« ■傷ついて、だから輝くものもある。 -更新第242回- | トップページ | ■Ryoko & Kana 's Sweetも甘いも噛み分けて! -更新第244回- »

2009年6月29日 (月)

■しみじみサンシャイン -更新第243回-

『エヴァンゲリオン 新劇場版・破』が公開になってたんですね。
オイサンです。
機を見て見に行きます。……ホトボリの冷めた頃に。
ホトボリ?

  いきなり脱線。
  「ホトボリ」ってなんだ?
  と思って調べてみたら、余熱のことだったんですねー!!
  びっくり。
  ていうか軽い感動。
  日本語って豊かだなあ。


================================================================
■■■━ それは、ふり注ぐ陽射しのように ━■■■
----------------------------------------------------------------
アスミンこと・阿澄佳奈さんがブログで、
「今でも『ひだまりランナー』をたまに聴きます」
と書いてたのを見て。

なんとなく、『?でわっしょい!』を聴き返してみて、
さらに『スケッチスイッチ』を聞き返してみた。

■?でわっしょい



なんとなく、本当になんとなくなんだけども、
『ひだまりスケッチ』のインパクトは決して強烈なものではなかったけれど、
オイサンにとっては一つ、
こちら側の世界に帰ってくるための道しるべみたいなものだったなあ、と……
今更ながらに感じたので、その思いをつづっておこうと思う。



  ■はじまりの陽射しはさりげなく



オイサンにとって06年はタイヘンな年で、
丸一年、オシゴト以外何も出来ない、
ロクに寝ることもままならない日々だった。

  ただまあ、オシゴトとしては大変なりに良いメンバーに恵まれ、助けられ、
  苦しくも楽しく、実りある年だったんだけど。

その期間には、そんな状況でなければもう少し良い出会いになったに違いない、
『ペルソナ3』や『キミキス』などの作品群とのすれ違いがあった。

  マそんな状況下でも、
  『まじぽか』とか『陰からマモル!』とか『オトボク』とか、
  比較的ゆるいものに対してはそれなりのスタンスで
  接することが出来たのだけれど。

そうした「自分の中心に位置するハズだったものたち」と
真正面から向き合う機会を逸してしまって、
オイサンのオタクなハートは多分、弱り気味というか……
かなり枯れ始めてしまっていたんだと思う。
その当時は、あまりそんな気はしていなかったんだけど。

  「今まで歩いてきた道を随分外れてしまった気がするけど、
   これから先はどっちに向かって歩けばいいだろうか、
   もとの道に戻るにはどういけばいいだろうか……」
  そんな感じ。

そんな生活も終わりに差し掛かった07年の1月に、
やっぱり真夜中に、家に帰ってつけたテレビで鳴っていたのは『スケッチスイッチ』。
正直、今となってはこの曲の、何がそんなに響いたのか、
何に捕まってしまったのかは分からないのだけども。

 ■スケッチスイッチ
 


 当時の日記を見返してみても、多分当時の本人にも分かっていない。

だけどもよく記憶しているのは、
とりあえずのべつ幕なし、新年からの新番を録画予約に入れておいたビデオデッキ、
オシゴトから家に帰りついて、さあてそろそろ寝るべえ、と思ったタイミングで
彼がウィーンとうなり出したのを見て、
何か録ってたっけな、と思ってテレビをつけたコトと、
元気のある前奏と、そこに重なったノーテンキなまでのクラップを聴いて、


 ♪ ア・ノ・ア・ノ どんな色が~……


テレビのハタに座り込み、それが流れ終わるまで、じっと聞き入ってしまったこと。
「そうじゃないんだよ、ソウでいいんだよ」
の歌詞が、妙に耳に残ったこと。

今見返しても一話目としては意味が分かりにくいあの話をやけに面白く感じて、
くたびれてたはずなのに本編もリアルタイムに見終え、
『芽生えドライブ』って、どういう言葉なんだ? と思い、
やっぱり気になってもう一度ビデオで見てみて、
翌朝、オープニングだけを二度ほど見てからオシゴトに行って、
帰ってきてからもう一度一話を全部見たこと。

……その流れは、自分を外から見ていたもう一人の自分がいたように、
鮮明に憶えている。



  ■木漏れ日は揺らめき続けていた。



そこから先……今に至る2年間も、
なかなかもとの道に復帰することが出来ず、色々と迷うことがあったわけですが。

そんなことがありつつも、第一期が放送された3ヶ月間はぽわぽわと過ぎ去り、
その内容のあまりにフツーだったこともあって、
なんというか、今『アマガミ』に感じるような、高いエネルギーや、創作への情熱や、
作品への評価や議論のようなものが自分の中で盛り上がることも無く。

  ……そのせいで、作品に対する「恩」のような感情を実感するには
  随分と時間がかかってしまった。

ただ延々、サントラやドラマCD、
そして何より、月イチというペースではありながらも、
『ひだまりラジオ』がオイサンの心を繋ぎ止め続けてくれた。
コレは本当にありがたかった。
アスミンとゲストが織り成すやさぐれトークは、
明るくまろやかに、ときにアグレッシブに、ホントに心に染み渡った。

そして第二期、『×365』。

ひだまりスケッチ×365 Vol.1 【完全生産限定版】 [DVD] ひだまりスケッチ×365 Vol.1 【完全生産限定版】 [DVD]

販売元:アニプレックス
発売日:2008/09/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する


制作発表のあったイベント「超ひだまつり」開催時、
オイサンはこれまたオシゴトでアメリカにいたので何も出来なかったのですが、
Webでイベントレポを見て、うめてんてーが歌う前に言ったという

  「出来る限りのことを、精一杯やらせていただきます!」

という言葉に、ホテルの部屋で涙が流れた。
すげえや、うめてんてー。
スタジオでプリン食ってるばっかじゃないんだな。



  ■そして陽射しはひだまりにかわる。



今こうして、オイサンは『アマガミ』にものすごいエネルギーを感じ取って、
どうにかこうにか、人並みのエネルギーを取り戻すことに成功しています。

でもそれは、もしかすると『ひだまりスケッチ』という下地があったから、
あの4人がオイサンの中の枯れかけた土地を見つけて丹念にたがやし、
地ならしをし、種を蒔いておいてくれたから出た芽なんだなあ、
ということを、強く感じずにはいられないです。

  「こっちだよ」と。

『アマガミ』のWebラジオで、アスミスシンタス
『ひだまりラジオ』の第3回と同じようなノリでぎゃーぎゃーやっているのを聴くと
ホントそう思う。

今まで。
オイサンが愛してきた、オイサンを愛してくれた作品で心に深く残っているものというのは、
基本的に強烈なパンチ力でどこかに穴をあけるようなものが多いので、
心の端々にはその彼らがあけた穴に、彼ら自身が居座っている感じがある。

だけれども『ひだまりスケッチ』はそれとはちょっと違っている。
ピンポイントに、大きな穴を空けるものではなくて、
心全部をカバーするように広げられた、大きなビニールシートのようなもの
……の、ような気がする。

そしてその四隅にはあの4人が座っていて、
絵を描いたり、ごろごろしたり、お茶飲んだりゴハン食べたり。
……自分の心の中に、そんな気配を感じるのです。

あの晩に、あの歌を聴いていなかったらどうなっていただろう、
また少し、違うその後だったに違いないと思います。
また違う作品が同じような役割をしてくれたかもしれない、というのはあるでしょうが……
すれ違ったものと、また同じ気持ちで出会うことっていうのは、本当にないから。

  まあ、また一つ、いわゆる「まっとー」に生きるための、
  生き直すための機会を逸した……と言われれば、
  そういう見方も出来るんだけども、
  オイサンがそれを望まない以上、やっぱそれは違うわけで。

あのとき、へたれきっていたオイサンのオタクな心をポンポンとノックして、
イキナリは無理かもしれないけど、こっちだよ、戻っといでよ、と声をかけてくれた
あのノーテンキなクラップが、
「鬼さんこちら、手のなる方へ♪」と歌うわらべ歌よろしく、
オニさんならぬオイサンにとっては、とてもありがたかった。
2年半も経ってなお、こうしてそれを思えることが、
その何よりの証拠だと、オイサンは思うのでした。

ホント出会いは縁で、人生はフシギ。
今、確かな恩を感じます。心からそれに報いたい。

だから神様(≒うめてんてー)、
もうチョイだけ、へたれで勇気のないオイサンに時間を下さい。

■とびきりスイッチ



ひだまりなんです。
トビキリなんです。
答えたくないなんて、もう言いません。
だから。


オイサンでした。


  

|

« ■傷ついて、だから輝くものもある。 -更新第242回- | トップページ | ■Ryoko & Kana 's Sweetも甘いも噛み分けて! -更新第244回- »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/55967/30339192

この記事へのトラックバック一覧です: ■しみじみサンシャイン -更新第243回-:

« ■傷ついて、だから輝くものもある。 -更新第242回- | トップページ | ■Ryoko & Kana 's Sweetも甘いも噛み分けて! -更新第244回- »