのシナリオは思いつきます。
2年間の主人公の想い人であった蒔原ミカさん……
彼女と主人公の待ち合わせが成立するのを、なんらかの策謀でもって妨害したとか、
そんなことだろう、と、今のところ、思っています。

  ハズれてたら恥ずかしいな。

恐ろしいのは、その先。
主人公の現在に関すること。
彼女……???は言ったのです。
「悪い虫から、あたしが守ってあげるからね」みたいなことを……言ってた。

……恐らく話の流れからいって、「???」は、
主人公と、現メインヒロインの6名との恋に対しても、
なんらかの妨害工作を企ててくるのでしょう。
そしてその末に、
……無論、主人公にもある程度の選択の余地があるのでしょうが……
彼女の恋は成就するのでしょう。
そのシナリオ運びも、まだいいわ。
許容範囲。
全然アリ、余裕でアリ。

オイサンが最も恐れるのは……



  メインヒロイン6名の「ハッピーエンド」にも、
  実は彼女の暗躍があったのではないか?




ということだ。
つまり、ここまでのシナリオでオイサンが散々、
印象と妄想、想像を駆使して埋めてきた、
「絢辻さんを幸せにするための物語」、
その、どこかはわからないが決定的な一打に、実はこの「???」が関わっていたり……
するんじゃないかという、恐怖。

昨日の記事を読み返していて、一つ、フッと引っかかったことがあった。

 「もしかして、絢辻さんのスキBestルートで、
  A組の三馬鹿をそそのかして絢辻さんを失墜させようとしたのは……
  黒沢さんじゃなくて、「???」だっていうセンはないか?」

という、何気のない思いつき。

イヤ待テヨ、そんな些細なひっかけだけじゃなくて、もっと、もっと深く、
全てのヒロインにかかわっていたのだとしたら……?

そんな妄想がどんどんと黒い翼を広げて……
その魔の手がBAD ENDを導くならまだ構わない。
その悪意が、「ハッピーエンド」をも導いていたのだとしたら。

絢辻さんに限らない。
薫とのシナリオで見え隠れした「こちらからは見えない事情」や、
七咲、センパイ、物語の端々で、ごく当たり前に
「物語が盛り上がるために挿入されているんだな」
と、ただ物語の偶然の一部として受け止めていた、
幾つかの「影」や「穴」、薄暗い部分。

ギミックだからと、それはそういうものだからと。
お話の上のお約束で、そこは追及してもしかたが無い部分だからと、
深く考えもせずに放置していた「闇」の中に……「???」が潜んで、
いつもほくそ笑んでいたのだとしたら?

プレイヤーたるオイサンからは見えていなかった、
けれど確実に存在した、シナリオの影・穴・引っかかり、
そこにこの「???」が関与していて、
自然に、当然に、流れていったように見えた幸せの軌跡が、
実は彼女の手に、悪意によって作られたモノであったなら。

……こんなに悲しい、こんなに悔しいことはないぞ、オイ!!
それはプレイヤーにとって、


  屈辱


以外の何物でもないじゃないか!
自分の手で探し当てたと思いこんでいた幸せが、
実は他人の手でもたらされたものだったなんて、
そんなの笑い話にもなりやしない。

思いこみ、考え込み、四苦八苦してつじつまを合わせたオイサンは
道化以外のナニモノでもない。



  ???「あなたは気づいていないでしょうけど……
      あたしがいたから、あなたは幸せになれたのよ。
      良かったね、橘君……」



……これは、ホラーだ。
シナリオの内容がじゃない。
シナリオの在り方がだ。

  オイサンと彼女たちの間に生まれた子供……
  その子供が、実は二人のもので無かったとしたら……?
  そんな恐怖だ。

物語の主人公としてのオイサンや、
その心情を共有しているオイサンがではなく、
プレイヤーとして、読み手としてのオイサンが恐れている。
物語から見たときの、メタな存在としてのオイサンが恐れているんだ。

まだ、コレがホントかどうか、オイサンにはわからない。
もし本当だったとして、コレは……ありなのか。
しかもこれは、隠しのシナリオだぞ。

それを知らずに物語を閉じるユーザも多いはずだ。
彼らは、あまりに不幸だ。
手にしてきた幸せな結末が、すべて一人の黒幕の暗躍によるものだったり、
思い描き、信じてきた幸福が、何者かに汚されたあとのもので、
それを知らずに自分がのほほんと、夢のような世界を信じてきただけだとしたら。
これまでの妄想が、妄想の中でもさらに妄想だったのだとしたら。

……なんというか……それはメタのメタ、
「物語からの裏切りと報復」なのではないか。
否……。
物語の、新しい自立」なのかも知れない。
それに引っ掛かり、踊り狂う読み手を見るのは……、
書き手としては、たまらなく痛快だろうけど。
悪趣味だ。

正直、そこまでのことはしないと信じているが……
「絢辻さん」だの、「スキBAD」だの、
尋常じゃないものをてんこ盛りにしてくる、
ギャルゲーという毒のようなぬるま湯の世界に、13年間、
どっぷり浸った連中の考えることだ……油断がならないッ!

全部のルートを回って、ようやく結末が見えるってのは、
まあ、アリだ。
なんか、『街』みたいだし。
でもこれミステリーでも、サスペンスでもない、恋愛ものだぞ?!?

  このシナリオをゴールした時に、オイサンは恐ろしく凹む可能性がある。
  ……と、書いておけば多少の心の準備になるんじゃないかと思って、
  今これを書いている。

正直、このシナリオを進めるのが、すごく恐ろしい。
結末を見たくない、とさえ思うけど。

見えない敵は恐ろしい。
だからそれを克服するために、見るしかない。
最悪の結末でないことを願う。

だけど、……すごいぞ!!
ツライ!
でもすごい!
ここまでドキドキさせる物語のありようが、
ここ10年であったか? いやない!!
だから、だけど、頼む!

  「主人公とXXさんがくっつくのを邪魔して、
   あたしが取って代わってHAPPY END!」

ってくらいの、「かわいらしい」邪魔、って程度であってくれ!!
頼む!



オイサンだったんだよ!
な、なんだってー!!


 

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コメント

■大御所
毎度どうもです! 「夏」を目の前にしてお忙しいんじゃないでしょうか?
わざわざコメントどうもです! 相方さんにもお世話になってます。
もうちょっと進んだらこちらからメッセージをお送りしようと思っていたので、
コメント戴けてびっくりです。

>とうとう隠しシナリオ来ましたねw

いやはや、進度が遅くてお恥ずかしい限り。
でも戴いたお言葉通り、存分に楽しんでますよ!

>そうそう、前に書かれていた、アマガミのテーマは「家族」なんじゃないのか?っていう考察はものすごいイイ線いってます。

あえ、そうなんですか! それは……我ながらビックリ。
半分冗談というか、無理くり持っていこうと思ってた話なので。なんか嬉しいですね。

>ただ、そこにたどり着くための選択肢を間違えると、アマガミという話はまさに闇に飲み込まれます。
>(中略)
>アマガミのオーラスは近いッスよ!

正直、もンのすごいビビりながら進めています。
ゲームをこんなに怖いと思ったのは久しぶり、なんだか気分がファミコンロッキーです。
オーラスといえども、まだメインのナカヨシが5つ丸々残っていますし、
絢辻さんのスキBADを見るまでは死ねません。
アドバイスも戴けたことですし、自分の中の変態と紳士を信じて頑張ります!

コメントありがとうございました!
 

投稿: ikas2nd | 2009年8月 4日 (火) 23時39分

とうとう隠しシナリオ来ましたねw

そうそう、前に書かれていた、アマガミのテーマは「家族」なんじゃないのか?っていう考察はものすごいイイ線いってます。ただ、そこにたどり着くための選択肢を間違えると、アマガミという話はまさに闇に飲み込まれます。でも、ここまで橘さんと一緒に歩んできたプレイヤーならまず間違いなく「正解」である選択肢を選べるはず。何も捻らないで、考えないで、ただ直感で選ぶ。何が大事で、何を切り捨てるか。でも、それすらもきっと光の道になるはず!アマガミのオーラスは近いッスよ!

投稿: にゃずい | 2009年8月 4日 (火) 23時09分

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