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2008年12月22日 (月)

■2008 M-1 グランプリ! -更新第169回-

さくらで買い物をしようとしていたら、
店員がおぎやはぎのやはぎにそっくりでした。
オイサンです。

おぎやはぎって、片っぽだけで出てこられると
すげえ不安な感じになるコトを発見。


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■■■━ M-1!! ━■■■
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さて、今日の神奈川県はまるで春のような夜です。
猛烈な強風、そしてその風が少しだけ暖かい。
それは多分、テレ朝で『M-1』の生決勝が行われているからではないでしょうか!

そんなワケで今日は、
オイサン的には年に一度のかなりな勢いで楽しみにしている日です!
野郎ども、祭りだ、祭りだーッ!
    酒   持   っ   て   来   ー   い   !
俺は飲まねえけどーッ!

  ……正直、自分でもなんでそんなに
  M-1に思い入れているのか理由が分からないのですが。
  多分、大会委員長の紳助兄やんが、『松本紳助』の番組中で
  構想段階からM-1について話していたのを
  聞いていたからでしょう。

以下、個人的講評。


■1枠 ダイアン
ダイアンは昨年の大会にも出ていましたが、
その時の記憶からオイサンは、今年はあまり期待していませんでした。
が、いい方向にハズれました。
面白かったです。
一枠がこんなにウケたことは、
過去の大会ではなかったんではないでしょうか。

トップバッターであることを考えると、
時間の前半であの時間のかかるくだり(「ファナスティー知ってる?」)を
やらなければいけない今回のネタは
不向きだったと言えるとオイサンは思いますが、
かといってキャラ的に、冒頭からカーンと
温度を上げられるネタを持っているとも思えず。

色々とジレンマがあったと推測されますが、
トナカイのくだり(「……まあ、引けるでしょう」)と、
サンタがいないことを告白するくだり(「え、何、怖いはなし?」)、
あと「しっかりせえよ!」というボケ側のツッコミは
今大会中でも一番と言えるくらい、
ネタの方向性やリズムとしては好きでした。

ただ、ボケの方がもっと感情を表に出せた方が
ネタ的には映えると思うので、
ネタとコンビのキャラクターがかみ合っていない点が
若干致命的な気もします。

うーん、でも去年よりも全然印象が違って、好きでした。
9点。



■2枠 笑い飯
悲しいかな、『M-1』を見てると思えないくらい、
安心感というか、安定感がありすぎて新鮮味がない……。
今回はその裏をかいたネタの構成にしてきましたが、
それもほとんど効果なし。
かえってそれすらも予定調和にしか見えず。
それがあって更に、後半のいつもの流れに入った時に
一つ一つのボケにキチンとパンチ力があれば映えるのでしょうが、
如何せん、その本来のパンチ、主砲の方が今回は力不足。
今年のネタのサラサラ感は一体何事でしょうか。

昨年のロボットネタや、さらに前の誕生日のネタみたいな
ドギツさ・ねちっこさと、今回の中間ぐらいで丁度良いように思います。
話題性や期待感も枯れ、
ヘンな貫禄がついてしまってやっぱりやりにくそうですが……
ベテランの味でなんとか返り咲いてもらいたいと思います。
去り際がオモロイのも例年のこと。
6点。



■3枠 モンスターエンジン
神クオリティのコント「神々の遊び」でおなじみ。

残念だけどもコントの方が圧倒的に面白い……。
見終えた後に印象が薄い。
今回のネタも、漫才よりもコントにした方が面白そうです。
面白くないワケでは決してないんですが……。
しゃべりの土台がキチンとしていなかったり、
落ち着きが足りないかったりするあたりで
かなり損をしている気がします。
冒頭のエイリアン退治のくだりなんか、面白かったんですけどねえ。
惜しいです。
5点。



■4枠 ナイツ
ある批評サイトの記事の影響か、
何やら大会前から優勝候補として挙げられてしまっていました。

  曰く、
  「現代の漫才、特に昨今の短時間ネタ見せ番組や
   『M-1』のような短距離走的な番組では、
   短い時間にどれだけ笑いのポイントを盛り込むかが命だ。
   そしてなかでもナイツは、その数で圧倒的だ」
  とのこと。
  ちなみに寸評で、松っちゃんがまったく同じ趣旨のコメントをしていて
  知ってて言ったのか知らずに言ったのか、驚きましたが。

オイサンもその記事を読んでしまって、
「ああなるほど。じゃあ優勝候補なんだな」と思っていたのですが、
反面、この人たちのネタは
「何をヤホオで調べるか(題材を何にするか)」、
つまりネタの土台のチョイスが生命線だとずっと思っていました。

 ネタが必ず、冒頭で
 「インターネットのヤホオでXXのことを調べてきたんですが」
 と言って、誰でも知っているようなことを説明する調子で始まるのです。
 代表的なところでは、
  ・みのもんた
  ・マイケルジャクソン
  ・スピルバーグ
  ・オリンピック
 など。

ネタの土台も、そこに引っ掛けてくるネタも、
聴く人が知っていることから引っ張ってこないといけないという意味で
ネタのつくりが難しいと思うのです。
今回はSMAPと宮崎駿という、
マ日本では間違いなく知らない人の方が少数派だろう
という2つを引っ張ってきてましたが、
如何せんそこのチョイスが無難になってしまうと
ネタのエッジもかなり無難な感じになってしまって
いつもよりも笑いの曲線のカーブが緩やかになってしまっていたように思います。

  「風邪の谷を治すか」
  「コトを済ませば」の2つは秀逸でしたけど。

笑いのポイントは確かに多いのですが、
4分もあるとちょっと彼らには長すぎるような気がして、
ボケ → ツッコミの時間がもっと短くて良いように思います。
シモに走りがちなのも、
審査員の好みを分かつデンジャーゾーンなので微妙。
そんな弱点もあって、盤石に見えて
あまり素直に優勝候補とは言えない立場にあったと思え、
結果の総合3位は大健闘だったのではないでしょうか。

ちなみにこの人ら、yahooからなんか貰ったらしいです。
決勝までメガネのくだりを引っ張ったのには意表を突かれて笑いました。
しかしこの人ら、なんでコンビ名がナイツなんでしょうね。
6点。



■5枠 U字工事
とても漫才の地力があるコンビだったんですね。
前から「なぜか面白い」と思ってはいましたが、
今日のネタで初めて気づきました。
地方ネタで押しているのがちょっと惜しいくらいに感じます。
マ紳助さんもコメントしていた通り、
地方ネタでも十分に面白いので良いのかもしれませんが。

そのくらい、しゃべりとネタの緩急の付け方が上手で、
かつしゃべりがしっかりしていると思いました。
土台の強さではブラマヨにも、
ボケの暴走ぶりはチュートリアル徳井にも、
それぞれ引けをとらないのではないでしょうか。
イヤ、素直にすごいと思います。
ただそういうスタンダードさには、
松本審査員の評点が若干辛くなるのでM-1の戦いには辛いところ。

ただ、ネタ的に後半失速したのは致命的でしたね。
何故「ごめんねごめんねー!」で終われる構成に持っていかなかったか、
調整不足。残念です。

あと、あの衣装で二人並ぶと、
黄色の足りないガンダムか、配色の比率を間違ったアムロみたいで
なんか落ち着かなくてムズムズします。
8点!



■6枠 ザ・パンチ
残念……。
こちらもナイツと同じく、お時間短めの方が映える方々だと、
オイサンは思っています。

  単に今まで長いネタを見たことがないだけかもしれませんが……
  それだけ長いネタを発表する場に恵まれていないのでしょう。

突っ込みの方の「遠まわしに死ねという」ワザ
(「裸で天ぷらあげろ」「タンクトップで蜂蜜取りに行け」など)が、
比較的も分かりにくいチョイスになっていたのも疑問。
いつもの「耳かきしながら転べ」とか「砂漠でラクダに逃げられろ」
あたりがストレートで良いと思うのですが。
ボケの気持ち悪さ、突っ込みのストレートさが、
今回はキチンと伝わっていなかったです。

「怒られてる時ギター置けよ!」と、
アオリの「ラストチャッチャチャーンス」は面白かったけど。
普段は大好きなので、とってもとっても残念です!

あと、歌のからむネタは、DVDになった時にピーが入って
(著作権の問題でしょうね)
あとあとちっとも面白さが残らなくなるので
避けた方が良いと思います。
……4点!



■7枠 NONSTYLE
正直、あまり好きなコンビじゃないです。
ですが、最終決戦ではオードリーの出を待たずに
「ああ、ここが勝つな」と思ってしまいました。
そのくらい「何を面白がらせようか」という意思が明確で、
そこに向けた完成度は高いと思います。

ただやっぱり、イマドキに向けたネタ作りが
オイサンは好きになれません。
テンポが速すぎて平板であるところも好みの外。
ポストトータルテンボス・キングコング枠の人たちかと。
もっとチョイチョイ、「米粒」のくだりのような
溜めを作るポイントがあれば
緩急がついて良いと思うのですが。
なんというか、カリカリに尖った所は見受けられませんが、
高い基本の平均点で勝てたコンビだと思います。
脂の足りないラーメンを食べたような食い足りなさが残ります。
最終決戦ネタの網戸と街灯は秀逸でしたが。
……7点。
確かに、フリートークは面白くなさそうだなあ。



■8枠 キングコング
あの……去年から何も変わってない……ですよね?
フィアンセからビヨンセが読めてしまうようでは、
もう……なんとも。
マ正直、オイサンはこのコンビには生理的な嫌悪感を抱いてますんで
あまり公平なジャッジは出来ません。
可もなく不可もなく、
地力の高さはNONSTYLEと同じくらい、
新鮮味のなさ、ネタ設定のあまりのオーソドックスさと展開のベタさで
やはり相当な食い足りなさが残ります。
審査員のスコアと、カウス師匠のコメントが全てか。
5点。



■敗者復活枠 オードリー
決勝での点数通りだと思います!
紳助兄やんの点数の低さが不思議なくらいです。

オイサンは正直なところ、
「敗者復活枠は、恐らく最終決戦に絡んでくるだろうな」
と、誰が上がってくるか決まる前から予測はしていたのですが、
そのコンビがオードリーに決まった時点で
その予想をより確かに感じました。

  ……マつまり、そのくらいこの9組の中では
  ごひいきのコンビだということですが。

最終決戦では、オイサンも過去に何度か見かけた
選挙演説のネタを持ってきて鉄板勝負に出たかに見えましたが、
長くなると後半がダレてしまい、ちょっとやかましいだけの展開になったのが
印象を悪くしたのでしょうか。
惜しい。
土台部分での弱さをあいまって、惜しくも優勝ならず。

  結果、笑いに変えたとはいえ
  噛みはやっぱり未熟さですしね。

結果優勝はしなかったものの、
ネタの造りの新しさ、
テンポの良さでは圧倒的だったと思います。
決勝・最終決戦のトータルの笑いの(個人的な)満足度では
ホントにここが優勝です。
春日氏の一貫した大スター気取りには
鬼気迫るものさえ感じます。
あの落ち着きと自信は、作られたものとはいえスゴイ。
それだけでかなり面白い。
どんどん赤くなっていく額とか、もうエラくおかしい。
噛んだところをすかさず拾うフォローの良さとか、
どっちが主導権を握っているのかも良く分からない自然さが
素晴らしいと思います。
10点。

……ただ、贔屓が負けた人間の側からヒトツ
つまらない勘ぐりをさせてもらうと。
昨年、敗者復活 → 優勝の流れをやってしまっていたので
さすがに2年連続で同じ流れは、という心理が
審査員の間にはたらいたのでは?という気持ちもあり。



■司会者・その他
毎年思いますが、今田耕治の司会力はすごい。
今年は胸につけた華がやたらでかいのが妙におかしかったです。
生放送ならではのトラブルもきっちり拾っていくのが素晴らしい。
上戸彩。
笑ってるだけなら客席係で来て下さい。
オードリーへの明らかな贔屓感を示すのは言語道断かと。
腹立たしい。
今田耕治一人で十分なのでは。

あとどうでもいいですが、
決勝戦と最終決戦でセットの開き方が違うのが
ちょっと面白かった。

正直、敗者復活で、これまたひいきの
麒麟が上がってこなかったのは残念でもあったのですが、
でももう、このくらい大胆な入れ替わりがあっても
良い時期なのかなとも思いました。



■ちなみに
『M-1』には、番組視聴中に携帯から上位3組を
単式で予想してベットするシステムがあるのですが。
オイサンが最終的に送った予想は

  優勝:7)NONSTYLE
  2位 :8)キングコング
  3位 :9)オードリー

なんだ、全然自分の贔屓の優勝を予想してないじゃん!
キライな2組を上位2位に挙げてるのはなんでだ!
という感じですが。
 ・「2年連続、敗者復活からの優勝?」
  という観点で、オードリー優勝はなさそう
 ・キングコングは、「地力」「立場的なところ」「審査員ウケの良さ」
  などから優勝があっても不思議はないなと思いつつ、
  優勝してほしくなかったので2位に。
 ・優勝を7枠にしたのは、
  3組目までのネタを見た時点で優勝するほどの爆発力を持ったコンビが見当たらず、
  4~7枠までの知っているコンビの中にも
  妥当な候補が見当たらなかったので、
  未知のNONSTYLEにとりあえず入れといた、という感じで的中。

……マ結果的に当たらなかったわけですが、
やっぱり色々勘ぐって自分の好きじゃないものに賭けるよりも、
多少はずしても自分の思った通りの結果にかけた方が
物事面白いということですね。

最終的なオイサンの個人的順位は、
上でつけた点数の通り。

  優勝:9)オードリー
  2位 :1)ダイアン
  3位 :5)U字工事

という感じで。
オイサンでした。


……。


あーあ、今年も終わっちゃったな。
また来年かあ。


 

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