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2008年10月 5日 (日)

■PS3が可能にする、夢と感動とロマンを求めて。 -更新第153回-

さて……10月に入った途端、書くことがなくなりました……。
今期始まってから、特にアニメも見てないからなあ。
何か見ないと不味い感じです。

おおそうそう、『P.S.すりーさん』のことをご紹介しておきましょうか。
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■■■━ 『P.S.すりーさん』 ━■■■
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『P.S.すりーさん』は、
売れないアイドル「すりーさん」を中心に、
「はこ○さん」、「うぃーさん」、「でぃーえすさん」など、
どこかで見たような人たちが頑張る、「IKaのマホ釣りNo.1」さんに掲載されているWebマンガです。

  ■IKaのマホ釣りNo.1
  Ikapani_ban

そのWebマンガがこのたび出版されました。

P.S.すりーさん (GAME SIDE BOOKS) P.S.すりーさん (GAME SIDE BOOKS)

著者:IKa
販売元:マイクロマガジン社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  Ikaさんおめでとーございます!
  ……別に知り合いでもなんでもないんですけど。
  勝手に応援してるだけ。

オイサンがこちらのページを知ったのは、1年半ほど前。
「そういえば、『おびただしい りゅうけつ!』って、
 何のゲームの死にゼリフだっけ?」
と、Google先生にお尋ねした折、
「汝には、このページにたどり着く資格がある」
と教えて戴いたのがキッカケです。
そのページをよく読んでみると、

  「『べっ……! 別にネタがなかったわけじゃないからね!
    ちょっと おびただしい りゅうけつ!』
   ツンディー。
   (普段ツンツン、二人きりになるとディープダンジョン)」
            (2007年2月17日の記事より抜粋)

と、書いてありました。
折しもツンデレ文化華やかなりし頃。
とはいえ、ここまで斬新なツン●●は、他では見たことがありませんでした。
……正直、「こ、これだ!」と、オイサン思いました。どれだ?

あとから、実は『ディープダンジョン』ではなくて、
『ヘラクレスの栄光』の間違いであることが判明するのですが、
そんなコトは関係なく、オイサンはこのサイトに出会えたことを、
Webの神様に感謝するのです。
オイサンの脳みその、一番気持ち良いところに
二次元女児がお手てで生クリームを塗りたくってくれるような、
そんな4コママンガのエレクトリカルパレードなのです。

皆さんも、是非読んでみて下さい。
そして気持ちが良かったら、単行本も是非買ってみて下さい。

オイサンは、本物のすりーさんの方は買ってないのですが、
なんか新しいモデルの噂も出てきているので、
その変更が魅力的なものであったら、オイサンもそろそろエコ替え(違)に
踏み切ろうかと思うのです。

頑張れすりーさん!
はたらけライトニングさん!!



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■■■━ 国道Ⅳ号線 ━■■■
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『雷電Ⅳ』を買いました。
『すりーさん』と一緒に、隣町のヨドバシに平積みになっていました。

雷電IV 雷電IV

販売元:モス
発売日:2008/10/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

以前『RAIDEN FIGHTERS』を買ったことを書きましたが、
こちらよりも、オイサンは今回の『Ⅳ』の方が好みです。
遊びやすい……というか、あまり余計なことを考えずに遊べます。
『FIGHTERS』の方は、紋章を成長させるとか、撃って避ける、以外にも
色々とやらなければならないことが多くて、オイサンの手には負えない部分が見え隠れ。

  ……3Dなのがちょっと残念ですが。
  これを『RAIDEN FIGHTERS』ばりのドット絵でやってくれると
  嬉しかったんだがなあ。

マ正直、この『Ⅳ』も、オイサンの腕前ではEasyでもわりとしんどく、
もうちょっと、もうちょっとだけ自機の移動速度がはやいと快適なのだが、
マこの自機速度と敵弾速の関係がこのゲームのバランスなのでしょうから、
文句言っても始まらないんでしょうけども。

そういう微妙なところのバランスが素晴らしいから、
『雷電』シリーズは名作たり得ているのでしょう。

XBOX360では、良いSTGがたくさんリリースされて
喜ばしい限りです。
でも『サンダーフォースⅥ』はPS2なのね。

サンダーフォースVI サンダーフォースVI

販売元:セガ
発売日:2008/10/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する


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■■■━ つよき心は、時を越えて! ━■■■
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チラッチラッと書いてきましたが、PS2版『ドラクエⅤ』をやっています。

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁 アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁

販売元:スクウェア・エニックス
発売日:2006/07/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

正直、驚いた。
ものすごくなってたんですね。
ツかもう、4年も前に出たゲームの話なんで、お前今頃なんだ、みたいに言われそうですね。
別に気にしませんけど。
リアルタイムに味わえなかったのはちょっと惜しい気もしますけど、
イヤ、完全にするーしちゃわないで良かった。

  ていうか4年前にはブログもこんなに賑やかでなかったんで
  4年前にやってたらこんな風には書き綴っていなかったでしょうね。

そしてまた、DS版をやらなくてよかった。
やっぱ、テレビ画面だから味わえる迫力ってのもありますからね。

最初に「うおっとこれはちょっとすげえな」と思ったのは、
山奥の村に立ち寄った時でした。

  全然わからない人のために説明しておくと、『ドラクエ5』は、
  主人公が子供のころの幼年期、
  大人になった青年期(前半)、
  主人公が結婚し、子をもうけた後の青年期(後半)
  の3部に分かれて展開します。
  デ、主人公は幼年期に二人のヒロインと出会い、
  青年期に再会をして結婚します。
  そのヒロインの一人は、青年期では、
  幼年期に住んでいた町を離れて山奥の村でひっそりと暮らしている、
  というハナシなのです。

SFC(スーパーファミコン)時代のグラフィックでは、村のなかの高低差までは表現されていなかった
(正確には段差は表現されていたのですが、それが明確に、
山の斜面の高低差であるとわかるまでには表現されていませんでした)。
それが今回、村に入り、歩き回ってみると道が妙にデコボコしていて歩きづらい。
また、斜面に立った家は、出っ張った部分が高床式みたいになっている。
そして少し視点を引いてみると、斜面の上の方まで、
段々畑のように小さな家が並んでいて、その背後には山がそびえ、
さらにその上には星が瞬いていました(あ、夜に歩き着いたのでね)。
山あいの寒村、という表現がぴったりで、
ひっそりとした、静かな空気の中に村人の息遣いが聞こえてくるようでした。

そしてまた、そこで再会した、
年を経て成長したヒロインの素朴な、木々と土のにおいがふわりと漂う美しさが、
一種不思議なときめきをもって演出されておりました。

16年前、堀井雄二が描きたかったのはこういう場面だったのかと、
目から鱗が落ちるようでした。

その次に驚かされたのが、主人公が生まれ故郷の城へ向かう際に
越えなければならない、大きな峡谷。
山がもう、本当に山なのです。
ビックリしました。
ホントにビックリしました。
だって……ここまで山な山って、ゲームはおろか、実生活でも上ったことはありません。
オイサンの登るような山なんて、
ハイキングコースがキチンと整備されているようなところばかりです。

さすがに下草をかき分けて道を切り開く……みたいな進み方をすることはありませんが、
山って実はどこから登ってもいいんだ、みたいな、
山の広がりと自由さ、そして恐ろしさを描いていました。
少し上って、カメラを引き、ぐるっと回せば遠くの森や海まで見える、
首筋を濡らす汗と、吹きっさらす風、
思わず「このへんでちょっと休んでいくか」と、言葉が漏れてしまうほどなのです。

そして、オイサンが今し方見てきたエルヘブン。
主人公の母親が生まれた、神秘の民族が住まう
巨大な塔のような岩山に建設された街ですが……圧巻でありました。
「不思議な人たちが住むふしぎな村」という雰囲気が、ありありと、
もうありありと、町の造形と構造だけでも存分に伝わってくるんです。
「あ、俺今文化の違うとこにいる!」
と実感するんです。

もとになっている岩山が巨大すぎるせいでしょう、
視点を回すときに、勝手にカメラがグゥーンと引いて、回転の速度が上がるんですが、
それが良い演出となって異世界感を高めてくれます。
イヤ、圧巻。
ドギモを抜かれました。

正直、リアリティという意味では『ドラクエⅧ』の方が上なのでしょう。
オイサンも、フィールドマップは『ドラクエⅧ』の方が好きです。
広がりがあって、歩いている感が高い。
けれども、こと建物の外、街・村のマップに至っては、
『Ⅴ』の方が迫力があると、オイサンは思います。
主人公が小さく描かれている分スケール感があり、
等身大で描かれる『Ⅷ』の方では、描かれていない部分の方が却って気になり、
嘘っぽくなっている気がします。

  いずれにしたって、贅沢な不満ではありますが。

それにしても恐ろしいのが、堀井雄二というジジイの頭の中です。
SFC時代、ファミコンに比べればグラフィックは格段に豪華になってはいましたが、
それでもやはり、カクカクしたブロックで描く絵からは
脱しきれていませんでした
(のちにリリースされる『FF』シリーズは頑張っていましたが)。
果たして30を、40を、50を超えて、
少しずつ皺も埋まる脳みそに、コレだけの壮大なメルヘンを蓄えていられる大人が
一体世界中見渡してもどれくらいいるでしょうか。

  オイサンが読んでみたい架空の対談には、
  堀井雄二 × 宮崎駿が、トップにランクされています。
  その下には、KOTOKO × 畑亜貴とか、
  ワケのわからないものもいっぱい並んでるんですが。

16年も昔に、あの平ぺったい画面の向こう側で
こんなにも壮大な景色を思い描いていたのか、
そしてその景色があるからこそ語り伝えうる細やかな物語を心の中に抱いて、
それが完全な形で届かないことに身悶えしていたのかと思うと……言葉もありません。

「何百万何千万、何億リットルの水が必要なんだ、
 その中に一粒だけ砂が浮かんでいるから美しいんだ!
 それを見せたいのに……何故出来ない!」

16年間!!
……あのぼちぼちハゲが散らかり始めた頭を抱え、
トボけたグラサンの向こうで、そんな悔しさの血涙を流していたのかと思うと……
その怨念のような情熱には、到底かなう気がしません。

それにしてもふがいないのが、他のRPG群です。
この間までオイサンも遊んでいた『テイルズオブシンフォニア』。
ありゃあなんでしょうか。
何が悲しくて、あんなPCエンジンを叩いて伸ばしたようなマップを組んだんでしょうか。
あれはあれで、やってるうちは「ああ、頑張ってんな、キレイだな」と思ってましたけど。
後半のペタペタ具合はひどかった。

ゲームの製作者が、雑誌のインタビューなどで、
「これまではハードの性能が追い付いていなかった。
 やっとやりたいことが表現できる」
と口にするのを、オイサンは何度も見て来ました、読んできました。
だけども、ホントのホントにそう思っている人たち、
ホントにそれで表現ができない人たちというのは、
作っているなかでもホントに一握りなんだと、思い知りました。

今、この形で味わったからこそ気づくことの出来る、
ビジュアルの陰に隠れた感動を今回享受することが出来、オイサンは幸せ者です。
そしてそのような種類のものがあるということに気づけたのが、また大きな発見でもありました。

少しずつ年を取っていく自分の中に、
それだけのメルヘンが残っていることを不安に思わないのは、
きっと300万人、400万人の人間を楽しませてきた、
求められ続けてきたことへの自負があるからなのでしょう。
けれども、雑誌『CONTINUE』の、随分前のインタビューで、
彼はこんなことも言っていました。





  「なんかね、もうすぐ50歳になるんだけど……大人になれなかったなあと思う。

   みんな歳を取れば大人になれると思ってたんだけど……。

   結局、いまだに人前で喋るのは苦手だし、知らないひとに会うのも苦手だし……。

   それは、結構切なかったりするよね。

   「大人のつきあい」とか、あるじゃない?

   そういうのって、やったことないんだよ、

   お酒も飲めないしね。

   だから、ぼくの知らないところで大人の世界があるのかなって気がする。

   いつになったらその世界に入れるのかな、ってずっと思いながら、

   ここまで来ちゃったっていう感じだよね。」

       (太田出版 『CONTINUE』 Vol.1 堀井雄二インタビュー
                          「ぼくは大人になれなかった」より)





否。
ビジュアルの発達に関係なく、
オイサンがオッサンになったからこそ新たに知ることの出来た、
堀井氏が仕込んだ感動もあらたにたくさん見つけることができました。
その感動は、16年前、まだ高校生だったオイサンが
素通りすることしかできなかった感動です。

年を経てたどり着いたその感動は、大人が大人にしか語れないものだと、
オイサンは思うのです。
だから堀井氏は、大人になれなかったことなんてない。
そう思います。
無論、オイサンが大人ではなく、オッサンであるだけの子供である、
という可能性は、全開バリバリあるわけですが。



以上、エルヘブンから中継でお伝えしました。
オイサンでした。


 

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