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2009年3月29日 (日)

■大事なことは、うその中。 -更新第194回-

「はるか!
 お風呂場で大きな声出して一人エッチしないの!
 またご近所から応援FAX届いちゃってるでしょ!!」

オイサンです。

……出だしからもお分かり戴けるようにですね。
オイサンの頭の中は今、春爛漫。

  会社で用を足していると
  何故かこういうスバラシイネタを思いつくことが多い。
  マ朝の冴えてる時間帯だからでしょうけど。
  その冴えをもっと有効に活かせ。

どうせ今日も『アマガミ』と、
殊に絢辻さんがいかにスバラシイかということに
紙幅の大半を費やすつもりなのです。


================================================================
■■■━ AMAGAMI ━■■■
----------------------------------------------------------------
……とローマ字表記すると
なんとなく『IKARUGA』みたいでカッコイイ。
言ってみただけ。

今日も今日とて『アマガミ』三昧、噛んで噛まれて咬まれて咬んで。

  スーパーカミオカンデ。
  これまた言ってみただけ。
  ……言うほど、噛まれるシーンは無い……というか、
  オイサンはまだ一回も出くわしてないな、
  文字通りの甘噛みのシーンには。

■病は気から
まずはオイサンのリアルな感情の話から入ってしまいますが、
もう、精神的にかなりものすごい状態になっており、
かつてオイサンを北海道まで連れ去った
『北へ。』以来のビッグウェーブとなっております。

  現在、この発電量をなんとか有効活用しようと画策中。
  こんなイキオイでもないと、なんもしませんからね、この御仁は。
  ちったあ戦え俺。

どうにもダメなことに、
「ほなボチボチ始めよか」と心を構えた時点で心拍数が上がり始め、
コントローラを握る頃にはかなりバクバクになっています。
なんという高揚感。

OPも決して凝っていない、簡素な部類のものですが、
ぼんやり眺めて、最後の絢辻さんのアップでは
ドキッとしてしまうチェリーっぷりを毎回味わっています。

  ……嗚呼、このトシまでチェリーで良かった……!
  これが、魔法使いのチカラか!!

そしてプレーを開始する前に、
絢辻さんシナリオのシーンプレイバックを幾つか見る、
という念の入りよう。

1月の日記で、……ってな弱気なコトを書きましたが、俺はまだ、戦える……!


■ゲーム概要
この先のお話に少しでも付き合って戴けるように、
簡単にゲームの中身を説明します。

□ストーリー
 ゲームの主人公は、高校2年生の男子。
 物語は、
 2年前のクリスマスにこっぴどくふられたトラウマを持つ彼(ていうか俺)が
 今年はそれを克服するぞ! ……と一念発起するところから始まり、
 6週間後のクリスマスに終わります。

 その期間に、6人のヒロインと仲良くなりましょう、
 という、この辺の「比較的短期で女のコと仲良くなろう」という流れは、
 これまでの『TLS』『キミキス』と同じ流れです。

 ヒロインは6名。
   才色兼備文武両道、激しい裏表で人間的に問題のある仮面優等生「絢辻詞」
   幼なじみでふんわりぽっちゃりの「桜井梨穂子」、
   中学からのサバサバ系悪友の「棚町薫」、
   出るトコ出てるオカラダと裏腹に、内気な下級転校生「中田沙映」
   素っ気ないけど面倒見の良い、競泳水着の小悪魔、後輩「七咲逢」、
   天然美人の先輩、「森島はるか」

 他にも、
   お決まりの主人公の妹や、
   森島先輩のクールな親友塚原さん、
   梨穂子の部活の怪しいセンパイ、
   真面目な悩める担任の先生……
 ……などなど、アジのあるキャラてんこ盛りで、
 正直、布陣にスキが見当たりません。


□次、システム。
 ごく簡単に書いてしまいます。
 プレイヤーは、最初からいくつかのイベントを選択する事が出来ます。

 イベントには、各々
 「何日目から何日目まで、そのイベントを選択することが出来るか」と、
 「一日のどの時間帯ならば選択する事が出来るか」
 が設定されているので、
 日付と、時間帯の条件の合うものを選んでイベントを発生させます。

 でイベントを一つこなすと、その次のイベントが出現するので
 またそれを選んで……を繰り返して、物語を進めて行きます。

 基本はそんだけですが、
 イベントは各ヒロインごとに独立なので、
 日付や時間帯がかさなると、どのヒロインの話を進めるか選択が必要ですし、
 また重要なイベントを逃すと、好感度ランクが上がらなかったりします。
 その辺のジレンマが、今回のシステムのキモです。
 オイサンも、その辺にワリと胃をやられています。

 また、
 「起こせるイベントの数と、それらの賞味期限がいつまでかということが
  全てプレーヤーに開示されている」
 というのも、大きな特徴のひとつ。
 そこを敢えて開示することで、上記のジレンマを当然のものとして
 プレイヤーに納得させているわけです。

   またこの……「見えている出来事をめくっていく」感じ、
   この進行がなんとも味わい深く……
   書いた日記を、あとから読み返すような手触りなのです。

   イベントの大半には、比較的「何気ない」では済まされない、
   象徴的な出来事の数々が描かれているのですが、
   イベントには描かれない、イベントとイベントの隙間にある(であろう)、色々の、
   本当に「何気ない」出来事がふんわりと匂いたつような、
   青く、甘く、汗ばんだ息吹に満ちている。

 またイベントには、
 通常のものから、次以降の展開が分岐する物、
 会話をするものなどコマゴマありますが……
 マ大体そんな感じ。


■2周目プレイ
2周目は、とりあえずターゲットを誰とは定めずに始めて、
勝手に良い雰囲気になった3人……

 梨穂子
 薫
 森島センパイ

……をメインにふにゃふにゃしてました。

現在、ゲーム内時間の4週間目が終わって終盤に突入していますが、
梨穂子が好感度最上位の「スキ」に、
薫と森島センパイが同立「ナカヨシ」にランキングされており、
他のヒロイン3人は「ソエン」です。

  さみしい……。
  せめてみんなと「ナカヨシ」になりたい……。

……と、考えてしまいますが、今回そのせいで大変なメに遭いました。

なんとか、上位3人のうち2人は「スキ」まで連れていきたいと思っていたのですが、
途中から急に食いついてきた七咲が
バクダンイベント(放っておくと険悪になるイベント)を持ち込んできたので
その火消しに追い回されるハメに。

結果、薫の重要(と思われる)イベントを拾えず、
時間切れで薫も「ナカヨシ」に落ち着きました。

  ……まあ、別に七咲のバクダンがどうにかなったところで
  他のコたちとの関係がどうこうなるわけではない(……と思う)ので
  無視して薫のイベントを拾いにいきゃあ良かったんですが。

  七咲と塚原センパイに、ノゾキの嫌疑をかけられるのが
  キモチ的にガマン出来なかったのでした……。

  そのくらい入れ込んでやってるんだようるさいな!

恐らく、七咲とは、真剣にお付き合いする気がないのなら
登場初期からあまり構わずに、
イベントの発生を極力抑えておく必要があったのでしょう。

それなのにオイサンときたら……
「七咲が制服のスカートたくしあげて、中に着てる競泳水着を見せてくれる」
イベントが見たいばっかりに、中途ハンパに構ったせいで……

  薫を傷つける結果になってしまうなんて……
  ボクは……最低だ……ッ! (ホンマに最低や)

そんな感じです。
メイン進行中の梨穂子シナリオは
ワリと余所でも見かけがちな
「幼なじみから恋人への変化の、ふんわりほのぼのな物語」
にまとまっています。

  絢辻さんシナリオが強烈すぎたせいか、
  ちょっと物足らない気がしています。
  贅沢……というか、宗旨がえが早いオイサンです。

マこの先、また何か衝撃的な事件が起こるのかもしれませんが。
それはそれで相応しくないような気がしますな。


■褒めちぎる。
さて前回、この『アマガミ』については既に色々と褒めたわけですが。
それでもまだ褒め足りないことを色々挙げて、
ここまでのものに仕上げて下さった製作者の方々の労苦に報いたいと思うわけであります。


★★★先ずは音楽。
スバラシイ。
楽曲は『TLS』シリーズからずーっと変わらず、
岩垂徳行先生でいらっしゃいます。

なんというか……
『ドラゴンクエスト』にすぎやまこういち先生アリ、
『ファイナルファンタジー』にのびヨ先生アリ、
そしてビッツ系ギャルゲーに岩垂先生アリ、と言って良いほど、
この世界の空気を描き出していらっしゃると思いますです。ハイ。

オープニングのプレリュードなんかはもう、
聞いただけで絢辻さんの、あの何かを企むような上目遣いの目が思い出されて
ドキドキしてしまいますよ。

 また、BGMにクラシックモードなんてのがあり、
 これを選択するとなんと、BGMがFM音源調で演奏されるという代物。
 なんというオッサンホイホイ。

★★★そして驚かされるのが、キャラクター表現のパタンの多さ。
キャラクターの立ち絵のバリエーションはさほど多くない
(といっても、同系統のゲームの中では、それでも群を抜いていると思いますが)ようですが、
スゴイのがキャラクターの表情のパタンの多さ。

まパタンが多いといっても、
眉と目、瞳の位置、口、あと頬の色ですか。
これらが立ち絵に合わせて数パタンずつあり、
それを組み合わせて出しているようにお見受けするのですが……

それをホントに……これでもかコレデモカと、
細かいタイミングで一杯切り替えて魅せて下さいます。
それもしつこくならない程度に。
芸が細かいというか、妥協のない人物の描き出しだと思います。

おかげでキャラクターが生き生きしていること。
ホントに、本当に細かい。
執念の産物だと思います。

特に口の形(開き具合)のパタンは相当に多いと思います。
これは、次で書こうと思っているセリフとのシンクロの問題もあると思うのですが……。

ああそうそう、忘れるところでしたが、
立ち絵の動かし方もバリエーションが多く、凝ってます。

右に左に、数歩ずつ歩いてみせる、
小刻みに動かして身悶えを表現する、
小さく上下に動かしてうなずきを表現する……

なんだか地味で当たり前のことのようにも思えますが、
これをキチンとやってくるだけでこんなにもキャラクターの愛らしさが増すのか!
と感心させられること、しきりです。

この部分だけをとっても、かなりの力作・大作であると言えるのではないかと、
オイサンは思います。


★★★メッセージ表示とボイスのシンクロ
メッセージの表示速度と、
キャラクターボイスの出方がシンクロしているんです。
そして、ボイスの出と、キャラクターの口の動きがまた、同期しているんです。

……なにそれ、当たり前じゃん、とか思わない。
オイサンはそのご苦労はわかりませんが、これは大変な手間のはずです。

だって、キャラクターの声を収録し、
それぞれの音声を聞きながら、そのタイミングに合わせて
口の動き・メッセージ表示の演出をつけているに違いないのですよ?

作業量だけを思っても気の遠くなる思いです。
担当された皆さん、ホント心からお疲れ様でした。

しかしおかげさまで、
『アマガミ』のヒロインたちは皆、恐ろしく生き生きとしています。
正直、感動しました。


★★★シナリオの変態加減
……いや、褒めてるんですよ。
でも、今回のシナリオ作家たちは、みんな中度~重度の変態のあつまりに違いない。
だって……思いつかないでしょう、こんなの、というシチュエーションの目白押しですもの。

ヒロインの髪に顔をうずめてモフモフだとか、
茶道部の部室で、ヒロインの足の爪を切ってあげるだとか……
下手すりゃエロゲよりエロいよ!

  変態!変態!!

……と、絢辻さんがやたらと連呼すると思った。
シナリオライターがそう言われるのが好きだったから、なんだな、きっと。
かくいうオイサンも、今回で随分と「変態」と罵られることの快感を知りました。
なんか……言い知れない解放感がゲフンゲフン。

  ちなみにオイサンは、
  昨日、朝ゴハン食べに吉野家へ向かう道すがら、
  「歯磨きをして上げる」という妄想シチュエーションを思いついたのですが……。
  あの、幼稚園とかで歯磨きの下手な子がやられてたアレです。
  先生にヒザ枕されてどこが磨けてないとか言われた、アレ。
  さすがに……本編に入ってたりは……せんよな?


★★★変態!で思い出しましたが。
絢辻さんシナリオで気づいたこと。

絢辻さんは裏表のカタマリのような女ですが。
しかし逆に言えば、ウラと表しかないことが確定的なわけで。

主人公は、
「自分にメリットのないことは、決してしない」
という彼女だから、
「二人きりのときに見せる顔と態度には決してウソがない」
という解釈に、どこかのタイミングで気付いたのでしょう。

頭も良くなく、なのに人がよく、
「騙したって、なんの得もない」自分に対して
仮面を脱いだ絢辻さんが、それ以上の嘘を重ねる必要(意味?)がないことに気付き、
安心して接近していったんではないかなあと、ふと思ったのです。

  オイサンの方がそのコトに気付くの遅れてどうする、
  って話ですが。
  駄目な大人だな、俺は。

強引な抱擁に応えたり、ふざけあったり、
「一緒に帰れればそれでいい」と微笑んでみたりした素顔の数々が
何かのための謀ではなく、
全部、ホンネだというロジック。
気付いた時、主人公はさぞかし嬉しかったことであろう。

そんな、主人公だけが垣間見ることの出来るヒロインの素顔、
という真実の構造を汲み上げたシナリオライター氏に喝采を送りたい。


全然関係ないけど、「面の皮が厚い」というコトバがありますが、
絢辻さんくらい、日常の暮らしで作った表情を貼り付ける訓練がなされていれば、
顔面の筋肉が異様に発達しているのではないか?
「面の皮が厚い」というのは「厚かましい」の意味だけど、
こうして考えると
裏表が激しいと捉えるのが正しいんじゃないかという気がしてくるな。


あと何故か、絢辻さんを見ていて
「日曜の雨のように」を思い出してしまった。
これもなぜかは分からない。

■日曜の雨のように


屋上で会うことが多かったせいだろうか。


■シメ
まあそんなコトで、ほめちぎって参りました『アマガミ』ですが。
『キミキス』『アマガミ』ときて……
次回タイトルが『ソウニウ』にならないコトだけ、切に願います。

  今回のシナリオの変態ぶりからすると、
  そうなっても不思議がないのでgkbrでございますな。

オイサンでした。

……あーあとさあ、誰か知ってたら教えて欲しいんですけど。

絢辻さんに耳かきをしてもらう妄想をしていて思ったんだが(なんだお前……)、
男は膝枕をしてもらいたがって、
女は腕枕をしてもらいたがるのはなんでなんでしょうね。

 

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