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2009年8月17日 (月)

■手帳の中のダイヤモンド -15- 第五部・その3 -更新第283回-



   
『アマガミ』 絢辻さんシナリオ解読企画 「手帳の中のダイヤモンド」 目次
   ◎『アマガミ』 絢辻さん SS 目次リンク



オイサン「あーやつーじさーん、あーそびーましょー」



  ……


絢  辻「あーとーでー」



ふ、フラれた……orz


などと、自前の妄想独り言でも意外な展開に悩まされることがままあります、
オイサンです。
独り言くらい、自分の都合のいいようにやりゃあいいと思うんですけどね。
ホント器用だな俺は。


ここは2次元番外地、「ゆび先はもう一つの心臓」。

株式会社エンターブレインから好評発売中の恋愛シミュレーションゲーム(笑)、
『アマガミ』が誇る至高のメインヒロイン・絢辻詞さんのシナリオを追い求める企画
「手帳の中のダイヤモンド」、
今回こそはその15回目のその3、恋愛編の完結編です。

前回までで、5つの好感度カテゴリー、

  <デアイ><アコガレ><スキ><シリアイ><ナカヨシ>

のうち、<デアイ><アコガレ><スキ>までのシナリオを深く読み解き、
今回は残る<シリアイ><ナカヨシ>の読み解きと、
そして絢辻さんシナリオを一つの物語としてとらえるときの
<ナカヨシ>という結末がもつ二面性と特殊性が描きだす少し奇妙な悲劇についての
オイサンなりの解釈を……マ、皆さんの暇つぶし程度にでもね、
ご披露できると良いかなと、このように思う次第であります。

それでは先ずは前回からの続き、
好感度カテゴリー別の細かいエピソードの読み解きから行ってみましょう。
絢辻さんに、逢いたいかーッ!!

  ぉーっ!!

罰ゲームは、怖くンンないかーッ!!

  ぉーっ!!!

肉体・精神・経済、どれでもかーッ!!?

  ぉー……? ぉ、ぉぉ~っ……。


  ……。


……『アメリカ横断ウルトラクイズ』とか……。
若い人は知らないんだろうなー……。
オイサンも一昨日から晴れて34歳!
橘さんの、なんと2倍だ!



■4) 続・恋するフラグメンツ
      ~各好感度カテゴリーでのエピソード~



  □4)-4 シリアイ--------------------



さて、「シリアイ」。
「シリアイ」は、「デアイ」で何もしていなくとも来られてしまうカテゴリーですので、
基本的には「デアイ」の延長、あるいは少し時間が経って関係がこなれた、
という程度……だと、オイサンが見た限り、思えます。

  というのも、シリアイレベルのイベントは……
  森島センパイと七咲という二人をメインターゲットに据えて進行したときに、
  絢辻さんサブで経験した程度で、メインとなるイベント以外はあまり拾えていないため、
  未経験のイベントが結構あるからです。
  そこだけは正直にお話しておきたいと思います。

主人公が絢辻さんに対して切り込む、或いはその逆という、
互いが互いの領域に対して積極的にアプローチをかけるという場面は、
中核となるイベント以外ではあまりみられません。

またどちらかといえば、
最終ラウンドで絢辻さんが自分から猫かぶりを明かすシーンを除けば、
主人公から絢辻さんに対してステップインする場面が多く見受けられ、
「無自覚に積極的な主人公と、その好意にほだされ、片思いを始める絢辻さん」
という構図が読み取れます。

しかしその分、主人公の価値観と、それに融合することへの抵抗があまりみられず、
「なんだかムニャムニャとやさしい主人公に、
 優しくされ慣れていないこともあって、なんとなく惹かれていく」
という風に見えてしまうせいか……
アコガレでの絢辻さんのような、
「確固たるものと複雑なバックボーンをもつミステリアスな少女」ではなく、
ワリと簡単で安っぽい印象になってしまっています。
それが残念。

核となる二つのイベント……
過労で倒れた絢辻さんを自宅まで見舞う「絢辻さんをお見舞い」と、
絢辻さんが自分から猫かぶりを告白する「猫かぶってるのっ」
……は、どちらももう、タマラン魅力的なイベントではありますが、
その発生までの流れに、若干唐突な印象がぬぐえません。



■絢辻さんをお見舞い
委員に先生のお手伝いにクラスメイトのサポートと、大忙しの絢辻さんが
過労で倒れて早退し、2日ほど学校を休む、というイベントで、
唯一絢辻さんの家に切り込むことのできる貴重なイベントですが、
上でも書いたように、その前後の描写は決して十分なものではないと、オイサンは感じています。

普段以上の多忙さを窺えるようなシーンがなく……
「デアイ」から突然、お見舞いに行くまでに踏み込む主人公の動機がどこにあるのか、
もう一つハッキリしないからです。
あくまでも主人公は、「気付いたことを衒いなく、無自覚にやり続ける謎のラッセル車」
として行動しているだけなのでしょうが……。
マ絢辻さんは、普段からああんだけやってれば、十分スゴイわけですけど。

  ぶっちゃけ、こうして積極的に行動する主人公の気持ちのありどころと言うのは、
  本当に無自覚無軌道で……というか、
  そこにシンクロしていくプレイヤーに任せられてしまうので、
  彼の気持ちの推移を物語的に読み解くことは不可能に近い。作り手の植えつける、
  「お前らはこの子と仲良くなりたいんだろ?
   だったらこの場面じゃこうしかないだろ!」
  という、意図的な衝動のようなものが全てのように思えます。

  ただ彼がその本領、すなわち変態紳士としての性能を発揮し始めると、
  そこにはもう最高の、エンターテイメントエンジンが搭載されていますので
  動機がどうとか必要ない。
  そのギャップに、オイサンなんかはワリと悩まされるのです。

主人公が絢辻さんを見舞うシーンでは、
絢辻さんが他からあまり大事にされていないことが、
他に同級生からの見舞いがないことと無神経な縁お姉さんと、
主人公との対比によって描かれ、
絢辻さんが主人公に心惹かれるに十分なモチベーションを発揮します。

そして、そうやって偽りの自分、意地汚い自分を純朴に信じ込んで、
優しくしようとしてくれる主人公に対して罪悪感を抱き始めたことが、
のちに復調した登校シーンで描かれます。
「いつもの絢辻さんだね!」と無邪気に笑う主人公に、
翳を帯びた笑いで返すことしかできない絢辻さん。

その後の委員の仕事で、主人公からの申し出を素直に受けたり、
てれ隠しを交えながらも引き止めてまで一緒に帰ろうとする態度は、
仄かながらも恋する女の子らしい一面であるのかもしれません。

その罪悪感と恋心の合わせ技一本、そして主人公の純朴な人柄を見込んで、
自分から猫を脱ぐ決心を固めた、といったところでしょうか。

オイサンが印象的だったのは……高橋先生の視線です。
創設祭委員のサポートを決める会で、自ら手を挙げる主人公を
嬉しそうに見つめる、高橋先生の表情が(別段特別なビジュアルではありませんが)、
とても意味ありげなものに見えました。



■ご褒美イベント
この段階での絢辻さんの気持ちを一番きれいに表しているのは……
会話アタックでのご褒美イベントなのではないかと思います。
「主人公のことをどう見ている?」ときかれ、そっと、主人公の背中に身を寄せる絢辻さん。
まだ正面切って本当の姿を見せてあげることは出来ないけれど、距離はグッと近い場所にいる、
ということを言いたいのかなー、と思います。

あとは……やっぱり背中というのは「父親の象徴」のようにも受け取れますので、
暖かな家族的信頼への憧憬、のようなものも、無意識に浮き出てしまったのではないでしょうかね。

そしてそのあと、この上もなく恥ずかしそうに立ち去る絢辻さんが、もう。
下手に過激で性的な表現ではない分、開き直ることも出来ず、
また独特の表現でもあったために本当に心根の部分をさらしてしまったような気恥ずかしさがあったのでしょう。
とっさにこの伝え方を思いつく(ような人格を与えられた)絢辻さんという人物は、
猛烈な頭の良さを期待されて生み出されたキャラクターなのだと思わざるをえません。

二度目以降のご褒美で、
「伝えることが不得手だから」
と、本当の顔も少しのぞかせ始めるあたりが、このカテゴリーでの白眉なのかもしれません。
首筋にツメの一つも立てていけば、より本当っぽいわけですがw

この表現を思いついたのは男性シナリオライター……なのでしょうかね。
すごい発想だと思いますよ。



■猫かぶってるのっ
まあそんななんだかんだで絢辻さんは、何故か自分から、
主人公に対して猫かぶりを暴露しますが。

この「猫かぶってるのっ」のイベントを見ていると一つの不自然さが鼻につきます。
それは、
「主人公に対して嘘をつくのを嫌がっているのも、主人公に恋をしているのも、
 表、つまり猫を被っているときの絢辻さんで、
 裏、スの絢辻さんは実はそうも思っていないのではないか」
という気配が……あまりの切り代わりの極端さから、匂ってきてしまうせいだと思います。

このルートでは、ここまで、猫の絢辻さんとの付き合いがあまりに長過ぎて、
本当の主導権を握っているのはどっちの絢辻さんなのか? ということが、
見ている側にはストンと納得できないと思うのです。

  ちなみにこのイベントで発生する3択の中で、裏の絢辻さんから
  「あなたにうそつくのが嫌だったから」と言われるので、
  それが本音であることはわかります。
  さらに同じ選択肢の中で、目標の話がチラッとだけ出ることも、
  <スキ>への伏線としては面白いですね。

オイサンが絢辻さんに感じる魅力の一つに、
表と裏の他に、裏にも表にも属さない(或いは両方に足を突っ込んでいる)中間の絢辻さんが
キチンと存在する、ということがあります。
そのある意味で「本体」と言える絢辻さんが顔を出すのも、このルートでは
このイベントの3択の中(と、「一方その頃……」モノローグの中)だけなので、ちょっと宙ぶらりん。

お見舞いにも来てくれて、自分のことに気づいて色々してくれようとする主人公と
「ちゃんと」仲良くなりたい一心で決めたことなのでしょうが……
その必死さが、リスクの面が見えないことで伝わりづらいのです。
それさえ分かれば、フツーに恋をしているこのカテゴリーの絢辻さんは、
フツーにかわいいと思うのですけどね。


……。


とまあ、<シリアイ>については以上で、<デアイ>から関係が進展しはするものの、
やはり今一つ、絢辻さんの本音がどこにあるのか、ということはハッキリしないまま
話は進んでいきます。
猫を脱いだ姿を見せることにも、猫を被っていきることにも、
それほど重い意味があることが提示されないまま話が進んでしまうため、
秀才のおふざけのように、見えてしまわないこともない。

それだけ主人公の人格が、絢辻さんにとって特殊なものであるということは
他のルートを見ていれば分かることなのですが、
ここだけを追っているとその重みは読み取れず、
逆に枝葉であるはずのご褒美イベントから伝わる絢辻さんの本気の思いとのアンバランスさに、
混乱の度合いは増すばかりです。

主人公とプレイヤーは、肝心なことを何一つ知らされない。
絢辻さんはウソは言っていないのですが、かといって信じる材料も与えられず、
かなり騙されっぱなしの状態のまま物語は終盤に突入していきます。

……正直これは……かなり、ツライ。

<アコガレ>終盤や<スキ>くらいに、
「是が非でも、たとえ嘘でも、自分だけはこの子を信じてあげないと!」
というモチベーションを持てる展開があれば話は別ですが、
信じて上げられる・上げたいと思えるほどの重みも見せてもらえない。

  モチベーションがあるとすれば、やはり
  「いつもの絢辻さん、ね……」と自嘲気味で伏し目がちに呟いた時の憂いに満ちた感じと、
  背中に感じたぬくもり、なのでしょう。

いつ舌を出されるか分からない状況のもとで、
このバカ正直な主人公にシンクロし続けていくのは、
正直、最初が<ナカヨシ>ゴールだったオイサンは、相当に辛かったのです。



  □4)-5 ナカヨシ--------------------



鬼門、<ナカヨシ>。
そう言い切りましょう。
むずかしい。
こうして考えなければさほどでもなかったかもしれませんが、このカテゴリは本当に難しいと思います。

不連続であるカテゴリ間のギャップを飛び超えなければならない宿命といい、
それが二つ重なっていることといい、制作サイドは大変だったんじゃないかと思います。

そう、この<ナカヨシ>というカテゴリは、今回バラして考えてきた5つのカテゴリの中では特殊です。
それは、<アコガレ><シリアイ>という二つの入口を持っているということから言え、
しかも物語としては、その二つの入口は真逆の意味を持っています。
真逆とは、すなわち
恋に成功したお話の続きなのか、
恋に失敗したお話の続きなのか。
前者が<シリアイ>からのランクアップ、後者が<アコガレ>からのスライドです。

<シリアイ>からは、絢辻さんとの仲が深まることでこの<ナカヨシ>に辿りつきます。
そうすると、この<ナカヨシ>は純粋に「より深い関係を目指す」ステージになります。

反して<アコガレ>からは、何らかの理由でレベルアップのスターが獲得できず……
つまり「手帳の火葬」に行きつくことが出来なかった、
さらにつまり、「絢辻さんの心の頑なさを溶かすことが出来なかった」場合に辿りつく、
モ一つつまり、「突っ込みきった関係になりそびれた関係を、如何にしてやり直していくか」、
という再生のステージになるわけです。

当然そこでは、主人公の感情も、絢辻さんの感情も、
それぞれの場合で異なる意味を持たざるをえません。

そしてその二面性、悪く言えば「どっちつかず」であることが原因で、
絢辻さんが恋する気配というものが、相当に薄まっている気が……オイサンはするのです。
無理もありませんが。
ラブビーム全開でやってしまったら、どちらかのシナリオが完全に分断されることになってしまいます。

勿論、シナリオそのものの性質の影響もあります。
シナリオのメインストリームが絢辻さん自身の問題ではなく、
創設祭委員問題であることが、絢辻さんを才女・戦う女として強く印象付けていると言えます。
己を見せず、ただ静かに一人戦い続ける絢辻さん。
目標に向けて頑張り続け、張りつめた中に主人公に安らぎを求めている
……そんな印象がとても強い。

  ……ただその分、オイサンの好きな絢辻さんが多く描かれるのも、
  実はこのルートです。
  自分のためとは言いながら、実は人への敬意や感謝を忘れない。
  自分の正義を疑わず、逃げず、媚びず、屈しない、強く美しい絢辻さんです。
  実はただのサディストではない絢tsおおっと誰だい跳び箱なんて投げつけるのは。

そのため、オイサンは今にして思えば、
「<ナカヨシ>の絢辻さんは、果たして恋をしていたのか?」
と思うこともあります。

まあ、各デートでの絢辻さんの振る舞いなんかを見ていれば、
それは確実に「している」と言っていいのでしょうが、
ピンポイントのラブなイベントと、メインストリームのシナリオとで、
随分その感情は分断されているように思えます。

その辺のことに意識を傾けつつ、
このカテゴリでの絢辻さんの恋の物語について、拾っていきたいと思います。



■斥候
冒頭から、絢辻さんは……ある種、敵対行動に出ます。
主人公の弱みを握ろうという、斥候。

  ちょっと面白いと思うのが、その枝葉の中で、
  「美也が主人公のために必死だった」という一節が混じるあたりでしょうか。
  これは後々の、美也ルートの伏線なのか?……と勘繰っています。

それを主人公に咎められて絢辻さんは反省し、主人公に切り離されずに済んだことを
「よかった」と喜びます。
これが恋の一面なのかは、ちょっと怪しい気がします。

それよりもこの場面でオイサンが重要だと思うのが……
……これはあくまでも仮説のようなものですが。
この時点で絢辻さんは、「主人公と自分を似た者同士だと認識した」のではないだろうか、
ということです。

この件で絢辻さんは、2年前、主人公に起こった出来事と、
そのトラウマによって主人公が、異性を好きになれない、人を好きになることに
踏み出せなくなったことを知るわけですが。
「手帳編」の中でオイサンのたてた「手帳の中身の仮説」、
そこで絢辻さんは、「人を簡単に信じない」誓いを立てています。

  仮説そのままではないにしても、
  手帳が「人を信じることに対して頑なであることの象徴」であり、
  <ナカヨシ>に来るということは、その問題は未だ解決していないはずですから。

その自分と、主人公の姿とを重ね合わせたのではないかな、ということです。
そこで人知れず、主人公とその問題を共有した絢辻さんは……
その解決に乗り出そうとする、という流れを持っているのではないかと、考えました。

  ……どうでもよろしいが、
  「対人のエキスパートが完璧にサポート!」と言った後で
  「い、言っちゃう」
  と照れる絢辻さんが、たまらなく好きです。
  名塚さんはすごいなあ。

  ……さらにどうでもよろしいが、このゲーム、結構誤字が多いですよな。
  「半面( ← 反面)」とか、「手荒い場( ← 手洗い場)」とか、「主動( ← 主導)」とか。
  微妙なものも多いですが、たまーに見つけると、気になってしゃあない。
  なんか、それを言ったキャラが頭悪く見えてしまうので、気をつけてもらいたいものです。



■ツリー事件関連
<ナカヨシ>では、全体をツリー事件という一本のシナリオが貫通しています。
そのメインストリームの中では、絢辻さんは殆ど恋をしている暇がありません。
なので、<アコガレ>や<スキ>でのように、複雑に見え隠れする感情表現というものは
殆ど見受けられません。

ホテルで市の議員とやり合うとき、「主人公に近くにいて欲しい」という場面や、
黒沢さんとの対決シーンで、「今後はあたしたちに一切ちょっかいを出さないで」という場面。
そして「あなたとあたしがいい関係だって見せつければいいだけ」のお言葉。
水族館でのデートと、ラストのクリスマスパーティへのお誘いと、デート。

主人公を頼ったり、二人で関係を築いている、という自覚について見受けられる場面はありますが……
今一つ、主人公が「安らぎを求められている感」が希薄な感があります。
このカテゴリでも、絢辻さんが主人公に恋や安らぎを求める主戦場は、
会話モードでのご褒美イベントである印象が強い。

ツリー事件の展開の中でも、主人公を頼ったり甘えたりする場面よりも、
コマとして利用するシーンの方が目立ちます。
主人公は、絢辻さんが「より強い絢辻さん」へと完成していくのを、
近い場所で見守る役目を負っていて、
そのために、上で挙げたようなかすかな恋の気配も、どちらかといえば
「主人公を近くに置いておくための撒き餌」のように見えて仕方がないわけです。

最終的にツリー事件は、黒沢さんの横(?)恋慕というタネ明かしを見るために、
この政争のようなドタバタを「黒沢さんと絢辻さんによる主人公の奪い合い」という
恋模様的な画として捉えることも出来なくありませんが……
それもなんというか……感情的には無理がある。

むしろ黒沢さんの方が、もちろんキタナイやり口に賛同出来るわけではありませんが
(そっちの味方をするとドエライ目に遭うのでゼッタイイヤですが)、
純粋な好意や純朴な反応が垣間見える分、恋の気配は濃く、かわいい。
黒沢さんの眼前で主人公との仲睦まじい姿を見せつけて、相手の動揺を誘う絢辻さんなんてのは……
ホント、ひたすら利用され倒しているだけで、好意がそこにあるのかもわかりません。

絢辻さんが言うように、二人が「いい関係」だと言えるだけの
確定的な材料はない、とオイサンは思います。
<シリアイ>から流れてきた場合は言わずもがな、
<アコガレ>から来たのだとしても、「契約のキス」を交わしていれば分かりますが、
それ以前の段階でイベントが途切れていれば、
絢辻さんが自分からそこまでのことを言い出す関係であるとは言い難い。

これが、何も知らずに<シリアイ>から上がってきた展開であったなら、
「まあ絢辻さんって人はこういうひとなんだろう」と思うことも出来そうですが、
<アコガレ>で一度失敗をしてから来た場合であれば、
良い関係を築き損ない、挙句に政争のタネに利用されまくるという、
ある種試されるづけるような、
「絢辻さんは本当に、まだ僕のことを好きでいてくれているんだろうか?」
という疑念と戦い続ける展開になります。
これは意外と辛い。

合間に挟まる水族館でのデートで、絢辻さんの感情が随分フォローされるので、
その辺で溜飲が下がる感じはあります。

  ……ちなみにオイサンは、初回のプレイで、
  絢辻さんアイコンにイベントナンバーが点灯しているのを完全に見落として
  この休日デートをスルーした大ヘタレです。笑って戴いて結構。

あとは恋の気配については、
<ナカヨシ>に入ってからご褒美を幾つ拾ったか、に預けられます。
その分、<ナカヨシ>のご褒美は面白く、刺激的なものが充実していて
二人が距離を狭めていることを実感できるのですが。
多分、印象を強めるためにこういう配置にしてあるのでしょう。

  ……これを書きながら片っぱしから見直しましたが、
  オイサンはもう、脳みそがショートしそうです。
  中でも「いいキスだったね」のイベントはもう……珠玉の一石ではないかと。
  見ているだけで脳みそがジンジンしびれますよ。

しかしこれらも、シナリオの進行とは無関係な任意のものばかりですので、
肩すかしをくらう可能性も多分にある。
マその辺はゲームというメディアの宿命ですんで、しゃあないですけどね。

このナカヨシの中で、オイサンが一番シビレるセリフが……

  「そしてあの子は、あたしの逆鱗に触れた」

……なかなかね。
言えるもんじゃありませんよ。
完勝し、敵を完膚なきまで叩き潰した人間だけが言える言葉ですね。
カッコイイです。絢辻さん。



■エンディング・クリスマスデート
ラストはここまでの鬱憤をコレデモカと爆発させる、クリスマスデート。
基本、絢辻さんは表の顔で対応しますが、
それは多分声のトーンやいざというときの対応くらいのもので、
心根の部分はこれが絢辻さんの本性なのだろう、ということが伝わってくる暖かな展開です。

1時間も前から、主人公を想いやって待つ絢辻さん。
後輩から頼られ慕われ、気を使ってもらえる絢辻さん。
お人好しの主人公に寄り添って、ヒドイ目にあう絢辻さん。
「いいのよ。こういう方が私達らしいもの」という絢辻さんと主人公のコンビは、
本当に幸せそうに映ります。
映るのですが……。

<スキ>で見せる家族への影や、
未だ解決を見ない、手帳に閉ざされた頑なな心が果たしてどこへいってしまったのか。
初回のプレイで<アコガレ>から流入してきたオイサンは、
このときひたすら不安だったのを憶えています。
一体、いつ舌を出されるのかと。

結局はそういう展開はないために、
「こうして人と交わることも、裏表関係なしに、絢辻さんの幸せの一つなのだ」
というような結末が描かれているのですが、それでも最後の最後で絢辻さんが口にする、
「あたしには、あなたがまだ知らない一面がある」
「あなたは、あたしにとっての鍵」
という言葉、そして闖入する縁お姉さんの存在が、
やはり<スキ>で語られる物語が絢辻さんの真実なのだと物語ります。

幸せそうに、あまりに幸せそうに見えるけれども、
家族への思い。
手帳に閉ざした頑なさ。
その二つを抱えたまま、絢辻さんはこの場に立っている、
主人公と、これからそれらの問題に立ち向かっていこうとしている、
まだまだ戦いの途中なのだと思うと……胸が締め付けられるような苦しさを覚えます。



……。



以上が、オイサンが読む<ナカヨシ>における恋の真実、です。
中途半端な成功からの発展、あるいは、失敗からの再生という二面性。
疑念の中でさまよい続ける主人公と、それを知ってか知らずか、利用し続ける絢辻さん。
そして、未解決の問題を抱いたまま、幸せを手に入れる絢辻さん。

……これって本当に幸せな結末なの? と思わずにはいられませんが、
そこを強烈なEpilogueがフォローすることで、この物語は完成します。

引き続き、<ナカヨシ>と<スキ>、二つのEpilogueに見られる幸福感の正体について、
勘繰ってオシマイにしたいと思います。



■5) 時のてこ作用
     ~<スキ>と<ナカヨシ>、エピローグに見る幸福感の差分~



さて、<ナカヨシ>のエピローグで描かれる絢辻さんの幸福感は、
ハッキリいってこれ以上はないものです。
10年の時が経ち、主人公と結ばれて子供もいる。
頑なさも消え、ずっと手に入れたかった暖かな家族を手に入れた、絢辻さんの姿です。

  ……自慢の黒髪を切ってしまっていて、オイサンは若干しょんぼりですが。
  なんで切っちゃったんだよう。

このエピローグを見る限り、絢辻さんは<ナカヨシ>からの展開の後でも、
最終的には手帳を捨て、素の自分で生きる決意をしたことが見て取れます。
ですからオイサンは、<ナカヨシ>も<スキ>も、最終的には同じ未来に繋がっている、
と考えています。

<スキ>においては、『アマガミ』本編の6週間という時間で、
過去の払拭と自己の開放という革新、二つの大工事をやらかしているため、
その終盤の展開はもう怒涛のごとくです。
反して<ナカヨシ>では、本編終了までの期間には、過去の払拭も自己の開放も実現されません。
描かれるのは、これまでの生活の延長の中で、絢辻さんが主人公という「触媒」を入手するところまで。

<ナカヨシ>の絢辻さんは、そこからさらに長い時間を使って、
その二つの工事をゆっくりと進めていったのでしょう。
それを如実にあらわすには、ナカヨシのエピローグをああいう絵にするしかなかったのではないか、
というのがオイサンの考えです。

逆に<スキ>のエピローグは、本編終了直後が描かれているために、
その先の未来が見通せず、不安定で不安に満ちたように見えるのですが、
問題の多くが解決されているのですから……オイサンには、戦いの日々でこそあれ、
明るい未来の約束されたエピローグに映ります。

  ……なんというか、<ナカヨシ>では「10年後」という遠い未来を幸せに固定してしまうことで、
  とても大きな安定感を約束してしまっているために、
  「すごくハッピー」な感じを、心理的に生み出しているように思えます。
  逆に、<スキ>はごく近い未来しか描かれていないために、
  「何が起こるか分からない感」が生まれ、不安を感じさせます。

  ワリバシを2点で持つことを想像してみて下さい。
  一点は必ず端っこを持たねばならないとした時、もう一点をどこを持てば安定するか。
  <ナカヨシ>ではもう一方の端っこを持ち、
  <スキ>では、今持っている一端の、すぐそばを持ってしまった。
  ……そんな程度の違いだと、オイサンは思うのです。


そんな中、一つ、不安定な要素として残るのが「目標」です。


目標について考えてみると、
<スキ>エピローグの絢辻さんがその後目標をどう考えたかはわかりません。
しかし恐らく、先の記事でも書いたように、会話モードでの彼女の考え方や目標というものに対する意識、
本編中での振舞いを鑑みるにつけ、主人公という安らぎの場を手に入れたとしても、
彼女は「目標」を諦めたり、捨てたりすることはなかったものとオイサンは思います。

<ナカヨシ>での彼女は、かたくなさ……
自分の過去や、家族に対するわだかまりを一切解消できていないので、
目標を捨てたわけがない、と考えられるのは明白です。
それをなくしてしまえば、問題が解決することはないのですから。
その後手帳を捨てるにせよ、捨てないにせよ、
それまでの時間のなかでも、目標の実現にまい進していったことでしょう。

こうして考えてみると、絢辻さんの未来像について、
重要なパラメータは、「過去の払拭と自己の開放の達成」と「目標の達成」
であることがわかります。
そしてそれらは、<スキ>と<ナカヨシ>それぞれの未来で、以下のような振れ方をすると思います


 <スキ>
  未来1) 過去の払拭・自己の開放を実現した 目標を達成した
  未来2) 過去の払拭・自己の開放を実現した 目標を達成していない

 <ナカヨシ>
  未来3) 過去の払拭・自己の開放を実現した     目標を達成した
  未来4) 過去の払拭・自己の開放を実現していない 目標を達成した



お分かりでしょうか。
<スキ>では、
「過去の払拭・自己の開放」の要素は本編中で解決されるので、「実現される」で固定。
「目標」については、解釈は流動的。

<ナカヨシ>では、
「過去の払拭・自己の開放」の要素が流動的です。
「目標の達成」については、本編中で解決されるわけではありませんが、
先に書いたように揺らぐ要素も見受けられないので、「達成」で固定となります。

オイサンの解釈では、絢辻さんという人物像から推測するに、
どちらも同じ、最良の結果に繋がる(すなわち上の組み合わせの 1)か 3))ので、

「<スキ>から発生した未来と<ナカヨシ>から発生した未来、
 10年後にはどちらがよりが幸せか?」

という質問について答えは「どちらも同じ」だと思いますが、
早い段階で(本編中で)全ての問題が解決する「スキ」の方が絢辻さん個人にとっても、
主人公との二人の関係と考えても、より良い結末であると思えます。

本編終了直後のことを思えば、
<スキ>の結果生まれるのは、「強いけれども張り詰めていない」絢辻さんで、
<ナカヨシ>でのそれは、「強く、そして張り詰めた、それゆえに脆い」絢辻さんなのではないかと
感じます。

かたくなさをすて、自己の開放を実現した<スキ>後の彼女は、
その気高さと聡明さにあわせて、しなやかさを備えることになるでしょう。
無論、その気性から敵も少なくはないでしょうが、
主人公という帰る場所も備え、死角は見当たりません。

<ナカヨシ>後の絢辻さんには、主人公という帰る場所こそあれ、
頑なさや、戦い続ける負けられない思いなどが残ります。
それゆえの緊張感が、未だ残るように思えるのです。

<ナカヨシ>では、その不安感を払拭するためのあのエピローグであり、
<スキ>ではそこまで描く必要がなかった……
そんな風に、オイサンは思っているのです。

……マ、それもこれも、「スキ」と「ナカヨシ」が同じ未来に繋がっている、
絢辻さんが同じ人格の持ち主であるという前提の上でのお話なんですがね。



■Closing



さて、タイヘン長らくお待たせしてしまった
「手帳の中のダイヤモンド・第五部・恋愛編」も、
これにてフィニッシュです。

正直、お待たせしただけの実があったかどうかは我ながら不安ですが、
マ書こうと思ったことは大概書けたかなあと思っています。

一応あと、総括とオイサン自身の所感のようなものを、
マ簡単にですけどやろうと思っていますが、こちらは内容を読み解くようなものではない、
オイサンの個人的な思いの羅列になってしまうと思うので、皆さまにはほどほどに。

いずれにしても4月からこっち、ずーっと『アマガミ』っぱなしです。
夏休みまで引っ張るとは思ってもみませんでした。
ゲーム本編も終わっているとは言い難い状況。
しかしそれがこんなに幸せなことだとは、また、思いもよりませんでした。

ずーっと絢辻さん絢辻さんの一辺倒でやってきて、
他のヒロインたちにはあまり目もくれずにやってきたのですが、
最近になってようやく、他のヒロインの良さも分かってきた感じです。

マまだまだ、色々とね。
やれることが残ってそうな感じで、ということでヒトツ。



  次回、「手帳の中のダイヤモンド」、第六部!
  『オイサンの独り言』!!



輝日東の冬は、終わらない!!



オイサンでした!






 ◆『アマガミ』絢辻さんシナリオ解読企画 「手帳の中のダイヤモンド」 目次
    01 前口上
    02 序文・絢辻詞という「少女」
    03 第〇部 物語のアウトライン 

    04 第一部 学校生活編 PRE STORY (SS)
    05 第一部 学校生活編 その1
    06 第一部 学校生活編 その2

    07 第二部 「目標」編 PRE STORY (SS)
    08 第二部 「目標」編

    09 第三部 家族編 PRE STORY (SS)
    10 第三部 家族編

    11 第四部 手帳編 PRE STORY (SS)
    12 第四部 手帳編 その1
    13 第四部 手帳編 その2

    14 第五部 恋愛編 PRESTORY その1 その2 その3 (SS)
    15 第五部 恋愛編 その1 その2 その3
    16 第六部 終章 PRE STORY その1 (SS)

    ◎『アマガミ』 絢辻さん SS 目次リンク



 

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コメント

■関東の塾講師さん
お返事遅れました、すいません。

> 白状しますと、オイサンの考察に挑戦した割には、アマガミをそれほどにはやりこんでいない自分がおります。

なんとおっしゃいますやら……消化率ならオイサンよか全然上じゃないすか。
やべえ、死にそうです。
精進します。

> なので正直、オイサンに実りのあるアマガミ談義にはできないと思います。

というか、『アマガミ』の話もともかく、フツウに雑談とか、
国語の話とか、お話の読み方の話なんかをしたい・聞きたいなあという
オイサンの勝手な要望です。

> もしそんなワタクシメでよろしければ、是非に。

というようなことなので、多分センセがうってつけ。
よろしくお願いします。

> 泣きながら、200海里ほど泳いで遠ざかります。

海里とか。
久しぶりに聞いたぜ……。
経済水域でしたっけか……。

> まあ何にせよ、9月頭くらいにメールは送らせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

Oui,お待ち申しあげております。
夏の残り、生徒さん達のためにも頑張ってあげて下さい。

> みなさま、全国の塾講師がこんなだと思われませんよう、くれぐれもご注意願いまする。

中学の時の美術の先生が、
「教師なんてのは半分は変態で半分はキチガイだ」
って言ってました。

> ……名前変えようかなぁ。

あ、分かるようにしてもらえれば、それも全然OKですよ。
ほなまた。

投稿: ikas2nd | 2009年8月24日 (月) 22時40分

毎度どーもです。

>なんならチャットですとか、直にお会いしてお話するというのも面白いかと思いますが
>いかがでしょうね?


いやぁ、私だけが楽しそうなイベントですね、それ。(苦笑)


白状しますと、オイサンの考察に挑戦した割には、アマガミをそれほどにはやりこんでいない自分がおります。
各キャラも、綾辻さんと七咲以外のキャラは「好きBEST」「好きGOOD」「好きBAD」しかクリアしていません。(しかも2人同時攻略、各キャラ1回のプレイで3つのエンディングを見たので、全く愛着が湧かない(汗))
隠しキャラもデータ飛ぶのが怖くて、まだ未プレイです。orz
なので正直、オイサンに実りのあるアマガミ談義にはできないと思います。

が。

もしそんなワタクシメでよろしければ、是非に。
「ケッ、そんな奴に貴重な時間使ってられるか!ボケッ!!」と思われたなら、遠慮せずにおっしゃって下され。
泣きながら、200海里ほど泳いで遠ざかります。


まあ何にせよ、9月頭くらいにメールは送らせて頂きますので、よろしくお願いいたします。


>にぃには、本当に変態さんだねぇ~……。

全くです。
ただ、私は 特 例 中 の 特 例 ですので、
みなさま、全国の塾講師がこんなだと思われませんよう、くれぐれもご注意願いまする。

……名前変えようかなぁ。

投稿: 関東の塾講師 | 2009年8月23日 (日) 01時27分

■鋼の塾講師さん
> 特に「背中は父親の象徴」の件は、恥ずかしながら全く頭になかったご意見でしたので、ひたすらに感心をしておりました。

あー、その辺は……妄想の域を出ないことですので、
ほどほどに受け取って戴けると幸いです。


> もし許可を頂けるのでしたら、先日の「契約」の件も含め、メールにてコメントさせて頂ければと考えておりますが、いかがでしょうか?
> ……まぁ、どちらにしましても、夏期講習が終了するまでは、お待ち頂きたい今日この頃でござりまする。

こりは魅惑的なお誘い。是非とも、お願い致します。
なんならチャットですとか、直にお会いしてお話するというのも面白いかと思いますが
いかがでしょうね?

いずれにしても、メールお待ちしてます。
先ずは本業に障りのない程度にw


> 許可も頂いたことですし……


> 君が泣くまで、僕はストーキングをやめないっ!!


……。
にぃには、本当に変態さんだねぇ~……。

投稿: ikas2nd | 2009年8月21日 (金) 08時25分

毎度どーもです。

>「恋愛編」の枠に入りきらない話になってしまってどうしようかと思っています。
>どうでしょう、納得いただける感じになってますでしょうか?
>忌憚のないところをぜひ、聞かせてもらえたら嬉しいです。

分析自体は、おもねるわけでも何でもなく、感服の至りです。
特に「背中は父親の象徴」の件は、恥ずかしながら全く頭になかったご意見でしたので、ひたすらに感心をしておりました。
国語専門といっても、所詮はこの程度です(笑)

ただ、私が受けた印象と多少ズレのある部分が、ないわけではありません。
しかしそれは今回の分析に対してというよりも、オイサンが「恋愛編」の枠に収めきれなかったように、綾辻さんに対する印象の出発点の違いからくるものだと思っておりますので、語り始めるとまたなが~くなります(苦笑)

もし許可を頂けるのでしたら、先日の「契約」の件も含め、メールにてコメントさせて頂ければと考えておりますが、いかがでしょうか?
……まぁ、どちらにしましても、夏期講習が終了するまでは、お待ち頂きたい今日この頃でござりまする。


>往生際が悪くない程度に、何かやりたいと思います。

これはうれしいお言葉。
これからも楽しみにしております。
そして、

>引き続き、ストーキング行為wをお願いします!!

許可も頂いたことですし……


君が泣くまで、僕はストーキングをやめないっ!!

投稿: 関東の塾講師 | 2009年8月20日 (木) 01時12分

■関東の塾講師さん
毎度感想ありがとうございます。

>第5部終了、おめでとうございます。
>お疲れ様でした。
>この詳細な分析を、よくぞここまで……
>2次小説もふくめ、まさに愛の成せる業ですよね(笑)

いやあ……ねえ。
「恋愛編」の枠に入りきらない話になってしまってどうしようかと思っています。
どうでしょう、納得いただける感じになってますでしょうか?
忌憚のないところをぜひ、聞かせてもらえたら嬉しいです。
なかなか身近にいないもんで。

>次回第6部で最終回ということでしょうか?

えーと……わかんないですw!
「手帳の中のダイヤモンド」としては一区切りにするつもりですが、
長引いたせいで思いいれもありますし、
新しく見えてきたこと、最初の方で書いたことに対するセルフ突っ込みも
出てきています。
往生際が悪くない程度に、何かやりたいと思います。
本編に寄るのか、もっと囚われない感じでいくのか……。

もともとがただの日記blogで、
この先暫くも頭の中は『アマガミ』ッぱなしでしょうから、
『アマガミ』の気配が失せることはないと思います。

>ストーカーの如く張り付いてご迷惑をおかけしているような身としては寂しくもありますが、
>最後まで頑張ってください。
>楽しみにしております。

引き続き、ストーキング行為wをお願いします!!
オイサンもアクセス解析を眺めてニヤニヤしてますんでw
読んでくれる人がいると、やはり気合が違います。
絢辻さんみたいに、一人でも戦い続けられる強さが欲しい!

■tomozouさん
感想ありがとうございます。
オイサン自身、最初のプレイで分からないことだらけで、
それをどうにかマジメに考えたくて始めたことなので、こういう風に言って貰えると嬉しいです。

ですが、これはオイサンが主観的に感じた印象や、ない頭を絞って想作した内容ですので、
哀しいかな、あくまでも「オイサンの中の絢辻さん像」なのですね。
実際、ヨソでレビューや感想・解読をやってる方々とは食い違っているところも多々あります。
それに、内容として意外性があるとか、お話として面白いものかといわれると、さほどの自信もありません。
ワリとテンプレートの中に収まってしまうレベルだと思っていて、
やっぱプロってなスゲエや、と打ちのめされる毎日です。
まあ、『アマガミ』自体は日常のお話なので、それで良いのかも知れませんが。

  ……イカン、この辺の内容は、次回の第六部で書くことだw

マそんなことですので、皆さんがどう考えたか、感じたか、読み解いたかということも、
是非、聞いてみたい、というのが正直なところです。
なんかないですかね?
モチロン、オイサンの考えたことに対する、反論や違和感などでも全然OKですし、
見落としへの指摘は大歓迎です。
理論的でない感情的なコトバであっても。
自分のだって、そんなに、キチンとした説得力があるものだとも……
自分で思えない点も多々ありますんでw
ええ。

せっかくのこんな世の中、黙ってるのはもったいないんじゃぜ?
みんなで、本当の絢辻さんを見つけてあげたいんじゃぜ?

>今後も期待して、見させていただきたいと思います。

>輝日東の冬は終わりませんね!!

そうですねえ……終わらせたくない、どう整理をつけて良いか分からない、
というのが、今の素直な気持ちです。
引き続き、がんばりたいと思います。

オリジナルな絢辻さんに
「……何よ。あたしのこと、結構よく見てんじゃない」
とか、
「ば……バッカじゃないの!? あたしこんなこと考えてない!!
 勝手なイメージ押し付けないでくれる!?」
とか!!
言ってもらえるその日まで!!

投稿: ikas2nd | 2009年8月18日 (火) 12時20分

考察、見させてもらいました。
すごいっす。いろいろと補完できるので非常に助かります。絢辻さんルートは暗喩的な表現が多いような気がしまして(手帳関連は特にそのように感じますし、綾辻さん自身がそのような表現を好む事のたとえなのか)、一見すると意味が理解できないような部分があったのですが。続きで拝見させてもらうとなるほどねー、と思うこと多々でして…ありがたいです。
今後も期待して、見させていただきたいと思います。

輝日東の冬は終わりませんね!!

投稿: tomozou | 2009年8月17日 (月) 10時56分

第5部終了、おめでとうございます。
お疲れ様でした。
この詳細な分析を、よくぞここまで……
2次小説もふくめ、まさに愛の成せる業ですよね(笑)

次回第6部で最終回ということでしょうか?
ストーカーの如く張り付いてご迷惑をおかけしているような身としては寂しくもありますが、最後まで頑張ってください。
楽しみにしております。

投稿: 関東の塾講師 | 2009年8月17日 (月) 01時56分

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