« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008年5月の11件の記事

2008年5月31日 (土)

■STEP by STEP~春の虚ろと風の岩・番外編その1 -更新第130回-

ついこの間まで、このページでも連載してました「春の虚ろと風の岩」でお伝えした、
北海道はえりも・広尾の旅。
3日目には雨も降り、割とゴロゴロ・ダラダラと、宿の部屋でネットを眺めて過ごしたりしていました。

そんな中で、いっちょ懐かしいアニメの動画をMADを見つけて、
一人げらげらと笑い転げてしまいました。

  ちなみにMADというのは、あるアニメのワンシーンを別のアニメと差し替えたり、
  主題歌の映像に別の作品の主題歌をあててみたりして、
  面白くしたりカッコ良くしてみたりする、編集で生まれるパロディ的な動画のことです。

■ToHeart MAD



アニメ『To Heart』。
1999年の4月から放映されていた作品で恋愛もの、
もとはPCの18禁モノ、いわゆるエロゲーが原作です。

  このページを読んでいる方々には、イチイチ説明するのもバカくさい、
  オタクの国では一般常識以外の何物でもない、超メジャー作品です。
  超メジャーというか……ある意味、現在主流となっているオタクの世界の礎、
  本当に太い柱の一本の根元を支えている、と言っても良いでしょう。
  オタクの世界にいて、これを知らないというのは、
  日本にいて本州を知らないとか、そういうレベルです。
  ……まあ、もうずいぶん昔の作品ですから、若い人が知らないのも無理はないのですが。
  本州の地層のちょっと下の方にある、くらいの認識で良いでしょう。

オイサンは、原作のゲームを大学時代の終わりの終わりに友人に借り、
完全にやられたクチです。
このアニメ版も、放映を随分と楽しみにしていた記憶があります。

  もう9年も前になるのですねえ。

ホンノリと穏やかでやさしい物語が印象的で、
決して大きな事件や盛り上がりがあるわけではありませんが、
こまやかな描写と極力抑えられた演出で、1秒を1分にも10分にも見せる、
密度の高い作品でした。
オイサンはやっぱり大好きでした。

デ、広尾の宿でこの動画をみてひとしきり笑った後、
9年越しにようやくDVDを買う決心をしたのでした。

放映当時から、機会があれば買おう、その気になれば買おうとずっと思っていて、
今でもことあるごとに、近くのヨドバシやアニメイトに行けば手に取ってみていたのですが、
時間が経っていたこともあって、いつでも買える、今じゃなくていい、という気持ちが
どうしても先に立ってしまっていたのでした。

それが今日、先ほど南米から届きまして、見終わったところです。
まあ、感想はあえてクドクドとは書きません。
とりあえずここに記事一つ分、
たかだか一本30分のアニメのために書き残しておこうと思ったそのことが、
自分には何よりも雄弁に語る気持ちの表れです。

色々なことを思い出します。

心から信じられる大切な人と過ごす時間だから、
昨日が愛おしいし、今日が大切だし、明日が待ち遠しい。
一見はかなく見える、「積み重ねていく」ことの、何にもまさる力強さ。
そんなごく当たり前に持っていた気持ちが、
文字や、言葉や、音楽にしなくても伝わる大きな気持ちが、
何気ないように描かれる日常の映像から、切々と伝わってくるのです。
こうして文字にしないと何一つ伝えられない自分の野暮も。

  ……ズズッ、いけねえ、なんだか涙脆くなってやがる。
  今日はちょっとカビキラーを吸い過ぎちまったかな、へへっ……(危険)。

それにしてもすごいなあと思うのは、
9年間も絶えることなく人の心に住まい続けるだけの力を、この作品は持っていたということです。
まあオイサンのリアルな9年が、それに勝るだけの力を持たない
ゆるい時間であっただけだともいえるでしょうが。
DVD一枚買うのに9年かけるってのも、なんとも気の長い話です。

『ToHeart』の舞台は、いつも春。
奇しくも、えりも・広尾の何もない春は、その何にもなさゆえに
9年前の春に置いてきた強い気持ちを呼び起こしてくれてしまったようなのでした。


……なんちて。


To Heart(1) To Heart(1)

販売元:ケイエスエス
発売日:1999/06/04
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月29日 (木)

■絞めて拉致ってトボケて

ホントにもう……こんなコトを書くと病気だと思われるんだろうけど、
『ドクロちゃん』は素晴らしいな。
と、『撲殺天使ドクロちゃん2007』を聴き返して、
しみじみと思うのですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月25日 (日)

■ノスタル・メランコ -更新第129回-

そら見たことか、天罰だ!
オイサン@何の話かって? それはねウフフ!

北海道の旅の第11弾、えりも・広尾編をまとめているウチに、
最後の通常更新からひと月近く経ってしまいました。

  おかげで、その間ポチポチと書き溜めていたネタもすっかり古びてしまいました。
  マそんなコト気にしないで、このあと載っけるんだけどな。

その間、ミャンマーではサイクロンが起こってどエラいことになるわ、
中国では大地震が起こってどエラいコトになるわ、
どエラい続きで地球さんはいよいよ我々人類を
本気で殺りに来てるなと実感します。

  いいか貴様ら、敵は地球だ!
  我々は生き残るために、地球に優しくしてる場合じゃねえんだ!

イヤそりゃもう、コレばっかりは全然ヒトゴトじゃないんで、
茶化してるわけじゃないんですけども。
そのちょっと前に千葉沖でワリと大きめの地震があったときなんかは
オイサンのお家もそこそこ揺れまして、
明け方近くだったもんでハッと目を覚ましたら電気を付けっぱなしだったので
アブネエアブネエとか言いながら電気消してまた寝ましたけど。

なんでも、関東大震災が起こったときは、
こんな↓順番で地震が起こったそうで。

  1923年2月    カムチャッカ地震-M8.5
  1923年3月24日 四川地震-M7.3
  1923年5月-6月 茨城県群発地震
  1923年9月11日 関東大震災-M7.9

  2006年4月23日 カムチャッカ地震-M7.9
  2008年5月08日 茨城県沖地震-M7.0
  2008年5月12日 四川地震-M7.8

何となく無根拠な話でもねえなあ、とすっかりビビッたおいさんは
軽く防災アイテムを揃えてしまいました。
マすぐに飽きちゃったんですけどね。

マそんな感じで、ここヒト月ばかりの話題を、
懐かしく振り返ってみたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■$$ 本日のおしながき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 $$ シューティング技能検定
 $$ 兵士たちの夏!
 $$ 似顔絵センセイション
 $$ オールウェイズ・オールディーズ
 $$ ゆめみるじかん
 $$ アニメのじかん
 $$ リメンバー・パールハーバー

================================================================
■シューティング技能検定
----------------------------------------------------------------
随分久方ぶりにゲーセンに行きました。
すると、シューティングラブことトライアングル・サービスさんの
『シューティング技能検定』なるゲームが入っていたのでちょっとやってみることに。

  『シューティング技能検定』は、それこそ連射の速さや持続性から、
  弾避け、地形回避、ボム使用判断など、
  シューティングゲームに要求されるアリとあらゆる要素について
  能力判定をやってくれるという、
  弾避けエスパー御用達のアーケードゲームです。

結果は…………23歳。
「わりとスゴイ」と出ましたが。
コレ、たとえば弾避けやなんかだと、よけ続けて時間が経つにつれて
レベルが0~99まで上がるのですが、
オイサンは大体において、その40~45くらいで終わってしまうので……
マ大体中の中~中の下くらいってことでしょうな。

などという、もう一つ盛り上がりに欠ける結果に。
でもちょっと面白いのでまたやりに来る。


================================================================
■兵士たちの夏!
----------------------------------------------------------------
技能検定? ンなものぁガキのお遊びだろうが!!
実戦で生き残るヤツが一番偉ェ! 一番強ぇんだ!
テストで何点取ろうが、死んじまっちゃあ元も子もねえだろうが!
……という鬼軍曹のお言葉が聞こえてきそうです。

そう、全くその通りです。
なのでオイサンも戦場を忘れないために、
シューティング技能検定の傍ら、
WiiWAREの『スターソルジャーR』をぼちぼちやってます。

   WiiWAREとは、Wiiのネット販売でだけ購入できるWii専用新作ソフトで、
   『スターソルジャーR』もその一つです。

『スターソルジャーR』は、初代ファミコンの名作ソフト『スターソルジャー』の続編で、
早撃ち・大量破壊に重きを置いたシューティングゲームです。
プレイ出来るモードは2分間モードと5分間モードだけと限定的ですが、
イヤもう、その短時間リピート制が実に麻薬的で際限なく遊んでしまいます。

しかもネットランキングに即座に反映され、
全世界・国内・県内ランキングが分かってしまうので、
……ムキになって、しまうんですねえ……。
嗚呼、21年前の夏が蘇ります。
汗だくになってファミコンの赤いコントローラを叩き続けた日々。
あの頃と、ほとんど全く変わらないゲーム性があります。

現在、スコアは
 2分間:1,013,300
 5分間:2,455,700
くらいで、順位的には、2分間で4位、5分間で2位あたりです!!

……奈良県で。

なんで奈良県かというと、そもそも地元ですし。
あと競技人口が少ないから(コソク)!
2分間は割ともうイッパイイッパイですが、
5分間の方はゼグが全部で何個、どこに出るかも分からず
行き当たりばったりでやっているので、もうちょっと伸びしろがある感じです。

スコアネームはTYLで登録しているので、見かけたら
「ゲームばっかりやってんと、ちゃんと働きなさい!」
と叱って上げて下さい。

PSP スターソルジャー ハドソン・ザ・ベスト PSP スターソルジャー ハドソン・ザ・ベスト

販売元:ジーマックス
楽天市場で詳細を確認する



================================================================
■似顔絵センセイション
----------------------------------------------------------------
Wiiといえば、さるお方に頼まれて、
Wiiの似顔絵キャラクターMiiを二人前、こさえています。

頻繁に会っている知り合い2名分で、そこそこ特徴のある顔をしている方々なので
さほど苦戦せずに済むだろうと思っていたのですが、
イヤなかなか苦戦しました。

そして気付いたこと2つ。
オイサンという人間は、普段人の顔を見るとき、
基本的に「動き」を見て記憶しているらしい。
というのも、「目」と「口」、「ほっぺた」の感じはよく記憶していて
そこに特徴を求めてデフォルメ出来るのですが、
ほとんど動きのない「鼻」や「髪の毛」の印象が極端に薄い。

そのため、目と口、頬は印象に頼った方が納得のいく似顔絵になるのですが、
反して、鼻や髪型やオデコの感じなんかは、
写真を見ながら作った方が良い。

あと、オイサンが普段どれだけ心の色眼鏡で人を見ているか分かった気がする。
「こいつはもっと人を小馬鹿にしたような口で笑い、
 邪悪な眼の光りをしているはずだ!」
と思いながら作っても、写真を見てみると案外普通にかわいい顔をしていて
あれー? と思ってみたり。


================================================================
■オールウェイズ・オールディーズ
----------------------------------------------------------------
ゲームの話題3連発。
先週だか、先々週だかの話。

ファミ通で、見開き使って、DS版『ドラクエ5』のモンスターを紹介しているページがあった。
リメイク作品の紹介で今更、新モンスター紹介もないだろう、と思ったんだけど、
何かそのページ構成に、ミョーに懐かしいものを感じてしまった。
たとえば、現役でFC版のDQ2やDQ3の紹介記事を読んでいた頃の感覚。
思えば、最近のシリーズもののRPGで「新しいモンスターのイラスト!」
なんていう紹介のされ方は見たことがないような気がするな。

それとも、昔から、モンスターイラストのリリースに
ページを割いてるのはドラクエくらいか?
それだけ鳥山明先生のイラストの力がすごいってことなんだろうか。

最近は敵役の美形キャラとかがクローズアップされても、
モンスターがクローズアップされてるところなんて
ほとんど見ないもんな。
モンハンとかポケモンくらいか。
昔に比べると、ゲーム雑誌の記事の質もずいぶん変わったってことでしょうね。
なんか懐かしくって、ときめいてしまいましたとさ。
さっきの『スターソルジャー』の話じゃないですけどね。
ノスタルジア。
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 Video Games ドラゴンクエストV 天空の花嫁

販売元:スクウェア・エニックス
発売日:2008/07/17
Amazon.co.jpで詳細を確認する



================================================================
■ゆめみるじかん
----------------------------------------------------------------
ノスタルジアで思い出した(無軌道だな)。

最近、不思議なことが起こる。
ふとした瞬間-一瞬目を閉じたり、うつらうつらしていたり、
意識と意識の間に小さな溝が出来るようなときに、
古く懐かしい風景が頭蓋骨の内側のスクリーンに、ぱしゃりと投影されるのです。

映し出されるのは何ということもない、郷里の町のちょっとした景色なのです。
今はもう残っていないものも多い。
残っているのか、なくなってしまったのか、私が知らないものも多い。
そんなとき、残っているのかいないのか、
強く確かめに行きたい気持ちに襲われることもあります。

知り合いの家の隣にあった、ちいさな地蔵尊、
隣町の駅前の、銀行が見える曲がり角、
今はもう潰れてしまった本屋の内装、
私が郷里を離れてから、新たに出来たり、なくなったりしたものも多いから、
その風景が正しいのかどうかも定かではない。

自宅から近すぎず遠すぎず、
子供の足で10分ほどの圏内にある景色ばかりが
ランダムなスライドのように私をあざ笑っては消えていくのだった。

私の脳は、私に何を伝えようとしているのだろうか。
もしかして近々死ぬ?
マそれもアリですけど。


================================================================
■アニメのじかん
----------------------------------------------------------------
気を取り直してアニメ関連の話題です。

■■■--- 『マクロスF』 ---■■■
先週の回の感想↓……になるのかな?

おもすれえ。
アーマードバルキリーの全弾発射、
ケーニッヒの全方位射撃、
とどめにマクロスクオータの特攻トランスフォーメーションに
マクロスキャノン近接射撃と、燃えるシーケンス目白押しで息をつく暇もない。
出し惜しみなしで突っ走ってる気がするんですが、
後半息切れなんてナシでお願いしますよ!
あとあと隠し玉もあって勝算アリでやってるんですよね?
ケーニッヒモンスターは男のロマンです!!

オイサンは別段、ハイエンド家電になんか興味ないヒトなのですが、
『マクロスF』のDVDリリースで
「Blu-Ray版も同時リリース!」なんて言われてウッカリ欲しくなってしまいました。
なんせこのマンガは映像的に、演出も美麗さもとんでもないので、
美しい絵で、大きな画面で見たい!……と思ってしまうのでした。
フルHDテレビと一緒に購入検討開始!

デ今週の第8話、『ハイスクール・クイーン』。
完全におバカ話・ラブコメ話の回でした。
メカ・戦争・シリアス描写なし。
バカもラブコメも大好きなオイサンには、こんな回も非常にありがたい。
サービスカットも盛りだくさん。
「はいてない」状態で風にスカートなびかせて、
学校内を疾走する銀河のアイドル・シェリルさんは素敵です!

作画のいい感じの崩れっぷりも丁度イイさじ加減で面白うございました。


■■■--- 『みなみけおかわり』OP ---■■■
ニコニコ動画で見かけて、一発でヤラれました。
なんぞコレ、面白い。


■みなみけおかわりOP

曲調と映像が合っておらず、また作品そのものの作風も若干ゆがめて載っけてある。
映像を曲調に、作風を映像に、それぞれ65%ずつくらい、歩み寄らせている
その緊張感がたまらなくばかばかしくて素敵です。

この曲は何だ、タイアップか、
アーティストは気の毒に、すっかり上手く利用されてしまったな……
と思ってテロップ見てたら主役の声優3人のユニットだった。
完全に織り込み済みで、わざわざ狙ってこの曲を作ったのか!
すげえな。

うーむ、俄然本編も見たくなってきた。
ていうか見とけば良かったと激しく切なく後悔。
たまーに夜中に見かけてゲラゲラ笑ってたんですが、
なんで真面目に見ようと思わなかったのか。

……多分オイサンは、死ぬ間際にも
「なんで俺はあのとき……」
って、たくさんたくさん思うんだろうな。
まあいいケド。


■■■--- たのしいようちえん ---■■■
ホラそこ、表題だけで通報しない!

『はなまるのじかん』に引っ張られて
原作『はなまる幼稚園』を買って読んでみましたっていう、そんなお話です。

■Youtube『はなまるのじかん』

  この映像が何かというとツマリ、
  『こどものじかん』というアニメのエンディングに、
  『はなまる幼稚園』(アニメ化未定)のキャラクターを載っけて勝手に作られた、
  仮想アニメ版『はなまる幼稚園』のED、というわけです。

デその『はなまる幼稚園』の原作。
まあ、面白い。というか和める。
けど、それだけな感じ。
『ひろなex』や『勤しめ!仁岡先生!』を読んでいるオイサンが、
更に買い足していると際限がなくなる恐れがある。

  ……まあ山本先生はかなりスキなので歯止めが効かなくはなるかもですが。
  イヤもう……大好きなんですけどね。

このテのゆるなごみ系コメディ作品は
たくさん種類があって売れてもいるようだけど、
みんなこういうの好きなんだろうなあ。
みんなやさぐれた暮らしを送ってるんだろうなあ……。
『ひだまりスケッチ』がそうでないとは言いませんが。
『苺ましまろ』は若干ベクトルを異にしている気がする。

ちなみにもう一つの原作『こどものじかん』は、
ずいぶん前に1巻だけ読んでやめました。
私屋カヲルは『少年三白眼』の頃が一番面白かったなあ。
このひとも女捨ててるよなあ……。


================================================================
■リメンバー・パールハーバー
----------------------------------------------------------------
先日、オイサンは同行せずに済んだのだが、
オイサンの上司が、一人でまたアメリカに渡った。
デ一週間くらいで帰ってきた。

デちょっとオイサンも、前に書いた記事を読んだり、
写真を見てみたりして、アメリカに行って過ごした2ヶ月半ばかりのことを思い返してみた。

すると、思いのほか「イヤ」だった。
自分で思っていた以上にそのことを思い出すのが「イヤ」で、
拒否反応が強い。
お腹の具合が悪くなるくらい、カラダが拒絶するのでびっくりした。
何せ、軽く肌が粟立つのだから凄まじい。

楽しい・面白いと思えたコトもあったハズで、
あちらにいた当時、
「ああ、日本に帰ったらこの店・この場所にはもう一度来たいと、
 悔しいけども思っちゃうのだろうな」
と思っていた場所も、あるにはあった。

  だけども。

それらを帳消しにして余りあるくらい、
むしろ、拒否反応を緩和しようとしてそういう場所のことを思い出すほど、
拒絶反応は強くなる。
理由は分からない。
多分、そういう場所でこそ、少しでも救いを求めて、
自分らしくない振る舞いをしてしまったからなのではないかと思うが。

あちらでの暮らしを思い出すことすら「イヤ」で、
もう一度行くなんてことは及びもつかないくらいだった。
「そんな、ちょっと美味いモノが食べられたり、
 ちょっといい景色が見られる程度のコトで
 あんな場所になんて行ってたまるか」と。
もう二度と、絶対に行きたくない。
それが結論だった。

よくもまあ、2ヶ月もガマン出来たな、俺エラいな、
そう思えるくらいイヤな、ガマンならないコトだらけなのだった。

 ホテルの部屋がイヤだ。
 ホテルの風呂がイヤだ。
 ホテルの庭がイヤだ。
 ホテルの前の道路がイヤだ。
 ホテルの前のスタバがイヤだ。
 ホテルのロビーと駐車場がイヤだ。
 WAL★MARTがイヤで、そこにいたる道のりと景色がイヤだ。
 景色だけじゃない、広々とした空と、そこを満たす空気の感じがもうイヤだ。
 よく買い物をしたチャイナマーケットがイヤだ。
 中華料理屋も、サブウェイみたいなサンドイッチ屋も、イタリア料理屋もイヤで、
 左ハンドルの車の助手席がイヤだ。
 そうそう、向こうのクルマに独特の、ドアを閉めたときの感じがまあイヤだ。
 あと、国際線のシートがイヤだ。

結局は、個々の事象が積み重なって全体的なイヤが出来上がっているワケではなくて、
そもそも全体的な空気がイヤで、
そのせいで上に書いたような個々のコトがイヤなんですけどね。

アメリカで、自分の視界に入れた風景の中で、
PCとDS・PSPの液晶画面だけが、唯一思い出してもイヤじゃない。
PCとDSがあって良かったよ。『いたスト』、面白かったな。

……もうホントにぞっとする。
趣味で行く人、すげえな。何しに行くんだろ。
みんなも行かない方がいいぞ。
パールハーバーの真実 パールハーバーの真実

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する




マそんな感じで、例によって何のまとまりもなく。
オイサンでした。
あーあと、旅行関係のブログがバラバラになっていたので、
一つにまとめて、今後も旅行系はそっちでまとめようかと考えました。

  http://ikas2nd-special.cocolog-nifty.com/walkies/

まだこの間のえりも・広尾編しかありませんし、別段新しいことも書いてませんが
おいおい今までの分も移していこうと思います。
よろしくです。
ほなまた。



  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月20日 (火)

■輝く老後の過ごし方

『ぷっすま』のDVD全集とか出たら
寝ころんで残りの一生タイクツせずに終われそうなんだがな……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月19日 (月)

■魔女っ子一人いない町

いやなんかもう。
今日はあんまりいい気分じゃない一日だったけど、
これですべて救われたわ。

■魔法少女は てな ようせい のOPらしき物


なんか下手すっと怒られるレベルのものらしいから(理由はわからんが)
すぐ見られなくなっちゃうかも知れんけど。

素人が暇に任せて作ったとは思えない、素晴らしいクオリティ。
ちょっとベアード様に怒られ気味だけど。
これでまだまだ戦えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月18日 (日)

■春の虚ろと風の岩・その5 -更新第128回-

えりもの春に垣間見えると言う、
「何もないこと」を探す旅もいよいよ最終日を迎えました。

00_title2

この日も特に気張ることもなく、目覚めは7時。
珍しく、完全にチカラの抜け切った旅です。

本日の予定。
9時半頃、広尾駅からバスに乗り、帯広市街へ向かいます。
途中、余裕があれば中札内村に寄って行こうか……と思うのですが、
如何せん荷物が大きいので、それを預けられるところがあるかが重要です。

飛行機はどーんと20時半発の最終便なので、
帯広ではワリと時間があります。
帯広でのお楽しみは、4年前にも戴いた
「はげ天」さんでの豚丼と、
「らーめんみすゞ」のラーメンです。

「はげ天」さんの豚丼は、それはもう美味しかった覚えがある上での楽しみなのですが、
「みすゞ」のラーメンは、何となく美味しかったような気がするのですが
よく憶えていないので、ホントに美味しいかどうかを確かめる意味でのお楽しみ。

あとは……特にすること決まってない。
お土産買うくらいか。
街中にも、そんな楽しめるスポットなかったはずだしなー。
そんなんで6時間近くもどうするんだろう、オイサン。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■$$ 4日目・5月6日(火) おしながき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 $$ 第一場 朝・フンベの滝、再び~広尾を離れる

 $$ 第二場 広尾~中札内~帯広
  $ 中札内村

 $$ 第三場 帯広にて
  $ 途方に暮れる
   $ 帯広について
    $ 十勝大橋
     $ 帯広中央公園にて
      $ 菓子・柳月 らーめん・みすゞ

 $ 終幕


================================================================
■第一場 朝・フンベの滝、再び~広尾を離れる
----------------------------------------------------------------
さて本日は、昨日とうって変わって好天。
01_hiroo
これだから十勝さんは侮れません。

  ……って十勝さんに限らず、最終日いい天気になるのは何故か毎回だけど。

さくさく朝ゴハンを戴き、チェックアウトも済ませてしまい、
昨日は幽玄な霧の中だったフンベの滝を目指します。
つっても時間が1時間チョイしかないので、あんまりゆっくりも出来ません。
マ慌ててもアレなんで、ダメだったらバスを一本遅らせるくらいの気持ちで行きましょう。
昨日の霧の景色も悪くないですが、視界が開けるとこれはまた、開放的で良いですな。
02_road  03_river

さあ、今日は晴れたフンベの滝。
05_waterfall2  06_waterfall3 04_waterfall

……昨日の霧っぽい方がフンイキあるな……。
写真のマズさも若干ごまかされてくれるしな……。
フンベの滝のそばには、フランクフルト・焼きとうきび売りのワゴンが停まっています。
昨日もいたぞ。
この滝を目当てにしてくる観光客を当て込んでて、商売が成り立つもんなのかと思いますが、
それでも、昨日のような天気でも、オイサンの他にも一人二人は見に来ている人がいたし、
今日は今日でやはり4、5人は見に来る人に会ってます。

  ……まあ大概の方は、若干小首を傾げて去って行きますが……。

覆道(トンネルみたいなんです)の出口で、
チャリンコに乗ってやって来たアンチャンと笑顔で挨拶を交わし、
ぼちぼちと時間も時間なので、広尾の町へ引き上げます。

  うーむ、やっぱバスを一本遅くして、大丸山森林公園も見て行こうかねえ。
  ……などと考えながら黄金道路を歩く。
  ゴールデーン(てきとう)。


================================================================
■第二場 広尾~中札内~帯広
----------------------------------------------------------------
11_bt3
宿で預かってもらっていた荷物を引き取り、バスターミナルへ向かって歩きます。
起伏もカーブもない、ひたすら平坦で一直線の道はなんだか気が滅入る感じです。

  に、荷物が重い……。

待合所では、アンチャンが一人でコンビニ弁当食ってます。
だるまストーブがあり、駅文庫があり、
07_bt1 08_bt2
乗車券を買っておこうと思ったら、券売のオッチャンは寝てるし……のどかです。
隣の鉄道記念公園ではジイチャン連中がゲートボール(パークゴルフ?)に興じています。
10_park

あーあと、ここ広尾は、かつて存在した広尾線という国鉄の終着地点です。
「愛国から幸福へ」で有名な広尾線です。
今はもう廃線になっていますが、その開通や閉鎖を記念した公園があるわけです。
ターミナルにも鐘があったりしてね、風情があるじゃないですか。
12_bt4

この停留所はその資料館もかねています。
……リアル勉三さんの写真があったので掲載。
09_benzou
なつかしのなすびさんではありません。
右の勉三じゃない方はずいぶんビックリしてますな。

さあバスが来ました。
ここから2時間半は、帯広までバスの旅です。


------------------------------------------------
■■■━ 中札内村 ━■■■
------------------------------------------------
途中、中札内という村を通ります。
この中札内村は、4年前に帯広を訪れたときにも立ち寄った場所でした。
……特に何がある場所というわけではないのですが……
なんとなく、でしょうね。
なんとなくっつったって、帯広からバスで1時間半程度はかかるところですよ。
ホント何しに来たんだか。

  たぶん、「村かよ!」みたいな、
  勢いだけで来たんだと思いますけど(それもよく分からんな)。

今回も、時間とやる気があれば、降りてちょっと立ち寄りたいと思っていたのですが、
さすがに荷物が大きいままですし、
それを預ける場所もないようでしたので今回はちょっとパス。
残念。
バスの中から眺めていると……なんだか随分と発展したみたいですなあ。
大きなドラッグストアだか、スーパーだかがが出来てましたよ。
なんか……浮いてましたね。

  ……小さな本屋とかさ、個人商店とかが一杯あったんですけどね。
  そういうものが今後どうなっていくのかが、気になるところです。

こうして旅行で町に訪れたときには、
大抵オイサンは地元の神社にご挨拶に窺うわけですが。

4年前この村に来たときにも、そのようにしたのですが、
ここはワリと新しい神社のようで、さほどの威厳を感じるものではありませんでした。
けれども、そのお社の絵馬掛に掛けられていた絵馬に、
地元の学生さんやらの実に素朴な願い事が書かれていてですね。
なんとなくジンとなったのをよく憶えています。

 ●●の高校に合格しますように、だとか、
 ××ちゃんが▲▲の試験に受かりますようにだとか。
 まあどこでも見かけるようなお願い事なんですが……
 やけに「自分ではない人の成功を祈る願い事」が、
 絵馬の枚数に比して、多かったように記憶しています。
 人のために何かを祈る心の豊かさのようなものを感じました。

そんなコトもあって、ちょっと思い入れのある土地ではあるので、
今回はお邪魔できなくて残念です。

サテ、2時間半はずっとバスの中でお写真らしいお写真が撮れませんでしたので、
途中通った病院の駐車場の車止めがあまりにも斜めだったので
そのお写真でも。
13_naname
……なんか見てるとアタマがグラグラする写真ですね。


================================================================
■第三場 帯広にて
----------------------------------------------------------------
さて、バスは帯広駅に着きました。
14_station
お写真は帰る直前のモノなのでずいぶん暮れなずんでおりますがマそこは気になさらず。
時間はちょうどお昼。
荷物をコインロッカーに放り込むと、まずはさっさと腹ごしらえです。

  ……今回からおカバンが新しくなっておりまして、
  今まで使ってたのよりも一回り大きいモンですからロッカーに入るかどうか不安だったんですけれども。
  全然入りましたね。
  マそんなコトはどうでもよく。

サテ皆さん、帯広のお昼ゴハンと言えば……?
そう、名物『豚丼』です。
帯広では、昼に豚丼以外のモノを食べるやつはブタ野郎と罵られても文句は言えないチキン野郎扱いです。
駅を出てすぐの所には、その名も轟く有名店「ぱんちょう」さんが店を構えており、
今日も行列が出来ていました(本当)。

  フフン、素人め。

豚丼と言えば老舗「はげ天」で決まりなんだよ。
……「ぱんちょう」で食べたコトないから知らないけど(アカンがな)。
いや、でもですね、「はげ天」の豚丼がおいしいのは本当です。

  それに、これも4年前のことですが、
  おそばの「長寿庵」でおそばを戴いた時のこと、
  お店のご主人に「オススメの豚丼は?」と尋ねたところ、
  ご主人も、その場におらっしゃった地元のお客さんも、
  「「はげ天」さんのが好きだねえ、おいしいねえ」
  とおっしゃってましたし。
  
大きな地図で見る

今回は、その懐かしい味をもう一度思い出したくて来てるので、
再度「はげ天」さんにお邪魔したい所存。
ほかのお店を開拓するのは、また今度、じっくりと帯広に腰を据えて遊びに来た時に譲りましょう。

15_hageten
ハイ、なんのヒネリもなく豚丼です!
はげ天さんは老舗のてんぷら屋さんだもんで、
ちょっとお店の門構えも迫力があって身構えてしまいがちですが、
イヤしかしホントおいしい。あとを引きます。
また帯広に来ることがあったら、やっぱりまた来てしまうんでしょうね。
豚丼は、オイサンの11回にわたる渡道歴の中でも、おいしいものランキングのかなり上の方に入るものです。


------------------------------------------------
■■■━ 途方に暮れる ━■■■
------------------------------------------------
サお腹も一杯になったところでですね!

  ……何しよ。

参ったな、なんも考えてねえぞ。
時間は……只今12時45分。
飛行機の時間が20時30分だから、マGW最終日ってコトでちょっと早めに空港に着くとしても
19時には空港に着くとして、18時20~30分に駅前を出れば間に合うだろう。
……あとほぼ6時間か……。
お土産買うくらいしかするコトないんですよなあ。
でも今お土産買っても邪魔になるだけだし。
観光地に行くっていっても、この辺は郊外にスポットが点在してるもんだから、
徒歩メインのオイサンには厳しい。
下調べもしてませんしね。

  行けるとしたら、駅南のグリーンパークか、十勝大橋くらいか。
  グリーンパークには、世界一長い400mのベンチがあるんですが……
  今更400mベンチでもねえしなー。
  16_400m
  写真は4年前のものです。ベンチっつうか……。

  遠出して飛行機に間に合わなくなってもアレですしね。
  前回の帯広に来た時、ゲーセンで『ケツイ』に夢中になってて
  空港行きのバスを逃してしまうという前科もちとしては慎重にならざるを得ない。
  
  ■ケツイ~絆地獄たち

まあそんなコトなので、とりあえず軽く街を眺めて、十勝大橋でも眺めるとしましょう。
十勝大橋までは駅から大体1.5kmちょい。
橋を渡れば約2kmチョイ。

途中、以前見た風景の、ぼんやりした記憶と照らし合わせながら街を歩くも、
大した違いはないように思う。
あまり大きな変化は無いみたいだ。


------------------------------------------------
■■■━ 帯広について ━■■■
------------------------------------------------
帯広の街は、駅周辺、特に北側に生活のためのストリートが集中していて、
あとは盛り場がメイン。
ワカモノに魅力的な手軽でおしゃれなスポットはほとんどない感じです。

  釧路も似たようなモンなんですけどね。
  ……まあそもそも、ワカモノ向けの派手なスポットがあるのなんて
  東京・大阪とかの主要都市くらいなのかも知れませんが。

南側も、長崎屋があったり、なんか大きなお店が出来たりと、
前来たよりも賑やかさは増してる感じですな。
北側よりも開放的です。

  ちなみに帯広は、WRCの日本ステージ、RallyJapanが開催されることでも有名です。
  今年は帯広じゃなくなっちゃったみたいですが。

北側も南側も、中心の商業地区をはずれると
突然民家が並び出します。
なだらかに商業地区から生活地区へ変化したり、きっぱりとした境界がない分
唐突な印象を受けます。
途中、小雨に降られたりしながら十勝大橋を目指して北へ向かいます。


------------------------------------------------
■■■━ 十勝大橋 ━■■■
------------------------------------------------
サテ、十勝大橋。
18_bridge
河川敷が一面まっ黄色の……

  なんでオイサンのIMEは「まっきいろ」を「末期色」に変換しますか。
  才能ですか。
  ネガティブエンジン搭載ですか。
  閑話休題。

河川敷が、一面まっ黄色のタンポポ地獄。
17_kasennjki01
すごいな。まぶしいくらいです。
オイサンは黄色が大好きです。

  その理由は、中学2年の時の掃除の時間、
  同じクラスの女の子同士がスカートめくりをしていて、
  ぶわーっと見えたパンツがまぶしいくらいのタンポポ色をしていたから、ではありません。
  多分。
  それより前から好きだったような気がします。
  ……多分。
  どうでもいいですが、同じく中学のとき、美術の時間、
  先生に好きな色を聞かれて「黄色」で手を挙げたものの、
  「黄色を好きな人間はキチガイです。多かれ少なかれ、どっかオカシイ」
  と言われて軽いショックを受けたものですが、
  今となっては案外間違ってもなかったな、と思うオイサンです。

  田名後(たなご)先生、お元気ですかコノヤロウ!
  オイサンは病気ですバカヤロウ!

下を流れるのは十勝川。
19_tokachi
……まあ、それだけちゃそれだけの、タダの橋なんですけども。
迫力があってオイサンはわりと好きです。
交通量は多いのでやかましくはありますが、少し橋から離れれば、
土手に座ってボサーっとしているのにはうってつけのロケーション。
今日は雲がかかって見えませんが、遙か西には十勝連峰の稜線が臨めます。

山と川と広い空、橋が織りなすシルエットをファインダー越しに追いかけるウチに、
結局、対岸まで橋を渡ってしまいました。
20_kasenjiki02_2
うおお、戻りがダルいんですわ。長いんだもの、この橋。


------------------------------------------------
■■■━ 帯広中央公園にて ━■■■
------------------------------------------------
結局このアト、本当にすることが見つからなくて
普通にデパート藤丸の中をぶらついてみたり、
駅ビルの中でおみやげ物屋を物色してみたり、
雲が晴れたのを見てもう一度十勝大橋に行ってみたりと、
その動きは実に無軌道。

  これといった収穫もありません。
  ホントにブラブラしてただけ。
  今回こういうの多いな。

ただいま、16時15分。
あとは、5時を回ったら柳月に行っておみやげ物を買い、
そのアトもう一つの再訪ポイントである、「らーめんみすゞ」でラーメン食べて、
あとはもう帰るだけ。
歩きくたびれて、帯広中央公園で西日を浴びながらぼさーっと時間を過ごします。
22_park2
連休最後の日のたそがれどき。
もうみんな家に帰ってしまったのか、人もいない。
さっきまで、じいちゃんとお孫さんか、小さな子供が戯れていましたが。
大通りをちょっと外したところにあるせいか、町中なのに静かです。

  なぞの「ひだまり」なる東屋を見つけたので無意味に写真など。
  これは『ひだまりスケッチ』シンパのオイサンにははずせません。
  Hidamari  21_hidamari2
  看板の字体も、4人がけのベンチも、なんか狙ったみたいにピッタリですな。

    『ひだまりスケッチ』、まんがタイムきららキャラットで大好評連載中!
    単行本1~3巻、好評発売中!!
    ひだまりスケッチ 1 (1) (まんがタイムKRコミックス) ひだまりスケッチ 2 (2) (まんがタイムKRコミックス) ひだまりスケッチ 3 (3) (まんがタイムKRコミックス)
    ■見給へ、コレがキチガイでなくてなんだ!
    アニメ第2期『ひだまりスケッチx365』も7月から放映予定!!!
    『ひだまりラジオx365』、インターネットラジオで、めっちょキュート&テラカオスに月イチ配信中!!!!
    宣伝? いいえ、ケフィアです。

そろそろ行くかと腰を上げて公園を出ようとしたとき、
ガサッと大きな音がして、オイサン思わず身構えます。
ワリと大きな影が、すぐそばの木の幹に張り付いて、向こうもこちらの様子を窺っています。
リス。
リスです。
お互い身動き出来ずに、しばらくにらみ合いが続きました。
刹那、ほとんどクイックドロウみたいにポケットからカメラを取り出してワンショット!

  ……あの、西部劇とか刑事ドラマとかで、
  一瞬が何時間にも感じる睨み合い、みたいな表現や演出がされますが、
  あれはホントにありますね。
  多分、リスさんとオイサンの目が合っていた時間は3秒もなかったと思いますが、
  その間にじわじわとカメラを取り出す、
  目を離さないままカメラを立ち上げて設定をする、
  その瞬間にリスが走り去ろうとするので、それを捉えてシャッター!  
  ……休みの公園でリスと撃ち合いするオッサンキモイ。

その成果がコレです!!
23_risu
ブレブレやがな。
うーむ……。人として軸がブレている……。
分かる人にだけ分かる、上手いオチが付いたところで、
お菓子屋「柳月」、ラーメン「みすず」へ。

  しかし、町なかにいるんだなあ、リス。
  そういやこんな標識もあったもんなあ。
  27_plate
  ……サンノゼにもいたっけ。リス。


------------------------------------------------
■■■━ 菓子・柳月 らーめん・みすゞ ━■■■
------------------------------------------------
帯広でお菓子と言えば……全国的には六花亭さんが先ず有名ですが、
地元ではこの柳月さんも負けていません。
24_ryuugetsu
オイサンは柳月さんの方が断然好きです。
ここでいくらかお土産を買い、晩ゴハンどころ、らーめんみすゞさんへ。

ここは……有名店だったんですね?
25_misuzu
4年前に来たときはそうでもなかったと思うんですが……
お昼に前を通った時は行列ができていたので、
完全に晩ゴハンの時間帯に入ってしまう前にやってきました。
時間は現在17時30分。

注文したのはこだわりみすゞラーメンの醤油。あとライス。
全体的にはちょっと甘めなのにピリッと辛みが利いている。
普通でなく、クセが強いので、好きな人はハマる味です、きっと。
ここ数年でグーッと評判を上げたみたいで、
今では札幌などにもお店があるようです(4年前からそうなのか?)。
カップラーメンにもなっているとのこと。

あと、ライスがおいしい。
そして量がちょっと多い……。
ラーメンのサイドにつけるなら小ライスで十分だったかも。
でも、ちょっと固めでツヤがあって、かなりおいしい部類に入るライスでした。

そして思い出したのが、ここのお店は接客がすごく丁寧だってことでした。
席に通してもらうときから、注文をとってもらって、
ラーメンを運んできてくれて、お勘定をするまで、
お店のオバサンが慇懃過ぎず、無礼でなく、とても気持のよい接客をしてくれるのでした。

4年前にも来た旨を告げて、ちょっとお話しして、
出がけにガムを貰って帰ります。

大きな地図で見る


================================================================
■終幕
----------------------------------------------------------------
サテ、すべてのイベントを終えて、
今帯広の駅前でまたしてもボサーっとしています。

若い娘さんが、鹿の彫刻にイタズラがされているのをみて
キャアキャア笑っています。
26_shika
……そんな面白いイタズラでもないと、オジサン思うんだけどなア。

思えば今回の旅では、こうしてボサーっとしている時間が長い。
まあ、春の旅行はどうもこうなりやすい傾向があるようですが。

  4年前の帯広しかり、昨年の霧多布しかり。

こうして一旦帯広にまで抜けてしまうと忘れてしまいそうになりますが、
もとはと言えばシンイチ・モリに騙されて、
えりもにあるという「何もない春」を探しにきた今回の旅。

ここまで読んで戴いた方にはなんとなく分かって戴けると思うのですが、
マ何もないっちゃあ、確かに何もない。
だけども、何だかんだあるっちゃあ、確かにある。
……そんな当たり前の結論になってしまうなあと、思うのです。

確かに、モノはないわ。
コト……大きな出来事、急激な変化ってのも、またそんなにないのかも知れません
……が、それはまあ、ヨソ者のオイサンに言えるコトではないですね。
ですが、地元の人たちの話に耳を傾ける以上、
それは緩やかに、降り積もるようなもののように思います。

けれども、降り積もったものの多さや重さは都会のそれに劣るものではなく、
それが消えずに残る時間の長さと言ったら、
都会とは比べ物にならないくらい、
重く深く長く。
しんしん、しんしんと残っていくのではないかと、
そこかしこに刻まれていたものを拾い集めてみて思いました。

春に浮かれず、冬に萎びず、
ごうごうと吹く風と、それに荒らぶる波に少しずつ削られていく岩礁のように、
まるでなにごともなかったかのように春をむかえ、夏を送るのだろうかと。


28_airport


空港に着き、もてあます時間の片隅で、一枚、外で写真を撮りました。
すると背後の駐車場の方で、キキーッという鋭いブレーキの音とクラクション、
そして交通整理の笛の音がなっていました。
びっくりした顔のオイサンを見て、お歳を召した警備員のオジサンが、

「どっかの若いののクルマがさ、バスのレーンに入ったんさ。
 へへ。
 しょうがねえな。
 なっちゃいねえ、なっちゃいねえよ」

と照れくさそうに笑った、その真っ黒に皺のなじんだアゴと指が、
なぜだかとても、印象的だったのでした。
 
 
                                 ……オシマイ。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月11日 (日)

■春の虚ろと風の岩・その4 -更新第127回-

================================================================
■■■--- 3日目・5月5日(月) ---■■■
----------------------------------------------------------------
■第一場 朝~フンベの滝

3日目の朝。

  ……しょっぱなから「3かめ」って打ったら「3カメ」になったぞ。
  俺は業界人か。ここは第何スタジオだ。
  それじゃ1カメさんから3カメさんまでスタンバイお願いしまーす。

この日もコレといったひねりもなく7時頃起き出してゴハン。
テレビでは相変わらず、
殺された愛知県の女子高生と、コキントウ首席ばっかりです。

さて、雨。
02_town01
かといって、この辺に屋内で楽しめる施設はありません。
広尾シーサイドパークとか、
足を延ばして中札内美術村とか、
ないではないですけど、それもどうかねえ。
とりあえず、ちょっと歩いていける範囲にあるフンベの滝を見て、
あとは町の中でボンヤリして過ごすことに。

  最近オイサンは、旅先でも雨に出くわすことがそんなにキライじゃありません。
  4日5日あれば、ウチ一日くらいは雨でも、マ雰囲気出て良いかな、
  くらいに思っています。
  マ曇り・雨は写真撮るのが大変なんで、そこはちょっと残念ですけどね。
  その土地の雨に降られてみるというのも、それはそれでアリな感じですよ。
  景色の変わりかたも、土地によって違うもんですしね。

とはいっても出足は鈍く、行動を開始したのは結局10時を回る頃。
ネットが出来ちゃうと、それだけでも十分楽しめてしまいますしね……。
かといって、旅先でニコニコ動画で『ひだまりラジオ・残りごはん』聞いてるのはどうかと、
自分でも思うけどさ。

■ひだまりラジオx365 残りごはん


それもまた、コチトラの旅の真実。
あと便秘気味でお腹が重い。

ホテルを出ると……電飾用の配線が超タコ足。
怖ェ。
火事とか勘弁して下さいよ。
01_octpus
しかしなんの写真だコレは。

雨……というか、もう粒の大きな霧が町を覆って肌寒い。
傘をさして歩いていても、風もないのに上着が濡れて重くなってくる。
視界も悪い。
とりあえず海の見える方面に出ようと足を西に向けます。
メインストリートを歩いている分には平らな町だと思っていましたが、
ちょっと海に向かうと急な斜面、起伏アリ。
この辺は、去年の冬に行った留萌の町に似ている。

03_port

この町にある十勝港は、道央の重要な海の玄関口なんだそう。
しかしまあ、遠目に見てもすっかり船のための海で、
人間が見て回るところは何もなさそう。
雨も冷たい。
ひとまずは、さっさとフンベの滝を目指した方が良さそうです。

フンベの滝は、広尾の町からえりも岬方面に、大体歩いて30分くらいのところにある小さな滝です。
昨日、一昨日もバスで通った時に車の中から見たのですが、
マ滝っちゅうよりは水たまりが落っこちてきてるレベルのようです。
大体高さ2~3メートルくらいの高さの岸壁の途中から、
なぜか突然水が染み出して落ちています。

04_road
シケた写真ばっかでスマンね。でもこれはオイサンの記録なので
しょうがないと思いねえ。


などと考えながら、つらつら自動車道のわきを歩いて行きますが、
視界のよろしくないせいか、行き交う車も皆徐行。
下手をすると、目の前の霧を切り裂いて突然クルマが現れるような感じになるので、
気をつけないと危ないな。
こっちも出来るだけ遠くから見える位置を歩くようにしよう。
あたりはちょっとした幽玄の世界。
05_myst  06_myst2
道ゆく車が、歩きのオイサンのことを怪訝な顔で見ていくのが心苦しい。
まあしゃあねえんだけどさ。


二つほど覆道を抜け、フンベの集落にたどり着く。
道一本はさんでもう海、後ろは岸壁、というとんでもない立地ですが……
この集落って恒常的に人が住んでるものなのか?
漁の時期だけとかじゃなくて?
07_funbe
写真は翌日再訪した時に撮ったものですが、こんな感じです。

その集落を少し外れるところまで歩けば、フンベの滝があります。
ホントにザボザボと、水が落ちてきているだけの感じです。
決して、雨水が落っこちてきてるだけではありません。

08_waterfall_1  09_waterfall_2  10_waterfall_3
霧雨のせいか、飛沫と空気が渾然となってなかなか良い雰囲気です。
11_waterfall_4  12_waterfall_5  13_waterfall_6
ショボくれた写真でもこんだけ並べると多少は絵になるもんだな。
……一個一個は相変わらずショボいけど。


通り過ぎる車に注意しながらぽちぽちと写真を撮り、
20分ほどその場に留まっているとさすがに体が冷えてきました。
明日、晴れたら朝のうちにもう一度来てみよう。

________________________________________________________
■第二場 goodyにて

お昼ゴハンは宿では出ないので、
下調べをした時に見つけておいた「goody」という喫茶店で戴くことに。

Webサイトを見る限り、ちょっと派手な感じのお店に見えたので少し警戒していたのですが
全然そんな感じではなく、落ち着いた雰囲気のお店でした。
かかってる音楽も『いい日旅立ち』とか、
シンジ・タニムラを中心にオイサンのハートをピンポイント爆撃です。



いや沁みるねえ。
パスタとピザとカレーとオムライス。
迷ったんですが無難にコロッケカレーに。

待つ間、パカパカとこのページ用の記事なんかを書くわけですが、
オイサンよりも先に来ていた、奥の席に陣取っている若い二人の男女が
なんだかやけに楽しそうです。

中学校のときにだれが好きだったとか、誰と誰が付き合ってたとか、
そんな話題で盛り上がっているところをみると、
この町出身の幼馴染という感じでしょうか。
どっちかがGWを使って広尾に帰って来て、昔話に花が咲いている感じです。
しばらくすると男がもう一人増えて、さらに楽しそうなことに。
そんな中、オイサン向きの話題が一個、転がってきました。


  女 「だって私、自分が結婚するとは思ってなかったもん。
     日本にいるとも思わなかった。
     アメリカに行きたかった。」
  男1 「何? なんで? 何がしたかったの?
  女 「わかんない。行けば、何かあるかと思ってた。
  男2 「ふーん。
  男1 「でもさ、そんなの、日本にもあるよ。何でもあるよ。
  男2 「そうそう。広尾にもなんでもあるよ。
  全員「いやいやないから。広尾、何もないから。


なんということでしょう!
原住民の口からハッキリと「何にもない」証言が!
やはりえりもの春には「何もない」というのかー!!

……しかしこの発言は春に限定しておらず、
場所も広尾の関することだったので、われわれ調査班は無視することにしました!
いやあ、あまりにタイミングが良いのでびっくりしました。

そんなオイサンはカレーとコーヒーを平らげて、
さっさとgoodyを後にするのでした。
カレーもコーヒーも割とフツウでした。
ごっそさん、おいしかったですよ。
何よりBGMのシンジ・タニムラが良かった(そこか)。

  ♪いい日~旅立ち~ 幸せを~探しぃに~
   ほふぁほふぁほふぁほふぁほふぁ~ほふぁほふぁほふぁほふぁほふぁ~
   歌を~ 道連れにぃ~

、っとくらぁ(↑よく知らない)。


________________________________________________________
■第三場 広尾の町を行く

サテ……これといって、することもなくなってしまった。
小さな公園があったハズだから、ちょっと覗いてみるか。
まあただの公園なのだろうし、大した発見もないだろうけども。
あとは買い物でもして、宿に戻るとしよう。
先ずは丸山公園。

14_park
御覧の通り、桜がいい感じで咲いています。
道央南や道東の桜の開花時期は5月上旬~中旬なのです。
デ丸山公園は、御覧の通り、やたらめったら広い公園です。
いわゆる山と広場の、お花見にちょうど良い感じの公園。
一回りしてみましたが、程よい広さで気持ちいいです。
歩いていて驚いたのですが。
水芭蕉が群生していました。
17_mizubasyou
ただの公園の水路……というか、ちょっとした沢にですよ。

昨年のGW、このオッサンは道東の霧多布を訪れたのですが
(これがまたなんとも良いところでした)、
そこの霧多布湿原の自然センターみたいなところで、
割とこの時期の目玉扱いで咲いていたのですが……
それがまあ、こんな普通の町の公園でみられるとは。
本州で見ようと思ったら、長野の尾瀬沼が有名ですけども。
えりもの春は、水芭蕉が咲いている春です!


……。


……といったところで、本日も唐突に終わります。
だってこの日も、このあと宿に帰って、ご飯食べて寝ただけですもーん。
ほんとインターバルの様な、
普通の休みみたいな日でした。

  本屋でサンデー買って帰ったくらいですからね。
  GW進行で、一号買うの忘れてた。

ちょっと、町とお宿について書いておきましょうか。

町。
 歩いてみるとわかりますが、
 この広尾という町は不思議な雰囲気のある町です。
 神社とその公園が町の中心にあって、
 普通の生活の町のはずで、
 お店が沢山あるわけでない、これといった華があるわけでも決してないのですが、
 なんとなく温かい何かに守られている感じのある町です。
 町の中のものは全て、中心たるそこに流れ込み、
 時折外からのもの、或いは外へのものが、町のはずれにある広尾駅から
 流れ着いては出て行く、そんな循環が成立しているように思えます。

 あと、道央の広い地面を遺憾なく利用して、道が広い!
 道は基本、片道1車線の対抗2車線なんですが、
 路肩が異様に広く、本車線の3/4くらいは幅があります。
 なので見方を間違えると片道2車線の対抗4車線に見える、
 そのくらい路肩が広い。

 あと、海が近い割に、霧多布のように激しい海鳴りを聞くこともなく、
 ちょっと物足りない感じはありました。


お宿。
 ゴハンはおいしかったです。
 部屋は……狭くて汚く、
 トイレとお風呂が部屋にないってのはちょっとどうかと。
 でもまあ、一泊5775円でしたからしゃあねえちゃしゃあねえ。

  ケチったわけじゃなくて、他に選択肢がなかったんですけどね。
  洋間を選べば、トイレ+お風呂付なんですが、
  新谷良子さんばりにお紅茶やらカフェオレ生活に向かないオイサンとしては和室必須。

 まあトイレが共同なのは気にしません。
 お風呂が大浴場しかないのは……
 あのね、大浴場が良いものなら、全然気にならないんですけど、
 大浴場が……狭い。
 それなのに、やたらと豪華なサウナを持っているものだから、
 宿泊以外の入浴客が多くて回転が悪い。
 なので、落ち着いてお風呂に入れないと言う、
 オイサン的には非常に満足度の低いものでした。
 部屋に冷蔵庫がないのもね……。

 おおうそうだ、部屋の貴重品入れ(金庫)が、
 一回カギ閉めるごとに100円要るってのもどうかと思うぞ!!
 テレビもねえ、小さい。
 小さいだけならともかく、未だにモノラルで、
 AV端子が背面にしかないって型の古さはどうよ。
 備え付けのマンガが異様に充実してるのはいいんだけど。

  宿に入る前にコンビニで、コンビニ版のバキを買っていったら
  同じのが宿にあってへこんだ(笑)。

 あと、そのマンガ隠れて、こっそりリュウホウ・オオカワの本やら、
 サイエンス・オブ・ハッピネスの本が置かれているのはちょっとコワイので
 やめた方が良いです! どういうつもりなんだか。
 ……って言うか、スタッフの誰かが信者なんでしょうな。
 くわばらくわばら。

まあそんなこんなで、ぶっちゃけると
今回はお宿選びでワリとやられた感じです!


次回、平成おとそ気分企画第11弾・えりも・広尾編
『春の虚ろと風の岩』、最終回!


  ……カッコイイの怖さはバカにしか出来んってコト。
  だからカッコイイ。


  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月10日 (土)

■春の虚ろと風の岩・その3 -更新第126回-

オイサンです。
前回からの続きなのですが、どこをどう旅しているのか分かりにくい、
という至極まっとうなご意見を戴いたり戴かなかったりしているので、
簡単に地図を貼りつけてご覧にいれましょう。
大体こんな感じ(おーざっぱ)。



大きな地図で見る

↑矢印とかをクリックすると、もうチョイ詳しい感じになります。


===============================================================
■■■--- 2日目・5月4日(土)・その2 ---■■■
----------------------------------------------------------------
■第三場 はたして、何もない春
020_town
サテ前回、百人浜から約1時間半かけて、
えりも町に辿り着くところまで書きました。

ぶっちゃけた話、この道のりは
単調だわ・風が強くて冷えるわ・腹は減るわの
事前に全然予測のついた三重苦で、
「よし、思っていた通りだ」
と強がってみるも何の解決にもならず、
ワリとヒィヒィ言いながらの踏破であったことをお知らせしておきます。

  特にえりも市街へ入ってからの海風は強烈で、
  過去に稚内や美幌峠で浴びた吹雪にも劣らないものでした。
  横から吹いていてクチに入られると、
  息が出来ずにホッペタを持っていかれる類の強烈なヤツです。
  その昔、テレビなんかでお笑い芸人が、
  大型扇風機の前に立たされて顔の形が変わる、みたいな企画があったりしましたが、
  あれと似た感じだと思って戴ければ結構。
  あんな風の中で、地元の人はよく生活に困らないな。
  通る車もみんな超徐行です。
   021_town


まあそんなことで、とりあえず人里にたどり着いた人間が考えることは、
体を温めることと食事をとることです。
ゴハンゴハン。

  ……岬?
  バカ言え、これ以上寒い思いしてたまるか、後だアト。
  大体、陸地のはしっこ眺めてなぁーにが面白いんだバカタレが(←あっ)。

駐車場に入ると、おみやげ物屋兼食堂の店舗が3軒、軒を連ねています。
ちなみに駐車場は満車も良いトコ。
みんな暇だなあ。
022_parking  024_shop
一番手前の一番大きなお店は呼び込みも激しく、
「さあテレビで紹介されたばっかりのお店ですよ!
 つぶ貝が、ウニが、昆布が……(以下略)、
 綺麗なトイレ、綺麗なトイレもありますよ!!」
と、もう訳の分からない押しっぷりで逆に面白い。

  ちなみに、ウワサの綺麗なトイレは別に普通で、
  岬近くにあった公衆トイレの方がよっぽどキレイでした。

お昼ゴハンは結局その勢いのあるお店でつぶ貝丼を食べました。
海鮮特製そばも美味しそうだったんですけどね。

  つぶ貝があまりに美味しかったので、
  入り口の所で売っていたつぶ貝の串焼き(\525)を
  別で買って食べたのはヒミツです。
  これまたおいしい。
  023_lunch
  肝心の料理は写さないというこの意味のワカラナサ!

さて、体も温まったことですし、
いよいよ本命のえりも岬さんとご対面と参りましょうそうしましょう!!
コレを見ないで何を見るって言うんだベラボウメ(←……)。

岬の手前には「風の館」なんてものが陣取っていて、
いかにもそっちに行くのが本道のように門を構えていらっしゃいますが、
騙されてはいけません。
岬へは、風の館さんを通らなくても参れます。
  025_yakata
  風の館、入館料・おとな500円也!
  商売上手!

巧みな風の館への誘導を避けつつ、岬の展望台に立つと、おお。
約270°、視界は海。
正面には、細く遠く続く岩礁。
絶景。
迫力。
これまで、宗谷岬やら納沙布岬、涙岬など幾つかの岬を見てきたが、
ここの迫力は群を抜いている。
霧多布岬も迫力があったけれども、ここも負けてない。

  なんでも、ここの沖へと続く岩礁は、日高山脈の延長なんだそうな。
  そもそも日高山脈そのものが、二つの大地が衝突してできたらしく、
  その余波がなだらかに海へと落ち込んでいっているのがこの岬の岩礁なんだとか。
  なんとも壮大なお話です。
  つまり、今オイサンの立っているこの展望台も、
  日高山脈の尾根の一部であると言えなくもない。
  よっしゃ登山完了。

ただ、あの、オイサンのお写真が今回異様にまずくてですね。
普段だって十分だとはいいませんけども、
あの、実物をとりあえず撮ることすら出来ていない感じだと思って下さい。
確かにね、気合い負けしていたことは認めます。
ホント申し訳ない。
来年もっぺん来てリベンジするので堪忍したって。
多分。
026_erimo

駐車場にガッツリ車が停まっているだけあって、
人の数も多いです。
027_tenboudai
えりもの春は、ワリと人の多い春です!
あ、案の定、シンイチの歌が流れていたこともお伝えしておきましょう。
歌碑は、シンイチの物と、チヨコのものが両方ありました。
まあ片っぽだけだとケンカんなりますからね。
028_kahi
彼らは懐が深いように見えて、案外オコサマですから。
すぐ喧嘩しますからね。
こないだもシンイチと作詞家(以下略)。

気を取り直して、展望台にある幾つかのポイントをめぐります。
浮かれたオッサンが謎のポーズで写真に撮られているところなどに鉢合わせますが、
マそれも観光地ならではのご愛敬。
029_spot2
  しかしオイサンの経験上、男と女で絶景に出会ったときのリアクションが違う。
  大概の場合、女は歓声をあげ、男は謎のポーズで浮かれた気分を表す。

030_misaki2_2 景色を堪能し、展望台をちょっと離れて
より突端に近いポイントに移動します。
こちらは高さはなく、見た目にちょっと地味ではありますが、
海に近く陸地に遠く、現場の迫力は上です。

そして、更にその先。
もう観光スポットですらない、ただの生活圏の道路の突端なんですけど、
漁師さんが引き揚げた昆布を干すスペースに挟まれた道を見つけて進んでいくと、

なんとまあ、前回ご紹介した、襟裳神社が元々あったという碑を見つけました。

すげえな、もともとは、こんなにも海に近い場所にあったんですね。
建てたヤツ何考えてんだ。
031_misakijinja
神様がキライだったとしか……いやでも厳島神社よりマシか。
海底神殿とかにならなかった分いい……のか?
それはそれでカッコイイけども。

ところで前回の「七軒街」ですが、
ちょっとした史料を見つけました。それによると、
昭和8年に津波が起こり、
家を流された人たちがある場所の近辺に集って七軒の家を建てたので
「七軒街」と呼ばれたのだそうな。

けれども、ここに書かれていた「七軒街」の場所は美島と言って、ここえりも町とは違ったハズです。
ちょっと詳しい場所は分かりませんが、
バスで走ったときに、もっと広尾町寄りにそのような名前の停留所があったのを記憶しています。
なので、厳密にはこことは違うのでしょうが、多分由来は似たような物なのでしょう。
皆さんの魂が安らかに眠られますように。

032_sekihi もう一つ、豊国丸殉難者追悼碑というのがあったので、
こちらも載せておきます。
昆布干場の中にあったので近づけませんでしたが、
さみしげな岬の風景と相まって、何やらせつせつと訴えるものがありました。
そんなこともあって、きっとこの辺では何はなくとも
海の神様のご機嫌を損なうわけにはいかなかったのでしょうね。
出来るだけ海に近いところにお社を建てようと考えたのも
無理からぬコトかも知れません。

  しかし、そんなメに遭っても、
  何故かここの人たちは海から離れて暮らそうとは思わなかったのですね。
  人の気持ちというのは不思議な物です。

しかし……風がびゅうびゅうで辛い。
連続で晒され続けるのには限界があります。
て言うか……既に寒い。
まあもう1時間近くこうしてるから、当たり前か。

  ……とはいえ、この辺の人たちは、
  この風の中で普通に暮らしてるんだよなあ。つくづくすげえなあ。

最初に入った店の隣で、軽い目のラーメンを売っていたことを思い出し、
それを戴いて帰ろうとしたのですが……。
バスが来るまで、40分弱。
お客は多いけども、まあ大丈夫だろうとタカをくくって食券を買い、席に着き、待つ。
待つ。
……待つ!

  敢え無く、何の反応もないまま25分が経過。

無理と判断!
今までのお客の捌け具合を見ていても、
あと数分で出てくるとは思えないし、もう食べてる時間がないです!

大変申し訳ないのだが、返金してもらってお店を出た。
うーむ、悪いことをした。
関東のお店のサービスを基準に時間を見積もってはいけませんな。
アレは、あの回転率は異常なのだ。
時間があれば、もう一度岬を拝んでから帰ろうと思っていましたが……
その時間もなくなってしまいました。
残念無念。

さあ、急がないとバスが来てしまいますよ。
摩周湖から摩周駅までとはワケが違うんだから、
コレを逃してタクシーなんてことになるとそれこそ大変なことになりますよ。

033_flower

……えー、突然ですが、この日はこれでオシマイです。
広尾に戻ったら、フンベの滝を見たり、近所にあるという大丸山森林公園を見に行くなど考えてはいたのですが……
如何せん思いの外消耗が激しく、
一旦部屋に戻るとそのまま絶命してしまい、気が付くともう夜。

なので、それらのスポットは翌日に持ち越すことにしたのでした。
……しかし、予報では明日の天気は雨、雨、雨。
果たしてどうなりますコトやら。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 6日 (火)

■春の虚ろと風の岩・その2 -更新第125回-

オイサンです。
今回も前回に続きまして、
平成おとそ気分企画・その11『春の虚ろと風の岩』の2日目をお送りいたします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■$$ 平成おとそ気分企画・その11 『虚ろな春と風の岩』
■$$          ----おしながき----
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  $$ 第一場 町を歩けば

  $$ 第二場 えりも岬へ


================================================================
■■■━ 2日目・5月4日(日) その1 ━■■■
----------------------------------------------------------------
本日の目的地は、言わずと知れたえりも岬。
マ岬そのものも勿論そうなんですが、
百人浜から歩く約8kmの道のりで、何か面白いものが見られれば良いかな、
という期待も今日の楽しみの一つ。

  ……とはいえ本日のお相手は、秘拳「何もない春」の使い手、えりもさんです。
  ホントに何も見当たらないことも覚悟しておく必要があるでしょう。

________________________________________
■第一場 町を歩けば

起床は何のヒネリもなく7時。
バイキングという名のセルフサービス朝ゴハンを戴き(これまた何のヒネリもない朝ゴハンでした)、
8時半には、出発前の町歩きです。


十勝神社。
001_jinja1
古そうな神社です。
山と森に抱かれた佇まいは、随分な歴史を感じさせます。
あたりの木々に、大木古木が多いことも、迫力に一役買っています。
うん、この神社には言葉にできない迫力がある。
スケールがあまり大きくない分負けますが、持っている迫力の質は、鎌倉の鶴岡八幡宮と同種のものです。
一体何がどうなって、この迫りくる感じが生まれるのかわかりませんが……
霊力ってホントにあるんだなあ、と思わせてくれます。
怪しいオジサンも映り込んでいますが気にしないように。
003_jinja3  002_jinja2

しかし、表の公園にある桜がきれいです。
この辺の桜は5月上旬が見ごろ、と聞いてはいましたが、まあ七分八分、といったところでしょうかね。
悪くないです。

と、公園をブラブラしてたら……たき火か何かの跡の中に、おかしなものが並んでいるのを見かけました。
……ナンダコレ?
004_mystery2
金属です。
お金……じゃないよな?
一枚つまみあげてみましたが、結局モノがなんなのかは分かりませんでした。
004_mystery1
さすがに持って帰るわけにもいかないので元に戻しておきましたが……
なんだったんだろ? アレ。
なんかの儀式?

小さな山が公園の中にあるので、意味もなくザクザクと登ってみました。
どこからか、キツツキが木を穿つ音が、ココォォォーンと小気味よく。
いいなあ。
少し歩けば湊があり、山があり、キツツキが啼く。
でも、何もないってのも頷けるカンジです。
これだけあるけど、何もない。
幸せな何もなさです。

公園に土俵がありました。
土俵?
005_dohyou
公園の外から、走り回る孫と、それをビデオカメラを持って追っかけまわすおジイちゃんを盗み見。
だってジイちゃんがあんまり必死でおかしかったんだもん。

  「ほい、早く滑り降りてこいっ!ほいっ、早くっ!」
   006_jiiji
  「あー、失敗した! もう一回、もう一回!」

……うちの父ちゃん母ちゃんも、ああいうのやりたいのかなあ。
やりたいんだろうなあ。
どうにかならんかなあ。

バスまでまだ時間があるので、町をブラブラ。
たとえば。

007_payao
彼のミヤザキパヤオに喧嘩を売った書店、Booksキリン堂、とか。

008_flower
道のわきに咲く花とか。

やたら広い中学校のグラウンドとか。
008_ground
こんなに広いと、教室からグランドに出るまでに疲れちゃうよ。

あとそうそう、この町は、お菓子屋さんがやたらと多い。
009_town
この写真、左から2番目の家以外は全部お菓子屋です。
他にも、オイサンが見ただけで和菓子屋さんが2、3軒、洋菓子屋さんが2軒。
この狭い町で誰がそんなに食べ分けるんだって言うくらい、供給過多になってます。
マ帯広は、原料になるものが豊富なんで、気持ちはわかるんですけどね。
それにしたって需給バランスがおかしいや(2点)。

あと、広尾町は、ノルウェー国外では唯一で初めてのサンタランドなんだそうです。
サンタランドというのはですね、
010_santa
そうそう、こういう目付きの悪いサンタが夜な夜な忍び込んで来ては
泣く子はいねがあ、悪い子はいねがあ、というですね、
嘘なんですけど、詳しいことを知りたかったら自分で調べて下さい!
写真は、警察署前に飾ってあった目付きの悪いサンタクロースのモニュメントっていうか置物。
この写真を撮りながら、
「目付き悪ぃなー」と笑っていたら、運悪く出てきたオマワリサンに若干睨まれました。

サテ、町を流すのはこのくらいにして、そろそろバスターミナルに向かいましょう。
この町のバスターミナルは、過去の国鉄広尾線の終着駅をそのまま利用してるんだそうですよ。


________________________________________
■第2場 えりも岬へ

バスの乗客は7・8人。

うち、5人ほどは観光客のご様子。
相変わらず地方の路線バスは厳しそうですが、0にならない限りは必要とされますからね。
がんばって戴きたいものです。
011_station
デ車中ではモチロンこれといったイベントもなく。
オイサンの降車場である百人浜に着いてしまいます。
こんな中途半端なトコロで降りたのはオイサン一人。
ここから襟裳岬まで約8km、徒歩での道征きです。
マ8kmくらいはね。慣れてますからね。

012_hyakunin
で、浜まで出ようと思うのですが、防風林だか防砂林だかに阻まれて近づくことが出来ません。
まあどこか出られそうなところを見つけて近づきましょう。
焦ってもしょうがありません。


しかしまあ……ものの見事に何もないところだな。
オイサンがそんなこと言っちゃダメだけど。
013_nanimonai
去年行った、道東の霧多布も似たような感じではあったけど。


……さて、結構歩いたはずだが……浜に出られそうな道が見当たらないな。
さっき曲がってみたところは行き止まりだったし……。
途中、馬がいたりはしたけども。
014_uma
お、何か標識が見えますぞ。
何かヒントがあるかな?

015_shika_2ほほうそうかそうか、鹿まであと8kmか。
なるほどなるほど。
あと8km行けば鹿なワケだな。
……どういうコトだ?
結局、浜にはロクに近づくことが出来ずにえりもの市街に入ってしまいました。
うーむ……。
次回はもうちょっとちゃんと調べてから来ることにしよう(また来る気か)。



市街に入ってすぐ、道の傍らに小学校が見えました。
これまたなんとも……フリーダムなグラウンドだな。
016_primary
でも無駄にのびのび出来そうでよい感じだ。
プールとか要らんな。
すぐそこ海だもんな。

さらにちょっと行くと、郵便局を示す看板が。
017_post
フムフム、10m先に郵便局ね。
なるほどなるほど、わかりやすい。
見えてるしね。
郵便局ね。
見えてるし。
わかりやすい。
なんで立てたんだろうね。案内板ね。

018_jinja
襟裳神社です。
もうね、柵も敷居もなんもない。
どこから神域なのかもわからない。
賽銭箱もなかったですからね。
えりもの春は、柵も敷居もない春です。
だんだん、シンイチとタクロウの気持ちがわかってきたぞ(違)。

さて……この日、十勝神社で見つけた謎の金属プレートに並ぶミステリーです。
『七軒街入口』。
019_nanakenngai
これ……どういうことだと思いますか?
ググっても、関係ありそうなコトは何も出てこない。
別に変った地形でもなんでもない、
ただ、海の方に下っていく道で、人家が何件かあるだけなんですけど……七軒街。
道の先には、多分、七軒より多くの家が建っていたと……思います。
オイサンはこれを見た途端、異様な迫力に背筋がぞわっとなったので、
敢えてこの先に踏み込むことはせず、
普通の大通りの方を歩いたのですが……。
何かご存知の方、情報をお待ちしています。
なんとなく予想がつく感もありますが。


……などと爽やかなミステリー臭を漂わせつつ、
お写真が多くなってしまったので、この辺で一回区切りを入れます。
クライマックスのえりも岬は……次回!


   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 5日 (月)

■春の虚ろと風の岩・その1 -更新第124回-

元ヤクルトの古田監督にゴルフバッグをパクられ、
ブチ切れてボコボコにする夢を見ました。
ikas@別にゴルフしないし古田さんも嫌いじゃないんですけどなんででしょうね。

Title
まだ北海道は広尾町にお邪魔しています。
前回、「あまり書くことはないかも」と書きはしたものの、一応記録としてはつけておこうかと思います。
何をした、何を見た、何を感じた、なんてことはすぐに忘れてしまいますんでね。
なに、そんなの読みたくない?
それはまあ、お互い残念ですけどそれなりに。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■$$ 平成おとそ気分企画・その11 『春の虚ろと風の岩』・その1
■$$           ----おしながき----
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  $$ 序文

  $$ 旅程

  $$ 第一場 朝・羽田~新千歳

  $$ 第二場 新千歳~様似~広尾


================================================================
■■■━ 序文 ━■■■
----------------------------------------------------------------
さて、今回で11回目を数えました「平成おとそ気分企画」ですが。
今回の主な行き先は『えりも岬』。
日本が誇る世界的シンガーであるシンイチ・モリのお歌でも有名です。

 ♪えりぃひぃ~ものぉ~ 春ぅわぁ~ああぁ~あぁ~
  ん何もぉ~無いぃ、春うぅ~ですぅ~

  モトは吉田拓郎さんのお歌らしいですけどね。

■襟裳岬 森進一

改めて聞くと、この人歌上手ですね。当たり前ですけど。声も艶があってキレイですし。
すごいわ。はんぱねえ。せつせつと沁み入るようです。


■襟裳岬 吉田拓郎



イヤ、なんもねえことねえだろ。
そもそも、なんもねえってどういうことだ。
無か。
空き地か。

大体がして、「空き地」って言葉の成り立ちがおかしい。
「空き地」ってのは、地面が有効に利用されていない、
地面の上に何もない状態のことをいうだろう。
地面ってのは、人間に利用されるためにあるわけじゃねえ!
上に何もないのが普通だ、そうだろう。

「空き時間」だってそうだ。
時間は埋まっているのが普通じゃねえ。
予定があるのが普通じゃねえ。
現在以降の時間は、何も定まっていないのがスの状態だ。

人間はいっつもそうだ。
自分たちの利益にならないものは、全部カラッポの、何もない、
価値のないものだと決めやがる。

じゃあなんだ、えりもにあるっていう「何もない春」は、
人にとって価値のない春か。
人間の認識外の、手つかずの春か。
……それは素敵だな。
いっちょ見てみたい気もする。

  ……まあオイサンは人間なので、オイサンには見えないかもしれないけども。

それはそれで喜ばしいじゃあないか。
千年、万年、ヒャクマンネン。
ニンゲンがニンゲンである限り見破れない春が年に一度そこに横たわり、
人を嘲笑ってこっそり夏を迎えているなんて愉快じゃないか。
猪口才な、たかだか数百万年の知恵をだましおおせる、
星の偉大がそこに確かにあることを喜びに行こう。


いざゆかん、空虚なる、えりもの春を目指して。


================================================================
■■■━ 旅程 ━■■■
----------------------------------------------------------------
弊社の2008年のゴールデンウィークは、
なんともケチくさいカレンダー通りのゴールデンぶりなので、
イキオイ予定も3泊4日です。

 ■5月3日(土)
  ・家 → 羽田空港 → 新千歳空港
  ・新千歳空港 → 南千歳 → 苫小牧 → 様似
  ・様似 → 広尾

  ほぼ移動日。
  朝4時には行動開始というやる気日程。
  この日の見どころは、南千歳から乗るJR北海道の期間限定快速「優駿浪漫号」での
  苫小牧~様似までの日高本線踏破(約3時間半)。
  有名な馬産地である日高・静内方面を駆け抜けろ!

  あと、様似から、今回の宿泊拠点となる広尾までの
  バス移動(JR北海道バスで、約2時間)も楽しみです。

 ■5月4日(日)
  ・広尾 → 百人浜 → えりも岬

  この日はえりも岬一本。岬へはバスで行きます。
  ホントはバスで一気に行けてしまうのですが、
  途中の百人浜で降りて、約8kmの距離を歩く予定。
  天気の良いことを切に願うばかりです。

 ■5月5日(月)
  広尾の町近辺をブラブラ・ダラダラ。
  特に見どころはありませんが、近所のフンベの滝や、大丸山公園、十勝港なんかがあるでしょうか。
  まあ、とにかくゆっくりする予定です。

 ■5月6日(火)
  ・広尾 → 帯広
  ・帯広 → とかち帯広空港 → 羽田空港

  この日はお帰りモードですが、4年ぶり、2度目になる帯広の街をうらうらします。
  でもねえ、帯広は、市街部にはあんまり見るものない感じなんですよね。
  豚丼食べて帰ろうかってなもんです。
  やたら広くて、歩きまわるのも大変なエリアなんでね。


================================================================
■■■━ 1日目・5月3日(土) ━■■■
----------------------------------------------------------------
■第一場 朝・羽田~新千歳
001_haneda
羽田行き、4時45分のバスに乗らないといけないので4時起きです。
雨!
……テンションだだ下がりです。
昨晩早く寝るつもりだったのか結局12時を回ってしまい、3時間チョイしか寝られなかったオッサンには
キビシ目のダブルパンチです。
まあ、今日明日は、目的地の日高~帯広あたりはなんとか晴れているようなので
それが救いですが。

空港に着くと……人が多い!
こ、これがGWのチカラか!
去年霧多布に行ったときはこんなでもなかったハズなんだけどなあ。

しかし腹が減りました。
いつもなら空港行きバスに乗る前に、駅前の松屋で朝ゴハンを頂いてくるのですが、
今回は時間が時間だけにパスしたのが裏目に出た。
空港で何か食べれば良いや、と軽く考えていたのですが……
手荷物預かりでも長蛇の列ですし、アナウンスでは

  「こっから先、保安検査場が混むから!
   絶対混むから!
   絶対混むから、ダラダラしてねえでさっさと通っちまえ!」

と脅しをかけてこられます。
ANAさん怖ぇー。
仕方がないので目に付いた売店でお弁当を買い、
ゲートを抜けると……中にラーメンスタンドがあった……。
くそう、こっちで食べたかったよう。

  ちなみに、保安検査ゲートでは何故か二回も鳴りました。
  ベルトをはずしても鳴り止まず、
  結局原因はわからずじまいでマトモに通れなかったので、
  先に輪っかの付いたナゾのステッキで検査されました。
  いやん。

機内では特にイベントなし。
となりに座ったオッサンがチョビひげ皮ジャンで、ほとんど超新塾のタイガーさんで
ちょっとおもろかったくらい。

■超新塾

真ん中辺の、一番ちっこいグラサンがタイガーさんです。

眠いはずなのに、あんまり寝られなかった。
うっつらうっつらしているうちに、飛行機は新千歳空港へ。

________________________________________________

■第二場 新千歳~様似~広尾

オイサン都道歴は多いですが、千歳を使うのは4年ぶり2度目です。
002_chitose
今回はここからJRで南千歳まで行き、
そこから時期限定快速「優駿浪漫号」で苫小牧を経由して日高本線の終着駅、様似まで参ります。
時間は約3時間半。
静内、新冠など、この日高地方は有名な馬産地で、付近には著名な牧場がたくさんあります。

  ……と、競馬の好きな友達が言ってました。
  オイサンにはあんまり関係ありません。

あまり天気は良くない。
004_minamichitose
オイサンの斜め後ろに座ってたオッサンがゴツイ一眼レフを携えていて、
たまに何かを撮っていたのですが、
そのたんびにガッシャンガッッシャンものすごい音が鳴ってました。
α100怖ぇ。

SONY デジタル一眼レフカメラ α700 DT16-105レンズキット DSLR-A700P SONY デジタル一眼レフカメラ α700 DT16-105レンズキット DSLR-A700P

販売元:ソニー
発売日:2007/11/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

しかしまあ、この辺の路線になるとホント無人駅が多い。
というか、ほとんどが無人駅。
駅舎すらない駅もあり、何もないところでなぜか電車が停まる、という現象が多々ありました
(一応駅名を書いた看板だけがある)。

005_eki_01_yuufutsu
看板がちょっと読めませんが、ゆうふつ駅の駅舎です。これはまだ分かりますが、
006_eki_02
これなんか既にチョッとキてますね。

007_eki_03_yuufutsutomikawa1
こちらは富川駅の駅舎ですが……おや?ちょっと面白いものが見えますね。
007_eki_03_yuufutsutomikawa2
のどかな田舎の駅舎に似合わぬ、過激な意見広告。
激しい自己矛盾に耐え切れず、自我が崩壊して天を仰ぐ少年の最期と、
閻魔大王に断罪される若者を描いています。
恐ろしい才能だ。
斬新な柄のTシャツと、歯並びの良い登場人物が印象的な逸品。

また、人家が線路や駅のすぐ近くまで迫っていて、
列車がやってくると家から人が顔を出したり、駅まで歩いてやってきたりする。
009_people
この親子のように。
この時期にやってくる列車は、きっと「誰かが帰ってくる」ことの印でもあるのでしょう。
関係ないけど、沿線すぐそばの幼稚園で、
何故か子供らが4、5人で、組体操のタワーを造って列車を見送っていたりして。
電車が珍しいだけか?
んなわけねえな。

また、沿線に牧場があって、
通過するときに子馬がびっくりして逃げていったりする。
成馬は落ち着いた物だ。
途中、鹿が三頭、連なって走っていくとこも見られました。
こちらのお写真なんですけどね。
わかりますかね。
010_nils1
拡大すると……こうです。
010_nils2

鹿が三頭連なって、ぴょんぴょんと駆けていくその様は、
ちょっと『ニルスのふしぎな旅』っぽくて良かったですよ。

■ニルスのふしぎな旅 オープニング



■ニルスのふしぎな旅 エンディング



静内の駅に着きますと、団体さんがごそっと降りて行きました。
急に広々とする車内。
10分ほど停車があったので、
オイサンもどさくさに紛れて外に出て、写真を撮りました。
ついでにおやつを補給。
011_shizunai

あと、どうでも良いが車掌ばかり4人ほど乗り込んできて、
最後尾の車掌室でだべってやがるのだが
これが妙にやかましい。
ちくしょう、楽しそうに談笑しやがって!!
他にもチビッ子がバタバタ走りまわりながら写真やらビデオやら撮っていたり、
離れた席に座っていた見るからに小汚いデブ親父に、トイレ帰りに睨まれたりする。
キャラ被りが癇に障ったのか?
若干不愉快。

東静内を過ぎたあたりから急に晴れてきましたが、
いい加減飽きて来ていて睡眠モードに。
風の強いせいか、背の低いタンポポが多い。

012_ekichika
西様似の駅舎です。
駅近1分で、ええ物件ぎょうさんありまっせ。


さあ、様似に着きました。
ここからは、30分ほどのインターバルのあと、路線バスで今回の宿泊拠点である広尾町までまいります。
013_samani
デ、朝からここまで、まともなあったかいゴハンを戴いていないので、
立ち食いソバでも戴きましょう、是非そうしましょう。

  ……。
  フム。
  ……ああチミチミ、この辺では立ち食いそばの需要は…?…無い。
  あそう。
  全然?
  全然。
  あそう。

手軽に済ませることの出来るゴハン屋さんはないようです。
4時までゴハンおあずけ!
バスが来ました。
ええーいチクショウ、こうなったらヤケだ、やったらぁー!!(何をだ)

……と盛り上げてみたところでこの先特に何か書くようなことが起こったわけではなく、
約2時間かけて、バスは無事に広尾に着いたのでした。
途中、経由しないと思っていたえりも岬も寄って行ったので、
ちょっとだけ明日の楽しみを覗いてしまった感じです。
こちら車内の様子。
014_hagebus
哀愁禿げバス海岸線。

……この日はホントにコレでおしまいです。
広尾のバスターミナルからお宿までは歩いて5分ほど、
何かゴハンを食べようと思って案内をたよりにゴハンどころに立ち寄ってみたものの、支度中。

そ、そうかわかったぞ!
えりもの春は……えりもの春は、ゴハンを食べるところのない春です!!
な、なんだってー。

仕方なくコンビニでちょっと食べるものを仕入れて、大人しく宿に向かいました。
そのあとはなんとなくへたばって、
荷を解き、風呂に入ってご飯を食べ。
特に何もしていないという体たらく。

ウーム、なんとなく先行きが不安になってきたぞ?
あ、晩ゴハンの自分で焼く焼きイカはおいしかったですよ。



 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

■春轟々と -更新第123回-

連休なので、例によって北海道に来ています。
今回は札幌から襟裳岬を経て帯広へ抜けるカンジで。
R1027328
詳しいことはまた今度……書くかな?
そんなたくさん書くことがある感じでもないですが。

今は広尾という町にいます。
ようやく桜が咲き、キツツキがいて、狐が町を歩いてる。
淡々と、深く静かな旅です。

しかし『マクロスF』が面白いですな!
イヤさっきDailyMotionで見たんだけど。
先が実に楽しみです。

明日は雨のようなので、何をしようか困っているところです。
しとしとふるばかりなら、散歩でもしようと思いますけどね。
風に吹かれるとどうしようもないですね。
一応今回も、前回に引き続きPS2を持ってきてるので、それでもやろうかなと思ってますが。
『フラグメンツ・ブルー』も終わらせたいですしね。

……マ休みなんだし、ゴロゴロすっかー。
休みじゃなくてもゴロゴロするけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »