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2007年10月 8日 (月)

■秋風のサンタモニカ -更新第85回-

キンモクセイが薫る季節になりましたね。
ikasです。
一年で一番良い時期かも知れません。
まオイサンは普通に真冬も大好きですが。

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■■■━ 『ガンダム00』 ━■■■
みなさん見ましたか。
私はもうね、興奮を抑え切れません。
凄いだろう凄いだろうと期待してはいましたが……まさかこれほどとは。

すみません、見そびれました。

休日出勤してたらすっかり忘れてしまいました。
なので、多分もう見ませんね。
またアレです、1年くらいしてビデオで見て感想をここに書いて
「いい感じに古い」とか言われることになるのでしょう。

期待して煽ってもみましたが、マこんなもんでしょう。
ハイ次。


■■■━ 『とめはねっ!』2巻 ━■■■
われらが河合克敏先生の新作第2巻です。
本当は1巻が出たときに記事にご紹介しようと思っていたんですが、
ちょうど霧多布に出掛けていたときでタイミングが悪く
書きそびれてました。

……しかしこの人は……なんでこう、マイナーな匂いのする題材ばかり
マンガにするのでしょうね。
それでもちゃんと面白くなるからすごいんですけどね。

  『とめはねっ!』はヤングサンデーで連載中の、書道のマンガです。

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書道て。
すごいな。
なにかこう……自分に課すところでもあるんですかね、河合先生は。
マイナーなジャンルのことを、マンガで世に広めることを生涯の使命としているとか。
 柔道 → 競艇 → 書道
ですからね。

1巻は展開もちょっとゆっくりメで、
随分まったりしたマンガだな、ヒキが弱いなと思っていたのですが、
旅先でゲットしたこともあって夜なんかにやたらと読み直す時間があって
何度も何度も読んでいたら、変に中毒的に面白いことが分かりました。

オイサンは前作の『モンキーターン』が終わったときに、
河合先生の次作はノンジャンル学園コメディにして欲しい、と思っていたので、
書道という太い縦糸はあるモノの、大体そのような展開になっていて満足です。

今までは題材が柔道に競艇ってことで、
どっちかというと男臭い印象の強いマンガでしたが、
今回は書道部とあってか女の子が画面のメイン。

キャラ配置に、ヘンにこなれたところが見え隠れしてしまうのが
ちょっとあざとい気もしますが……まあしょうがないんでしょうね。
身内に悪人が多いところとか。
河合先生のマンガがオイサンの性に合うのは、
悪人にもイヤミがないからでしょうね。

書道のネタに困って失速 → 打ち切り
とならないように、頑張ってもらいたいものです。
……が、まあさすがに『帯ギュ』『モンキーターン』ほどの
青春大河モノには出来ないと思うので、
そこそこの短~中期連載ということになるのでしょうけどね。
それでも今後も十分に注目に値するマンガです。
週刊青年マンガとして十二分に面白いですので
書道という地味さにだまされないで、みなさんも是非お手にとってみて下さい。

ちなみに、書道部員たちがお寺に合宿に行くくだりで、
眼鏡をかけた坊さんが出てくるのですが、明らかに杉でした(笑)。

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「これは気が付く人は気が付くんだろうけどなあ」
と思いつつスルーした所、
自アン見たら「杉が出てたな」「あれは、杉だな」というコメントがついてて
ちょっとワロタ。


■■■━ ニューヨークに、行きたいですか? ━■■■
さて、番組から皆さんに哀しいお知らせがあります。
生粋の日本人としてやってきたオイサンですが、
来週からオシゴトのアオリをくらって2ヶ月ばかり、
アメリカに行くことになりました。
面倒くさいです。

なので、マ向こうに行ってみにゃ分かりませんが、
このページも更新できるのか出来ないのか、さっぱりわかりません。

あ、誤解のないように申し上げておきますが、
オイサン外国語なんて一切しゃべれやしませんからね。
その他、難しいこともきかないように。
オイサンにはほぼ何も知らされていないので。
とりあえず来週のアタマには出発して、12月中頃に帰ってくると。
分かっているのはそれだけです。
『水曜どうでしょう』の大泉さんばりのスタンスです。

なので皆さん、次は場合によっちゃあクリスマス前にお会いしましょう。
オイサンは金髪になって帰ってくるのか、
はたまた黒人になって帰ってくるのか、お楽しみに(自暴自棄)。

……うーん、
正直これから年末にかけて、やりたいソフトのラッシュ&ラッシュなんですけどねえ。
まずは10/25に『召喚少女』と、前回ご紹介した『熱帯低気圧少女』が出ますでしょ。
これからの日本をになう2大ギャルゲーですよ。
11/1には世界中の大本命、『スーパーマリオギャラクシー』が出、
更に12月の中頃には遅れてきたセカンドインパクトこと『NiGHTs』が出ます。
それにねえ……10/25にはアナタ、
『ひだまりスケッチ』の特別編DVDが出るんですよ?
これ見んとに何をせえっつうのよ。

  ああくそう、また腹が立ってきた。
  どこのイケメンだ、アメリカがどうとか言い出した奴は。
  とんだインポ野郎だ。
  幸せになればいいのに。
  ゴメイフクをお祈りしたいわけですよ。

冒頭でも書きましたが、時期的にも夏が終わってオイサンの一番好きな季節。
名残おしいのですが、皆さんともここでお別れです。

あ、ちなみに、表題には「ニューヨークが~」なんて書きましたけど、
ホントは西海岸ですからね。
サンフランシスコのちょっと南の方です……って、ホラ!
「みなみ」を変換すると、一発目で「三波」になるんですよ?
春男さんですよ。
こんな日本人以外の何者でもない人間をそんなとこに連れ出して
何させようっつうんでしょうか。

冒頭の『ガンダム00』も、ねえ。
正直、通しで見られないんだからもう見なくていいやと。
ちょっとそんな風に思ってたのでスルーしました。
そんなやり切れない気持ちを抱えつつ、
来週のこの時間にはもう、光る雲を突き抜けFlyAway!!
何が起きても、気分はへのへのカッパです!
んなわけねえだろ!(ズビー← ツッコミ )。

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■■■━ なにが自由か、知っている。 ━■■■
とまあそんな腹立ちもありつつ。
映画『めがね』を見てきました。
なんとなく気にはなっていた映画ですが……
ファミマで見かけたチラシが引き金になって、結局見に行ってしまいました。

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公式サイトはこちら。

  ◆あらすじ。------------------------------------------------------
  ある年の春先。
  主人公のタエコは、携帯の通じなさそうな場所に行きたいと思いたち、
  沖縄は与論島(多分)にある民宿?ペンション?「ハマダ」にやってきた。
  「ここにいる才能がありますよ」と、宿の主人ユージは言った。
  しかしそこは、タエコの期待した、観光とも
  一人きりであることの自由からもほど遠い場所だった。

  ゴハンは近所の住民と一緒に食べると言うし、
  朝寝をしたいのに、毎朝サクラさんがやんわりと起こしに来、
  それをやり過ごしても浜辺で毎朝行われる謎の「メルシー体操」の楽の音に起こされる。

  サクラさんは、時を同じくして与論に降り立った、謎のおばあさん。
  彼女はこの島では伝説的に、しかしはんなりと、その存在を喜ばれていた。

  何かすることがあるわけでもなく、ただ「たそがれる」ことで過ぎていく日々。
  ハマダに暮らす大人たちは、日々をそうして過ごしていた。
  「たそがれるって、なんなんですか?」
  「そんな大層なものじゃないですよ。癖みたいなもの」
  耐えきれず、一度は宿を出るタエコだったが、結局はハマダに逆戻り。

  少しずつたそがれることにも慣れ。
  むしろ得意とし。
  島の時間を受け入れ、タエコを追ってきた青年ヨモギも加わった生活が、
  訥々と流れていく。
  何故かタエコはサクラさんにも気に入られたようで、
  そのほんのちいさな特別扱いを、ハルナに妬まれるようになる始末。
  ハルナも3年前、タエコ同様ハマダに泊まりに来、
  やがて島の高校で生物を教えるようになったのだった。

  「ボクはそろそろ帰ります」。
  ヨモギが言う。
  「旅の時間は永遠には続かないものですから」。
  雨が降ったその日、サクラさんが島から姿を消すと、皆すこしだけ元気がなくなった。
  そしてタエコも、島を去る決心をした。

  -あくる年の春先。
  タエコは、また島にいた。
  ユージが、ハルナが空を見上げ、声を揃えて言う。
  「来た」。
  今年もサクラさんがやってきた。
  タエコがかき氷のお礼に贈った、真っ赤なマフラーを巻いて。
  ほんで何故かそのうしろからヨモギもついて来てるでやんの。
  ---------------------------------------------------------------------


……そんな映画でした。
2時間、ほとんど事件らしい事件も起こらないのだけれど、
とてもドキドキして、ちょっと笑えて、
面白い映画ではないかもしれないけど、良い映画。

 あ、オイサンには十分面白くもあったです。
 面白かった。

ここで笑わせよう、とか、そういうシナリオが少し鼻につくところもあり。
小さなカットカットの隙間にオチが見えすぎるきらいもありますが、
テーマは十二分に表現されておりますし、オイサン的には大満足であります。
スクリーンの向こう、登場人物たちの背後から伸び、
自分たちの背後にまで、地続きで、無限に、立体的に広がる「時間」の存在を、
ただ意識させてくれる。
分かる人にだけわかるという欠点はあるけど。
「癒やし系」だとか、「スローライフ」だとかいう言葉で括られそうな作品ではありますが、
もっと深くて広いものが、根底に流れていると思います。
……ていうかスローライフがどんなモンなのか知りませんけど。

  あと「いやしけい」を変換すると一発で「いや死刑」になるオイサンのマリオンさんは
  ワリと殺伐系です。

惜しむらくは、みんなの憧れのハズのサクラさんが、
さほど魅力的な人物に見えないこと。
面白いキャラクターだなあ、程度で止まっているように思います。
サクラさんとのチャリの二人乗り、サクラさんの作るかき氷の小豆の味見、
そんなことを許されたタエコは、
ユージたちに羨望だったり嫉妬だったりのまなざしで見られるわけですけども、
それだけでうらやましがられるほどの存在感はない。
記号的に納得できる程度。
メルシー体操の異様さであるとか、
これは『ローレライ』の感想でも書いたんですけど、
ある種「異様なキャラクター像」というものにデフォルトで慣れてしまっている
我々アニメ見ぃな人間たちにとっては、あのくらいのキャラ造形では
憧れるという域にまで達しないのでしょう。
フツーの方々はいかがでしょうね。
ご意見お待ちしています。

マそんなんで、その辺にもっと存在感があれば良かったんですけどねえ。
あんまり大袈裟に特別な存在にし過ぎたらし過ぎたで、浮くしねえ。
さじ加減が難しかったところでしょう。
苦労は偲ばれます。

長い長い間と、だだっ広く青と白で構成された画面が続くのに、
ゆったりとした緊張感が続いて、2時間退屈せずに見られました。
うん、日本を離れる前に見ておいて良かった映画でした。
皆さんも是非。

  ……あの、アレですね。
  映画館って、瞬間的に癖になるのね。
  暗闇で2時間、面白い映像にじーっと浸っている時間を、
  何かのキッカケで一度行っちゃうと、
  その後何回か通っちゃうのね、オイサン。
  今回のキッカケは前回の『エヴァ』だったんですけど。

あー、でもあれだ。
オイサンが向こう行ってる間に『サイドカーに犬』も
映画で公開になるみたいですねえ……。
原作が大好きな作品なので、これも是非劇場で見たかったなあ……。
我らがゲーム系芥川賞作家、ブルボン小林さんの受賞作(と同じ本に収録されている)ですからね。
猛スピードで母は 猛スピードで母は

著者:長嶋 有
販売元:文藝春秋
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オイサンは受賞作の『猛スピードで母は』よりも、
『サイドカーに犬』の方が断然好きでした。

向こうでは邦画がかかったりしないんだろうなあ。
向こうで、邦画を字幕なしで見る、なんていう逆輸入的楽しみが出来ないかなあ。

マそんな感じでヒトツ。
オイサンでした。

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