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2009年2月 9日 (月)

■人よ、獰猛な神の贄よ。 -更新第179回-

『ドルアーガの塔』が面白いです。
無論、今放映中のアニメの方です。

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  『ドルアーガの塔 the Sword of URUK』は、
  1985年リリースのコンピュータゲーム『ドルアーガの塔』の
  アニメーションです。

たまに随分フザケたことをやらかすかと思えば、
一転、シリアスな展開で引っ張り込んでくれる時もある。
一貫性がないと言われればそれもその通りなので、
突然バカやられると腹が立つ人は見ない方が良いと思います。
オイサンのような、
最近はマジメ一辺倒では草臥れてしまうのうヨボヨボ、
という老人脳の持ち主には丁度いい塩梅です。

何より面白いと思ったのが、第1期の終わり方と、
第2期が始まって、初めて気がついたその構成の妙。

2008年の春~夏の1クール(13話)にかけてやっていた第1期シリーズは
終わり方があまりに中途半端というか、
見てる側を完全に突き放したバッドエンド、
そして物語を半ばでぶった切った終わり方で賛否両論あったのですが、
第2期が始まって、ああアレはアレで正解だったなと思うのです。

何故なら、あれを初めから
「2クール作品ですよ、26話あるんですよ」
という体でやってしまうと、13話目あたりで塔(*1)の最上階にたどり着いてしまい、
見ている側としては
「ああ、こっからまたヒト悶着あるんだな」
と、当然のように感づいてしまい、若干の醒めを余儀なくされるでしょう。

 *1:題名が示すとおり、物語は、邪神ドルアーガの棲む巨大な塔を登ることで
   進んでいきます。


これを避け、見ている側を完全に騙しおおせるには、
この「実は26話作品」というスタイルがBest回答だったと、今ようやく思います。
第1期でヒロインがとった謎の行動の意味や、
塔の本当の姿のトリックなど、その辺りのナゾも通り一遍ではなくて楽しませてくれます。

  まオイサンの場合は、ファティナにちびカイ、クーパなど、
  女性陣が魅力的なのも全然一役買ってるワケですが。
  毎回ムリヤリ気味に挿入されるお色気シーンは正直なくても良いと思いますが、
  なんか制作陣が半ば意地になってブチ込んでる感じが
  微笑ましくもあり、好感度は高いです。

クリーチャーデザインはあまり芳しいところがありませんが、
第1期で見せた最終ボス・ドルアーガの威容は圧巻でした。
神様なんてものが、実はああいう野獣以上に獰猛な、
自然というか、この世界の自然を作り出す、自然以上に強烈で荒々しい存在であるということを
見事に描き出していたのではないかと思うのです。
神様は、理性や知性とは無縁であるコトの方が自然だと思います、オイサンは。

  一つの神話の誕生を見るような、グロテスクさと美しさがありました。
  やはり草彅琢仁はスゴイ。

60面というステージの多さと、理不尽の粋をつくした謎、
奇怪なゲームシステム、キャッチにして荘厳なBGM。
日本テレビゲームの黎明期を支えた一つの神話として、
今なお色褪せることのない金字塔、『ドルアーガの塔』。
思えば、あの「獰猛さ」は、コンピュータゲームの一つの神格が
この世に降り立つための仮の依り代だったのかもしれません。

第1期のラストでは、
「うーん、コレはアリやナシや?」と懐疑の念を拭うことが出来ませんでしたが、
今期イカンによっては大変に良いものとして、
そして原作に愛されるものとして、新しい輝きを放ってくれることでしょう。


あの巨神ドルアーガになら、世界を滅ぼされてもいい。
なんとなく、そんなドリーミンな思いに浸ってしまうオイサンは、
やっぱり大人失格なのだと思います。

■ドルアーガの塔 プレイ動画




オイサンでした。


 

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