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2008年1月 7日 (月)

■X家の人々 -更新第99回-

至極簡単な更新。
日記というか、書き留めみたいなものですが。

アメリカ編でちょこっと書いた、
関東では『じゃりン子チエ』を放送していない話の続き。

その話を、実家に帰って母と兄に話たら、
二人ともえらく憤慨していた。
「あんな名作を流さんとはけしからん」と。
もちろん二人とも、
「あの作品が関西の文化を理解した上でないとキチンと理解することは出来ない」
ということを、把握した上での言っているのであろうが。

それに付随して、母から一つ、興味深い話が聞かれた。
祖母が『じゃりン子チエ』を認めていたというのだ。
オイサンの母方の祖母、つまり母の母は、
晩年胃ガンを患って長い時間入院していたのだが。

  ちなみに、この祖母というのがなかなかの大人物であった。
  社会的にいかなる偉業を達成したわけでもないけれども、
  ものすごいカリスマ性を持った人物で
  どこにいっても人気者で、指導力を誇っていた。
  太陽のような人物と、皆が口を揃えて言うほどである。

  また、祖母が胃ガンであったことは本人には伏せられていたいたのだけれど、
  こうして書き残してしまうと、なんだか故人にも漏れ読まれてしまいそうで
  少々恐ろしい気がしないでもない。
  閑話休題。

祖母は、母が幼い頃からマンガを摂取させることに対して厳格で
ちょっとやそっとではそれを許さない人だったらしいのだが、
病室では、再放送される『じゃりン子チエ』だけは、
欠かさず見ていたという。
同じ病室のほかのお年寄りたちも、
その様子を意外なモノを見るようにして見守り、
邪魔をすることはなかったそうだ。
病室でもそのカリスマ性でもって、一定の地位を保っていたのだろうけど。

付け加えて、親父殿の話。
親父殿は親父殿で、バカなお笑い番組が好かない人なのだが。
『とったどー』は好きらしい。
まあ、親父殿の素朴嗜好からすると分からない話ではない。

  いうまでもなく、『とったどー』とは『よゐこ浜口の無人島生活』のことである。
  しかしこの番組も、いつの間に、
  年末に紅白や格闘技の裏を張らされるほどに成長したのか。

その親父殿が雑煮をすすったあと
新聞のチラシを見せながら幾分神妙な面持ちで、
「お父さんなあ、こいつの何が面白いのか、未だにサッパリわからへんねん」
と相談じみて語りかけてきた。
父の指すコイツとは、ダウンタウンの松っちゃんのことであった。
隣に松っちゃんと同じ大きさで映る、
浜ちゃんの人の笑わせ方は、まだ分かるらしい。

確かに父は、オイサンが高校の時分から、
オイサンが『ごっつええ感じ』を見て息が出来なくなるほど大笑いしているのを
醒めた目で見ていた記憶はある。
一度、野球延長のせいで番組をつぶされ、
テレビ局と物別れしたダウンタウンを見て、
「アホやのう。
 こいつらは、自分が商品やっちゅうことをわかっとらへんのかねえ」
と、珍しく憎々しさを露わにして呟いていたのもよく覚えている。
オイサンは当時からダウンタウンも松っちゃんも大好きだったから、
そして、その言葉に反駁して反論しても
聞き入れる父でないこともよく分かっていたので、
少しだけダウンタウンの肩を持つ発言をして、
これと言った弁解も説明もしなかった。

そんな、もう十何年も昔の話を、
というかわだかまりを、
未だに持ち続けていたのかと思うと、
そのしつこさもオイサンの知っている父の性質とは違う物のような気がして
なんだかホヘエと感心してしまった。
兄もオイサンも、気質や肌としては
一つのことに執着してネチネチネチネチ咀嚼し続ける学者的なものを持っている
(とオイサンは思っている。兄は一緒にされたら怒るかも知れないが)が、
どうやら父にもその傾向が宿っているらしい。
この年になるまで、気付かなかった。

それはまた、ダウンタウンが、松っちゃんが、
十何年もの間、テレビの一線からはずれることなく
活躍し続けたことの証でもあるのだなあと思うとそれもまた尊敬に値する。

父の見せたチラシが、
その日の晩の『ダウンタウンDX』の特番のものだったので、
「ほな一緒に見て、
 何がオモロイんか検証する?」
と申し出てみたがやっぱり断られた。


たまに帰省すると、こうした身近な人間の意外な一面が
未だにぽっと花を咲かせることがあって面白い。


■そこから少しだけ、ダウンタウン松っちゃんの話に派生するけど
 まだ聞く気があるかい?

昨年から、母親に映画の『かもめ食堂』を勧められている。
帰省したときも再度勧められた。
見る気がないわけではない、海外出張もあって見られずにいたのだ。
同じカントク、ほぼ同じキャストの『めがね』がいたく面白かったので興味もあった。
では見てみようと、
神奈川にもどるやレンタルビデオ屋に行ってみたが貸出中。
代わりに、新作で並んでいた『大日本人』を借りてきた。
前評判はあまり良くない映画ではある。
ただ、自分にはある程度理解できるだろう、という自信はあった。
だから借りてみた。

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漂っている空気としては、
『空想科学読本』と、十年ほど前に流行した『XXの謎』系の本、
それに社会風刺を足して、分子よりちょっと大きめの数字で割ったようなものだ。
ヒーロー物の方法論を現実と照らし合わせて、
その間違いや滑稽さを笑おうとする一方で、
ヒーロー物が謳う本当の正しさや、世の中のあるべき姿を持ち出して、
現実世界のくだらなさ・滑稽さをも笑ってやろうという、
実に野心的な作品であると思う。

ある時はヒーロー物の観点で
「現実の世界は腐っている!
 もっと清く、正しく、強く生きることが出来るはずだ!
 現実は滑稽だ!」
と語る一方で、
「ヒーロー物って、こういう場面よくあるけど、
 もし現実にこういうのあったら、こんなひどい目に遭いそうだよね。
 へへへ、へんなの」
と笑っているのである。
例えば、大佐藤が電変場で変身の儀式を行う傍らで、
大佐藤を追い続けるレポーターが防衛庁の役人に尋ねるシーン。

  レポーター「正義って、何だと思います」
  役人   「正義、ですか? それはその、読んで字のごとくですねえ……(以下略)」
  レポーター「じゃあ、命、って何だと思います」
  役人   「い、命ですか。それはその……」

ここでは、レポーターに対する
「お前、練れてない、抽象的な質問すんなよ。
 もっとわかりやすい、具体的なコト聞けよ」
という呆れと怒りを、役人に対しては
「お前、正義の味方の仲間だろ、
 スッと答えられないのかよ。
 ていうかそんな質問に真面目に答えようとすんな」
という呆れと怒りと笑いがある。
どちらも大真面目でやっているところに滑稽さがあり、
どちらも笑うことが出来るハズだが、
それ故視点を定めることが出来ず、
見ている物は胸の内に笑いの種だけが生じ、それを花咲かせるコトが出来ずに
むずむずしたまま次のシーンへ連れて行かれる。

リアル物とヒーロー物、
もっと大きな話をすれば、現実主義と理想主義の、
それぞれが持っている片手落ちな部分を一片に掘り出して、
その二つのズレとズレの隙間に吹く風の寒さ、滑稽さを笑おうという試みであろう。
受け手はその時々に
今どちらの足に重心をかけなければいけないかを自分で判断して
面白さを拾っていかなければならない。
これは大変な作業だ。

難を言うなら、もう少しだけSFを勉強した方が、
色んな面で説得力があって良かったのでは、と思う。
せっかく戦闘シーンにCGをふんだんに使っているのだから、
その映像の迫力に気を使って欲しかった。

脚本も、映画としての間も、決して悪くないと思う。
松っちゃんはよくこれを思いついて、
形に仕上げたなあと感心するばかりである。
爆笑を期待したわけでも、芸術を期待したわけでもなかった。
何が起こるか分からない、その分からなさを期待した。

笑いの華を咲かせてスカッとさせることを目的とした娯楽映画であれば
これは不完全燃焼のダメな映画であろうが、
『ごっつええ感じ』であったコントドラマ『とかげのおっさん』や、
ライブビデオ『寸止め海峡』等の中で
松っちゃんが求めていた笑いを鑑みるに、
松っちゃんの狙ったところは、これで十分に達成されているのではないだろうか。

そこでまた感心させられるのが松っちゃんのバランス感覚というか、
商品としての自覚の強さだ。
松っちゃんとしては、この『大日本人』で作り上げた笑いとて、
もっと世間に見てもらいたいと思っているに違いない。
けれども、これをテレビでやっても、
お金に、数字にならないことを理解しているのだろう。
だから『寸止め海峡』の様な単独ライブでメインにやるし、
テレビでやるにしても『とかげの~』のように、
決してメインに据えずに短く少しだけ、やる。

  「どや、こういう笑いもあるんやで! オモロイやろ!」

……と、世に問うことも出来るハズなのに
(モチロン、それをやった時点で何十年もテレビの一線で活躍し続ける道は
 閉ざされたかもしれないが)、
それをしないで淡々と流行を読み、流れに乗りつつ、
少しずつ流れを自分の方向へ引き寄せているように見えもする。

そういう松っちゃんの、
慎重さというか、臆病さ・奥ゆかしさもやはり、
感嘆と尊敬に値するとオイサンは思うのである。


……と、いうのが大体前半一時間くらいを見終えた時点での感想だったのだが。
今し方全部見終えてみて、
あ、後半は普通に面白かったな、
テレビでも見られる松っちゃんのいつもの笑いだったなあという感想に落ち着いた。

匂ウノ獣が出て、板尾との会話がオイサン的な笑いのピークで、
最後のグダグダはいつもの松っちゃんの、
居心地の悪い、もの悲しさが混じった笑いでしめていた。
面白いか面白くないか、曖昧な言葉でしめようと思っていたが、
「面白い映画だった」とキチンと言える出来映えだ。


■熱帯低気圧少女
『ネッテキ』をやってます。

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内容的にはこれといった盛り上がりもなく、ワリと淡々と進む印象なのですが……
一つだけ飛び抜けた物が。

 声優・前田ゆきえ。

久しぶりに、これはスゴイと思う声優さんに出会った。
担当キャラは痛い系ハイテンションで、完全に不自然な作られゼリフなのに、
流れもセリフもバッチリ自分の物にして空気を作ってる。
舞台俳優さんあがりか?
すげえな。
この人のセリフの所だけ、空気が違う。

役どころは「従兄弟で年上ちびっこ女子大生」という
色の濃いいところなのでやり安さもあるのだろうけど。
まだディテールの匂う場面がないのでどのくらい細やかさが出せるか、
この先のシナリオに期待。

アニメや吹き替え、ゲームなんかではそんなに出ていないみたいだけど、
ワリと年食ってる。
オイサンよか2コ上だ。
隠れた名優を発見した。
嬉しいねえ。メモメモ。


■第5章・バルザックより奪還した、サントハイムの城にて。

「……ブライ? 起きてる?」
「……姫様?」
「うん。ごめん、寝てた?」
「いえ、まだ……それより、何かご用ですかの?」
「うん。ブライはさ、どうしてサントハイムの城にいるの?」
「む? それはまた……どうされました? 突然」
「ううん、聞いたことなかったなあと思って。急に、気になっちゃって」
「確かに姫様にお話したことはありませんでしたが、それにしても……」
「だーかーら、ふーっと気になっちゃっただけなの。大した意味はないんだってば。
 それとも、聞いちゃいけないことだった?」
「いえいえ、滅相もない。それこそ大した話でもありませんぞ。
 じいの父が陛下、つまり姫様のお父上の、教育係をさせて戴いておったのですよ」
「え、そうだったの?」
「そうですとも。
 もともとは小さな村で学者をやっておったのですよ。
 山村では、学問なぞ遊び事のようにいわれ、周りからは白い目で見られたものです。
 そこに陛下のお父上……姫様のお爺様がやってこられてですな。
 父の研究と、人柄を認めて戴いたのです」
「それって、ブライが幾つくらいの頃の話?」
「さて、幾つくらいだったでしょうなあ。
 十になったか、ならずか……。その辺りだったと思いますが。
 もう半世紀ちかくも昔の話でございますよ」
「それでお父様は、子供の頃から一緒だったブライのことを信頼して、
 私の教育係を任せたのね?」
「それもあるでしょうが……。
 負い目、のようにも感じておいでだったのかも知れませんなあ。
 陛下を相手に、いささか口幅ったくもありますが」
「負い目? お父様が? ブライに? なんで?」
「む……。姫様、多少、下世話な話になりますが……」
「いい、いい。聞かせて。聞きたい」
「姫様。声が高うございます。もう夜中ゆえ」
「あ、そうね。ごめんなさい。……それで?」
「……決して、城の者に口外してはなりませぬぞ?」
「言わない、言わない。絶対に」
「まあ、そうは言っても、ゴン爺あたりの古い連中は知っとりますがな。
 姫様の母上……今は亡きお后様ですが、陛下とじじいめは、お后様を、その……
 とりあった、と申しますか。要するに、恋敵だったのですよ」
「ぇー!」
「照れくそうございますゆえはしょりますが、決闘、いや決闘とまでは参りませぬが、
 じいと陛下でいくつか、競い事をいたしましてなあ。
 じいは敗れ、陛下は勝たれた。晴れて娘は、陛下の奥方になられたというわけです。
 いやはや、何とも若かったですなあ。じいも、陛下も」
「それで? それでお父様は、奪っちゃったことに負い目を感じて?」
「恐らく、ですが」
「でも、何か……それ、却ってキビシイとこあるわよね……。
 お父様、下手に気を回し過ぎというか、空気読めてないっていうか……」
「まあ……そうやも知れませんなあ。
 とはいえ、じいめもその後、これまた器量良しの娘と結ばれております故、
 負い目を感じて戴く必要もないのですがのう。
 それに、あれも、お后様も、既に若くして逝ってしまわれた。
 今では、良い思い出ですよ」
「そうだったんだ……。
 ……ブライは、その、大丈夫? きつくない?」
「きつい、とは……? この旅が、でございますか?」
「うん。しんどくないかなあって」
「それは、まあ。
 じじいめはこの年ですからな。草臥れないと言えば嘘になりますが。
 しかしそれもまた今更。本当に、どうされましたか」
「だって、ホラ。
 みんなと一緒になってみてさ、みんなブライのことを労るじゃない?
 ミネアも、ライアンさんも、あのトルネコさんでも労ってるくらいだから、
 ああ、やっぱりブライってお爺ちゃんだったんだって、最近しみじみ思ったワケ」
「ホホ、姫様もようやく細やかな心遣いをおぼえて下さったというわけですかな。
 であればこの冒険の旅も、さほど無駄にはならなかったと申せましょう」
「もう、茶化さないでよ。ちょっとだけだけど、一応本気で気にしてるんだから。
 無理に連れ出すようなことになっちゃったし、
 話だって、ここまで大きく、長くなるとは思ってなかったから。
 ……。
 そっか……。
 もし私がこんなお転婆じゃなくて、もっとお淑やかなお姫様だったら、
 こんな苦労もしないで、穏やかにお城で暮らせてたのよね。
 奥さんのそばで」
「まあ……そういうことになりますが」
「なんか、ごめんね」
「……。
 姫様、じいもですな、近頃分かるような気がするのですよ。
 姫様が、外の世界を求められた理由が」
「……ブライ?」
「確かに、城の中で淑やかに学び、サランの町だけを見下ろして暮らしても、
 姫様はやがてサントハイムを立派に治める名君となっておったでしょう。
 サントハイムはさほど大きな領土をおさめているわけではありませぬからな。
 ですが、それだけでは足りぬ物がある。
 姫様は、心のどこかでか……あるいは自ら鍛えられたその瑞々しい肌でか、
 感じ取られたのでしょうな」
「そう、なのかな」
「お后様も、聡明な方ではあらせられた。
 ですが、聡すぎる、というのでしょうかな。
 ご自分の立場を重く受け止めるがあまり、
 大きな振る舞いをなさることが出来ずにおられた。
 たとえそれが、真に必要なことだと分かっていたとしても、です」
「お母様が?」
「姫様も見てこられたでしょう。
 サランの町の、決して裕福とは言えない暮らしを。
 テンペの村で苦しむ者たちを。
 ……すばらしいですなあ、若いということは。
 じいは、正直、驚いておったのですよ。
 肌で感じたことを疑らず、素直に受け止め、どんどん大きくなってゆく姫様の姿に。
 姫様が求めておられたのは、このような本当の出来事……
 新しくみずみずしい肥やしであったのかと」
「あー、んー……。
 そんな、立派な気持ちじゃなかったけど、ねー……。
 何か、恥ずかしいな。私は、好き勝手したかっただけだよ?」
「ホ、それは確かにそうなのでしょうな。
 ですが、同じことですよ。頭で考えていなかっただけのこと。
 姫様の体は知っておられたのですよ。
 ……何故もっと早く、姫様の本当の心根に気付いて差し上げられなかったのかと、
 頭まで年老いた我が身を、ふがいなく思うほどでございますよ」
「そんな風に思ってくれることはないけど。
 私もね、ブライには感謝してる。
 黙って……じゃなかったけど、ここまで付いてきてくれて。だから」
「待たれよ、姫様。
 ここでお別れなどと仰るつもりではありますまいな?」
「え、だって……」
「冗談ではございませんぞ。
 まさに乗りかかった船、否、乗った船でございますぞ。
 こんなところで降りれば、陛下にも皇后にも叱られまする。
 お忘れか? じじいめがここまで付いてきた理由を」
「へ? 何だっけ?」
「姫様をお守りする。その一点につきまする。
 クリフトも、最近は少々ましにはなっておりますが、なんの、まだまだヒヨッコ。
 任せきりには到底出来ますまいて」
「あはは、それは、そうだね」
「……と、息巻いてはみたものの……」
「ん?」
「蓋を開けてみれば、
 じじいめに出来ることと言えば、姫様にバイキルトをかけることくらいですからな。
 守るどころか。
 率先して姫様のおてんばの手助けをしておるようなものです。
 なんともはや、我がことながら嘆かわしい。どこで道を誤ったやら」
「あ、はは。あのねえ」
「……心の底では望んでおったのかも知れませんなあ、じじいめは。
 姫様が、そうして心おきなく立ち回る、勇ましいお姿を」
「……。あの……ブライさ、その『じじいめ』っていうの、なんとかならない?」
「ほ? 何故です?」
「んうー……。なんか、寂しい感じになるので」
「姫様、それは……。やめてくだされ、縁起でもない」
「だけど、それはそうだけど。
 だけど、そうなんだもん」
「……」
「だからやめて、ね?」
「……」
「……ブライ? どうしたの? 寝ちゃった?」
「……いえ、起きております。起きておりますぞ」
「そう? 急に黙るんだもん、びっくりした。
 ごめんね、長いこと。もう寝よっか」
「そうですな。その方が良いでしょうな。明日からまた、船の上ですからな」
「じゃあね。お休みなさい。
 また明日から、がんばろうね」
「ええ、おまかせくだされ。
 姫様も、よく休まれますよう」
「きついかも知れないけど、……よろしくね。
 それじゃね。バイバイ」
「ええ、ええ。お任せ下され。
 お任せ下され、姫様。お任せ下され。
 お任せ下され。
 お任せ下され……」




とまあ、そんな感じで。
DS版で『ドラクエ4』、やり直してます。
どんなやり直し方だよ。

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

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しかし堀井雄二はすげえな。

オイサンでした。


……。


短くねえ。
全然短くねえよこの更新。

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