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2009年6月28日 (日)

■傷ついて、だから輝くものもある。 -更新第242回-

メガネが壊れました。
オイサンです。


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■■■━ 『キミキス pure rouge』を見終わる ━■■■
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とある方に言われ、
DVDを揃えておきながらも最後まで見ていなかった
『キミキス pure rouge』を見終えました。
その感想など。

キミキス pure rouge (2) [DVD] キミキス pure rouge 4 [DVD] キミキス pure rouge 5 [DVD] eb!コレ エビコレ+ キミキス キミキス pure rouge 3 [DVD]
  あ、ちなみにオイサン、ゲーム版の本編『キミキス』は
   ・サッカー娘の咲野さん、
   ・うどん娘のなるちゃん、
   ・図書系地味娘の星野さん
  で終わらせるくらいにしかやっておらず、
  各キャラへの思い入れは薄めです。

  そんな感じで、基本的にアニメ版はアニメ版として、
  単体で見ていますのでその辺ヨロシクです。
  ……ていうか、アニメ版は本編とは人の配置とか全然違うので
  それが正解かなあと思いますけど。


■主人公とヒロインの恋について


その御方は、
「放映当時、あまりにヒドいラストで、声優陣もキレていた」
とおっしゃってまして……
見終わって、いろんな感想ブログなんかを見ていると、
確かに目くじらを立ててる方が大勢いらっしゃいました。


  ……でも、そんなかあ?
  というのが、オイサンの感想。


……だって、あのまま摩央姉ちゃんが甲斐くんとくっついて、
光一は結美ちゃんとくっついて、みんなヨカッタヨカッタじゃ
それこそ凡作もイイところだと思いますし。

なんていうか、ああいうキャラ配置になった時点で、
一番先の見える、スタンダードな終わり方になったと、オイサンは思いますけども。
光一と結美は、どっかでひっくり返るんだろうなと
思って見ていたので……ワリとアレで普通かと。

だから、「ヒドイ」と聞いて
なんかもう二転三転あるラストなのかと思いました。
例えば、

 光一、自分の気持ちに気付いたとかいって結美ちゃんをフる。
   → 光一、摩央姉に告白。
    → 摩央姉、ブチギレて光一をブッた切る。
     → 傷心の光一。
      → 見かねた結美ちゃん、再度光一に歩み寄る
       → 光一「やっぱり僕は星野さんが……」的発言
        → ハッピーエンド

……とか……やらかしたのかと思った。
あとは……摩央姉のお腹に、光一の子供が!!……とか、
祇条さんとデキあがるとか、なんかもうワケの分からんことになるんじゃないかと。

というコトを思うと、確かにラストの摩央姉は、ちょっと摩央姉っぽくなかった。
ラストの歩道橋の上でガッツリ、光一にビンタの一発も張っておけば、
光一を受け入れるにしても、随分印象が違ったと思う。


結美ちゃんは結美ちゃんで、
このラストで一番彼女らしさが際立ったんじゃないか?
と、オイサンは思います。
引き気味のスタンスといい、徹底した優しさ・甘さといい。

最後に、摩央姉から手渡されたバトンの手で、
光一の一番の幸せを願って
「摩央姉に任された光一を、彼の一番の幸せに向けて送り出す」
ところなんか、もう。

正直、「この脚本家スゲエこと考え付いたな」と感服した限り。
この発想はなかった。
面白かった。
感動した。
ああ、脚本家に愛されてんな、と。
マ、結美ちゃんも、最後は大泣きしてても良かったんじゃないかと思いますけど、
その感情の静かさも彼女の味かな、と。
際立って欲しくない際立ち方だとは思いますけど、
でも、美しかった。

光一の言葉を受け入れるときの声優さんのお芝居も、すごかった。

摩央姉からのバトンで、光一を摩央姉に向けて送り出す結美ちゃんと、
ビンタ一発で渡したバトンをナシにする摩央姉、
……くらいの対比として描ければ、
このラストもすっかり成功だったんじゃないかと思います。

マ光一の、摩央姉に対する心の由来が見えにくかったというところに
不満が募ったんでしょうけども。
確かに、ガツンと溜飲が下がるものでもなかったにせよ、
それなら摩央姉の光一への思いも、あまりに希薄と言えば希薄。
それを言いだせば、
まず甲斐くんをブッた切った摩央姉ちゃんはやっぱりどうかしてる……
動機の希薄さで言えば、いいとこ光一とドッコイドッコイ
だし、
二見さんの気持ち? 実験にケチをつけた咲野さんも、
やはりどうかしてると思う。
あのシーンの咲野さんは、やっぱりちょっと……どうかしてた。
マ恋に狂ってたんでしょうけど。

でも、見てる側はともかく、
声優陣がアレに納得がいかないってのはどういうこと?
光一役の人が「役に入りづらかった」っていうくらいならともかく……。
大丈夫か、声優陣。


  ……。


うん。
光一の行動が納得がいったかと言われたら、
動機が希薄だと言わざるを得ないけれども、そもそも彼はヘタレだし、
あの「結美ちゃんの美しさを描くために」ヘタレに徹させたのであれば、
オイサンは納得がいく。

結美はハッピーではなかったけれども、
何事にも代えがたい美しさを手に入れたと、オイサンは思うよ。
ヒロインとして。
結美ファンは喜んでいいんじゃないだろうか。
すごく愛情のある、描かれ方をしていたと思います。
なんていうか……ピンク色の幸せを、すんなり手に入れる子じゃないと思うので。



  ■以下、他の方々に関する感想。


<< 柊! >>
 シネマホリック・柊明良。
 オイサンは、彼に春が訪れたことが一番嬉しい
 恋に見向きもせず、ただ真っ直ぐに、
 己の情熱にひたむきだった彼を見ている人がいたことを心から喜びたい。
 マ、困った男だけども。立派だったと思います。拍手。


<< なるちゃん&菜々 >>
 このうどん娘コンビは……一体いつからそんなに本気で
 うどんに取り組んでいたのか……。
 だけども、終盤でおじいちゃんにうどんを認められるシーンでは、
 バカバカしいとは知りながら、涙を禁じ得ませんでした。
 もっとバカバカしく盛り上げても良かったような気がするけどね。
 輝日東のうどんの達人に勝負を挑まれて、
 究極のうどんが未完成の状態で勝負に突入!
 打開策がない、どうする? どうする……!? という局面で、
 カスタマイズ麺棒を持ったじいちゃんが乱入!!

   お爺 「なるみーッ!! これを使うんじゃーーーー!!」
   なる 「お、おじいちゃん!!」
   菜々 「しゃ、しゃべったーッ!!?」

 結果、輝日南うどん研究会の勝利!
 晴れてうどん部に昇格!!
 ……とか。
 ああ、なんだろ。
 コレすごく見たい。


<< 咲野さん >>
 正直、話中盤のこの子には失望した。
 話がダレ気味になったのは全部この子の三文芝居のせいだったような印象がある。

   いや、本編ではイチオシのごひいき娘なんですけどね。
   元祖運動娘・後藤育美(from『TLS1』)さんの再来ですからね。
   育ちゃんサイコー。もっと食え。

 二見さんへの下らん噛みつき?(「実験でキスとかおかしい!」っていうアレ)で、
 一時、ドン底まで女を下げたものの、
 最後は見事な鮮やかさでハッピー失恋。
 女を下げて男をあげた。
マよしとする。
 この子も、人並みの幸せが似合う子ではないからねえ……。


<< 相原くんと二見さん >>
 逆に、キャラ性能が高すぎて、人並みの幸せが一番似合う二見さん。
 終盤、この二人のハピネスぶりはもう、見ててウレシハズカシ。
 二見さんの沈黙芝居がホントに、シンミリジワジワと伝わってきて、
 どちらかと言えば女の子に感情移入して見てしまうオイサンには
 タマランものがありました。
 嬉しすぎる。

 なんであそこまで咲野さんを気にかけてしまったのか、
 マそれが彼女の天才たる所以なんだろうけども。
 ずっと心の中で、「お前は何も悪くない、なにも負い目を感じる必要はない」
 と思ってました。
 ラストで咲野さんと立場が入れ替わるようなことがなくて本当に良かった。
 カップルで言えば、最初から最後まで、ずっと一途だったベストカップルは
 このコンビでしたね。
 恋に狂いながらも、マトモであり続けた二人に乾杯。


<< 甲斐くん >>
 ……男らしすぎ。
 「俺は自分の足で立つことにした。歩き出したから、もう大丈夫」
 震えました。
 正直抱かれたい。
 柊と並ぶ、キミキス界が誇るキングオブイケメンです。
 あだち充のマンガだったら、
 甲斐くんと結美ちゃんになんらかの繋がりがあって
 この二人がデキ上がってメデタシメデタシなんでしょうけどね。
 さすがにそうもいかず。
 結美ちゃんともども、深く静かに幸せになってほしいです。


<< 能登(違) >>
 一人、恋愛とは全く無縁のスタンスでぽやんぽやんしていたブルジョワ。
 しかし彼女の、
 「恋愛っていろんな形があって、いいことばかりじゃいかも知れませんけど、
  ……素敵ですよね!!」
 というセリフが全てを物語っていたんじゃないですかね。
 さすが、金持ってるヤツぁ言うことが違うゼ。



……。



マ、そんなことでね。
まとめると。

幾分うがった見方もありますし、
「ヒドイ」と知らされていたが故に、ある程度心の準備が出来てしまった、
という面も否めませんが、収まるとことは予想通りだったわけで。

中盤のダレ方、主人公の描き方への配慮の足りなさで、
決して名作や傑作ではなかったかもしれないけれども。
原作からのキャラ再配置の大胆さは、冒頭の引き込みにものすごく威力を発揮したし、
残酷なまでの女性キャラの「らしさ」の追求は
(摩央姉は上記の通り、アレだったし、サブに回された人たちは所詮サブだったけど)、
今後のギャルゲーのアニメ化に良い影響を与えるんではないかなあ、
と、オイサンなんかは思います
(つってもう、完結からエラい時間が経ってるワケですけど)。


うん。
魅力のある、瑕ある物語……物語じゃねえな、
表現の仕方だったと思いますよ。
ゲーム本編も、もう一度しっかり見直してみようという気になった。

ぶっちゃけて言えば、「好きです」。
このちょっとヘンな話。
ちょーっと、荒っぽさが勝ちすぎる気もしますが、あると思います。


以上、オイサンでした。


 

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