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2006年6月の6件の記事

2006年6月26日 (月)

■もう一度TENDERNESS -更新第37回-

東京ドーム50個分のビタミンC。
ikasです。

さてまあ、さすがに土曜も日曜もオシゴト、なんて状態になってくると
なんか書こうてな気もあまり起きませんな。
起きないわけじゃないけど、ナニ書いたらいいかわかんない。

ココロにあまり色々なコトが映りこんでこないのでしょうな。
とりあえず食べて、寝て、エッチなこともこなして、
あとはもう、何か……ねえ?

カイシャの人たちとも、一応お互いの立場とか利益とかあるわけで、
なかなか油断ある会話も出来なくなってまいります。
ちょっくら風呂にでも使って、何かご披露できるネタがあるかどうか
なけなしの引き出しをひっくり返して見ますですよ。
乞わないご期待。

  あ、ちなみに『水曜どうでしょう』DVD第7弾は買いましたよ。
  ウチの近所では、つい先日まで「Classic」で放送してた内容なので
  ちょっとそれはタイミング的にどうだ、みたいなトコはありますけどね。
  副音声が聴きたいですからね(笑)。

じゃ風呂行ってくるわ。


■■■━ 俺の屍を越えてゆけ ━■■■


……。


風呂からあがってみたものの、思いついた題材は随分と時間のかかりそうなものだったときの
この絶望感。
なんだろうねえ。

たまにゃあこう、時事ネタでも書いてみようかと思うわけですけども、
そうなるとワールドカップとかですか?
ねえ。
奈良の放火事件とかねえ。

ああでもねえ、奈良、いや昔、奈良に住んでた事もあるんですけどね。
わりとのどかな町だったんですけどねえ、奈良。
一昨年の小学生が殺された事件といい、
騒音叔母さんの件といい、
今回の件といい。
ココロのすさみが都会から伝染してってるような気がしますなあ。

しかしまあ、ホントにいるんだね。
「お前はイシャになれ!」なんつって、
子供に火ィつけさせるほど追い詰めちゃうお父さん。
イヤ、茶化すつもりもないし、バカにするつもりもない、
本人いたって本気なんでしょうし、子供のことを思いやっての行動というか、
教育方針ではあったんでしょうけど。
ただ、私の知る世界に照らし合わせると、そういうお父さんって
ホント漫画の中にしかいないもんだと思っていました。

  うちのお父さんがいかにそういうコトと無縁か、ってことでしょうな。

もちろんウチのお父さんは放任と言うわけでも、子供の将来を憂えないヒトというわけでもない、
キチッと躾けるところは躾けられましたし、
人として大切なこと(だと恐らく父自身が考えていたであろうこと)は仕込まれました。
割と口うるさく。

ですが、「何になれ」とか「何をやれ」とか、
具体的な指示はほぼ一切、出なかった様な気が、少年時代を振り返ってみると
……します。

  うん、なかった。
  なかったな。

ただまあ、モチロン父も人並みに、いやもしかしたら人並み以上に人の子ですから、
希望もあれば欲もあったようです。
父は生粋の田舎の人ですから、男は男らしく、という考えの人……だと思います。

  あんまその辺は突っ込んで聞いた事ないけど、マ普段の態度を見てるとそんな感じ。

なので、カラダを鍛えて、黙々と仕事をして、嫁とって子をもうけて、
家族のこと、縁者のこと、友だちのことを大事に思い、
次に繋げて死んでいくことが大事だと思っている人です。
だからきっと、息子たちにもそのように生きてもらいたい、と思ってはいたようなのですけども。

如何せん息子たちはこの体たらくです(笑)。

生身の女に興味はないわ、不人情だわ、カラダは鍛えず脳みそばっか鍛えて頭でっかちだわで
父の思い通りになった部分などヒトツもないのではないでしょうか。
それを思うととても気の毒だし、申し訳ないと思うのですけども。
しかしまあ、こっちもこっちで生きてるわけですから、
モチロン彼なくして私の人生もないわけですんで
もらった人生の何割かは彼に還元せにゃならんことも重々承知してますけども、
じゃあその比率をどのくらいにして、どのくらい自分は残りの人生で彼に彼女に、
報いていかなければならないのか、なんてことを考えもするわけですけどもね。
自分の人生はいったいどこまでが自分の物で、どこまでがそうじゃないのか。
そんなことをいちいちアタマで考えないと行動も出来ない自分を、つくづく欠陥品だなあ、
とか思うわけですよマッタクモウ。

そんな好き勝手にやらせてくれて、
しかも
「なんかしたいことがあったら遠慮なく言え、お金はなんとかしてやる」
だとか、
「勉強もいいが、遊べるのは学生のうちだけだぞ。ちゃんと遊んでおけ」
だとか、言ってくれてましたよ、ウチのお父さん。
イヤほんとね、スゲエと思うよ。立派だと思う。

  どこもそうなの? だとしたら、世の中もお父さんってのは軒並みすごいよね。
  あれか?
  その時期になんかそういう啓蒙書でも流行ったのかな?
  父親ってのはやっぱそういう気持ちになるもんなのかな。
  わかんねえけどもさ。

よくもまあ、このボンクラにそこまで自由にやらせようとか、
お金をかけようとか、思ったなあと。
まあちょっと子供を信じすぎた、手綱を揺るめ過ぎたキライはあったんじゃないかと、
マお前がゆうなって感じでしょうけども(笑)、ありますねえ。

どっちにしても、ウチの父の采配は見事だったと思います。
少なくとも大きく道を外れることもなく、
……イヤ外れてるっちゃ、ドえらいセンを外してると言えなくもないですが、
トントン拍子できたことを思うとね。
割とその辺はちゃんとしてるなあと、オイサンなんかは思いますね。

  ただまあ、私を含めた今生き残っているウチの人間たちは
  そういう本能的なコトよりも文化的でリクツっぽいことを尊ぶ人たちなので、
  リクツに合わないことを言ったり、
  カントリー精神むき出しになったりする父は尊敬されているとは言いがたいのですけどね。
  私もそうでしたけど、今はまあ、尊敬とまでは申しませんけども、
  立派な、ちゃんとした人だと、感心しています。
  彼も「お父さん」をやるのはこれが最初で最後のはずなのに、
  よくもまあココまで上手にやり通したもんだな、才能だな、と思ってしまいますよ。

……マでも何だ、大抵の人間がこうして世に出てキチンと働いているところを見ると、
どこのお父さんもうまくやってるってことなんだろうけどね。


残された父と息子、あの事件の親子二人が今後どういう道を歩んでいくのか分かりませんけども、
多分とても難しいことだと思うのですけども、
分かり合い、許しあえるといいんだがな、と思いますね。
そんなカンタンには行かないでしょうし他人がとやかく言う問題でもないんでしょうけどね。
決別する親子も今の世の中珍しくはないのかもしれませんけども、
やっぱりそれが珍しくないこと自体、
日本人という生き物がどんどんどんどんどうかし始めていることのアラワレなんだろうな、
とも思うわけで、そんな中でああいう過ちを互いに起こしてしまった二人が、
何かヒトツのカタチをキラッと見せてくれることを願うわけですよ。

……なんつうかホレ、ねえ。
せっかく、親子なんだしね。



あの、割と軽く取り上げちゃいけないような事件について
好き勝手に盛り上がってしまった気がしますけど、
なんかフキンシンな表現とかあってもイキナリ目くじら立てたりしないで下さいね。
アホな文体や口調でやってますけど、本人いたって真面目ですからね。
その辺宜しくお願いしますね。
まあそんなんですよ。


  ……なんかコワくなってきちゃったんで追記しとこう。
  表題の「俺の屍を超えていけ」というのはアレですよ、
  世代交代を題材にしたテレビゲームのタイトルで、
  話の中身の「お父さんの役割と子供の役割」みたいなトコに引っ掛けただけですからね。
  別に人死にが出たのを茶化したわけじゃないですよ。
  なんだったらやってみてください、ホントにいいゲームですから!
  いやあ、Webで書くのってコワイですからなあ、つるかめつるかめ。

俺の屍を越えてゆけ PS one Books

Video Games 俺の屍を越えてゆけ PS one Books

販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2004/10/28
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ikasでした。
……オカシイな、最終的には村上ファンドの話書こうと思ったのにな。

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2006年6月22日 (木)

■雨 -更新第34回-

取引先との打ち合わせに行く途中駅にカサを忘れ、
大急ぎで駅に電話をして確保しておいてもらった。

帰りに途中下車して取りに行ったのだが勝手に仕様追加されてしまったらしく、
カサと一緒に美少女がついてきた。
ずっと相合傘になるらしい。

……ったらいいなあ、って話をしたら新人に、
「ikasさんって心底キモいですね」
と嬉しそうに言われてしまいお前みたいな若造に俺の何が分かる!

みたいな、そんなんどうすかね。

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2006年6月18日 (日)

■パパはさくせんしれいかん! -更新第36回-

■■■━ ショートコント『パパはさくせんしれいかん!』 ━■■■
娘がカレシを家に連れてきた日。

「母さん、塩を持って来なさい!
 繰り返す!
 母さん!塩を持って来なさい!!」
「はいはい、聞こえてますから二度も言わないで下さいな」

その日の夕食。

「お、この漬物はうまいな。
 母さん、どこで買って来たんだ?
 繰り返す!
 お!この漬物はうまいな!
 母さん、どこで買って来たんだ!?」
「お義母さんが送って下さったんですよ。
 二度も言わないで下さい」

ども、ikasです。
「これは訓練ではない。
 繰り返す!
 これは訓練ではない!」
っていうのは別に作戦司令官のセリフじゃないと思うけど、他にいいタイトルを思いつかなかった。

父の日ですね。
結局毎年のようにお酒で済ませちゃったよ。
オイサン全く飲めないから選ぶのも一苦労です。

お酒を送るときはホントに店員さんの言うがまま、
出来るだけクソ細かい注文をつけて選んでもらっているのですが、
今回は注文が抽象的で細かすぎたせいか
「飲んでみれば分かるんですけどねえ。
 一滴も飲めません?」
とか言われて半ば強引に試飲させられてしまいました。
トホホ。
マ日本酒は興味がないわけではない、むしろ興味はあるので、
いい機会といえばいい機会だったんですけどね。
二種類飲んでみて、違いがあるのはさすがに良く分かりました。
しかしどっちが旨いのか、どっちが自分の好みなのか、と言われると、
どっちも旨かないし、どっちも好かんワケです(笑)。
選びようがねえよ。

そして飲んだ後は確実にオナカが痛んで緩くなります。


■■■━ 怪電話 ━■■■
昨日は出勤してクサクサとオシゴトをしていたわけですが、
夜も10時を過ぎた頃、携帯に電話がかかってきました。
どうやら高校時代の、そして数少ない既婚者の友人からでした。

そのときはちょっと作業が佳境だったので、
申し訳ないが一旦スルーさせてもらい、
あとでかけなおすなりメール入れるなりすればいいや、と思っていました。

携帯の鳴動が止んで、1分ほどするとまた鳴動。
こっちは多分、「留守電が入りましたよ」のお知らせ鳴動です。
なんだ、留守電入れるほど伝えたい用事なのか?と思い、
キリのいいところで手を止めて、留守電をつなぎました。

……するとですね。

なにやら不気味な、うめき声が聞こえてくるですよ。
あ゙ー、とか、ゔー、とか。
小さな声で、
なんだ?と思って耳に押し当てると、今度はイキナリ大きな声で、
「あ゙あ゙ゔー」だか、いや
「ゔゔあ゙ー」だったかな?
マどっちでもいいっすわ、イキナリ大声で言われてオイサンビックリですよ。

なんかあったか?
監禁でもされて助けを求める電話か?
と一瞬緊張しましたが、どうも様子がおかしい。
うめき声の後ろの方でぼそぼそと、なにやらその友人ご本人が話す声が聞こえるのですね。

 「発信履歴がどうのこうの……(小声)」

とかなんとか。

留守電を何度か聴いた直後は、
電話をスルーされた腹いせに、子供を使ってネタを仕込んだのか、と思ってもみましたが
あとでメールで尋ねてみたところ、彼のですね、まだ小さいご子息が。
勝手に携帯をいじってかけてきたらしいんですな。
ご本人全然知らなかったご様子で(笑)。

面白い。
惜しいことをしました。
リアルで出ていれば、一体どんな会話ができたやら。
いや、ご子息はまだまだ喋れはしないんですけどね。
こんなこともあるんだなあと愉快に思うと同時に、
携帯電話初挑戦の相手に私を選ぶあたり、
さすがのセンスの良さであることだなあと深く感じ入ってしまった次第でございますよ。


■■■━ ナイルなキミキス ━■■■
『キミキス』、2周目攻略中。
ちなみに1周目は例の如く玉砕です。毎度のことです。

しかしうーむ、あまり感触がよろしくない。
まだ会話の傾向がつかめていないというのもありますが、
それ以上に平板というか、シナリオに無理があるというか。
あと、折角の会話システムなのに、会話の話題整理がすごくし辛い。

手持ちの話題の中から16個の話題を選んでデッキを組み、
一日の女の子との会話をやりすごす、というシステムなのですが、
そのデッキ操作がすげえやり辛いんですよ。
ガイドシステムも安易であまり読み込み甲斐がないですし。
よろしくない。

ちょっと「エロゲ1.5」みたいなスタンスばかりが先行していましたが、
コンシューマギャルゲとしてはもうヒトツ深みのないデキになってしまっているなあ、
という感想。
『TLS2』のような、野心作でありながら傑作でもある、というところを期待してしまったので
期待がちょっと大きすぎたところもあるんでしょうけどね。
オイサンの妄想力が著しく衰えているという要因もありますし。

マもう少し落ち着いて、新しい娘たちの行く末を見極めていきたいと、
このように考えておりますよ。


ikasでした。

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2006年6月11日 (日)

■好きでいればいいじゃない、あの子のこと。 -更新第35回-

インサートコインしとるね君。
……などという言いっぷりも、もう通じる人間少ないんだろうなあ。
……なんでこうどいつもこいつも、過去を消費することしか知らんのか。
と、ぼやきジジイモード全開ですよ。
ikasです。

ぼかもうメソメソして生きていくことに決めました。
オトナは真面目くさってコ難しいことばっか言うくせに
ロクでもないのでキライです。


■■■━ くノ一のお仕事 ━■■■
DSにもようやくオイサン好みのゲームが出てきましたよ。
その名も『淫らくノ一 いちゃいちゃ忍法帖』!
ツンデレ巨乳くノ一を、タッチペンであれやこれやのステキ拷問にかけるゲームです!

すみません、95%願望だけで喋ってしまいました。
本当は『降魔霊符伝イヅナ』。
巨乳くノ一が主人公のローグ系自動生成ダンジョンRPGです。
タッチペンは一切使いません(笑)。

オイサンは『トルネコ』以来、このテのローグモノは苦手です。
設定がハードになればなるほど、ホント苦手なのです。
やられてアイテムがなくなる瞬間にしろ、洞窟から出てレベルが0に戻る瞬間にしろ、
これまでの蓄積が一瞬で無になるあの瞬間が心からキライで、
やってる方々はホントまあ何が楽しくてやってるんだ?
……と思ってしまいます。

しかしまあ、同じシステムのゲームでも、中には設定の緩いモノもあり、
アイテムだけは残る、とか、レベルだけは残る、とか、
そういうものはちょっとやってみようかな? と思うこともあります。
過去に手をつけたのは、
コナミの『アザーライフ・アザードリームス』くらいですかね。
今回の『イヅナ』は2個目。
『トルネコ』は元祖を最初のダンジョンだけかじってやめました。

あの……『シレン』だか『トルネコ』だかで、
「落ちてるアイテムの名前も効力もさっぱり分からなくなるダンジョン」てのがあったと記憶してますが、
アレやった方、ホント何が面白いのか教えて貰えませんかね?
オイサンのような人間には苦痛以外のナニモノでもないわけですが。

マ今回の『イズナ』は、レベルも残ればアイテムも残るお金も残る、
難易度も相当緩めってことで随分ラクチンです。
雰囲気もキャラ主体で緩いですし、オイサンにはぴったしです。

あと面白かったのが。
取説の最後に「オリジナルサントラプレゼント」ってのがあったんですが、
「官製はがきにページ端っこの応募拳を切り取って貼って送って下さい」
って書いてある。
今時アンタ応募件貼って送れって、ちょっと珍しくないかい?
なんかちょっぴり懐かしくて、オジサン嬉しい気持ちになっちゃったよ。


……しかしまあ、アレだな。
ヨノナカってのは、こうやってジジイには住みにくくなっていくんだなって、
なんか最近実感することが多いよ。

降魔霊符伝イヅナ Video Games 降魔霊符伝イヅナ

販売元:サクセス
発売日:2006/06/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する




■■■━ やり直せばいいじゃない、また一から ━■■■
今日はちょっとあれですね。
私の先輩のお話でもしましょうかね。

  先輩って言っても、今のお仕事の先輩なんかじゃありませんよ。
  別段たいした人間もいませんからね。
  学生時代のね。
  今でも心に残っている先輩の話をね。
  ローグ系RPGじゃないですけど、
  最近ちょっと、その先輩がよく言っていた言葉が妙に胸に沁みる瞬間が、
  幾度となくあったもんですから。

……先ず最初にお話しておきますとね、
実は私、色々とまあ……失敗したとか、やり直したいと思ったとか、
色んな事情やら都合やらが折り重なって
高校を何回か変わったり、やり直したりしているんですよ。

  私の知人でその辺のこと知らない人間なんてのも、
  たくさんいますけどね。
  高校時代の友人でも、それを知ってるのはごくごく一部で。
  マそもそも友人なんてのもそんなに多い方じゃないですけどね。
  あ、お断りしておきますけど、
  別段学校にも環境にも家庭にも、なんの問題もなかったんですよ。
  偏に私の性格や態度が問題だったってだけで。
  誤解のなきよう。

そんな私の、数ある高校生活の中で出会った一人の先輩のお話です。

その方は名前を香坂さんと言って、一学年上の方でした。
初めにお会いしたのはいつだったか、
正確には覚えていませんが、秋口だったと思います。
冬服着てた気がしますから。一度目の高校2年の(笑)。

この人はまたえらくボンヤリノンビリとした方で、
近くにいるだけでその穏やかな空気の伝わる方でした。
ワリとゴツい成りをしているくせに細やかなことが得意な人で、
昼休みとか放課後とか、勝手に給湯室でお茶淹れて飲んでおらっしゃるのを
見かけることが多かったです。

当時私はなんというか、幼児性の抜けないというか、
思いつきでつまらないことをやらしては後悔する、ということの繰り返しでした。

  今でもそうですが、随分マシにはなったつもりです。

香坂さんは、なんというのか……風紀委員じゃないですが、
そういうことを諌める係……なんていったっけなあ、思い出せませんが、
その学校にはあったんですよ、そういう生徒の面倒解決委員会みたいなんが。
それに属していらしたんで、私の話を聞かねばならない立場にあったわけです。
そうして知り合ったわけなのですが、香坂さんは毎回私に言うわけです。

「やり直せばいいじゃない、また一から」とか。

本当に不思議な方でした。
それでなんか解決すんのか、と思うわけですけども、妙に説得力があるんです。
それがどれだけ面倒で大変なことか、気力の必要なことか、
そういう問題があると思えばカンタンにクチに出来る言葉じゃないんと思うんですけども、
香坂さんは毎度サラリとそれを言うんです。
同じコトを言われて、ブチ切れた人を何人か知っています。
ですが、香坂さんはソレを追わず動じず、淋しそうにお茶を飲みながら
見送ってしまうわけです。

  それでアンタ仕事を全うしたことになってんのか?
  ……と疑問に思ったこともありますが、
  そもそもその活動自体曖昧な物だったんでアレはアレで良かったんだろうと思います。

  あ、あと香坂さんはとてつもなく気の長い人で、
  待つのは一時間単位、人のグチでもノロケでも何時間でも聞ける人でしたけど、
  唯一面白かったのが、お茶にクチをつけずにほっておいたときですな。
  紅茶でもコーヒーでもなんでも、
  砂糖とかクリームとか、入れるものを入れずにいると
  「砂糖は幾つか」とか「クリームはいるのかいらないのか」とか、
  スゴんできては人の分まで自分で入れてしまおうとする人でした(笑)。
  ヘンなヒトです。

あるとき、私の知人が香坂さんのところに恋愛相談を持ちかけたわけです。
さすがにそれはね、委員の仕事じゃないですよ。
個人的な相談事だったんじゃないかと思いますけど。
私は付き添いでそこにいたわけですよ。

その知人はもう、ものの見事にすっかり玉砕した後で、
もはや恋愛相談というよりも、失恋のグチだったわけですが。
そいつが一通り、色々と喋った後で、香坂さんはこともなげに言うわけです。

「好きでいればいいじゃない、あの子のこと」

それが一体どういう意味を持つのか、
どんな残酷なことなのか、今でこそちょっとは分かる気がしますが、
まるっきりムダ、いやムダじゃないのかもしれないけども、
ホントその先に何かあるのか? あるのかもしれないけども、概ねないんじゃないのか?
そんな分の悪い賭けを、なんでしれっとヒトに勧める事が出来るんだろうか?
……と、あとあと思えば色々言いようも思いつくのですが、
その時は正直呆気にとられて何も言えませんでした。

今にして思えば、香坂さんには「そうすることが一番いい」と言い切れるだけの
経験や体験があったに違いない、と思います。
別に香坂さんの過去を知っているわけではないのですが、
そうでもなければあの言葉はあそこで出てこないと思います。
相談に行った本人がその後どうしたか知りませんし、
あとあとその言葉についてはちょっと文句も言っていた様な気がします。
彼には悪いですが、私はその場に居合わせてラッキーだったと思います。
あんなに面白い言葉はなかなか聞けるモンじゃありませんからな(笑)。

まあそんなんですが、結局私はその後もつまんないことをしでかして進退窮まり、
香坂さんにも後足で砂をかけるような格好でその学校を修了せずに出て行くことになるわけですけど。
香坂さんの言葉どおり「また一から」高校をやり直すことになり、
結局最後はカトリック系の男子校を出たことになっているわけですけどもね。



香坂さんは、今でもあの調子なんでしょうか。
あの調子でいて欲しいと思います。
願えた義理じゃないですが、許されるのなら、是非もう一度お会いしたい御仁の一人です。
お会いして、あの言葉の真意を是非一度問い質してみたい。
まあロクに憶えていなくて、
「そんなこと言ったっけ?」みたいな顔をされるのがオチなのでしょうが。
何しろ人の顔と名前を一致させるのがこの上なく苦手な人でもありましたし。
私も相当苦手な方ですが、それを上回る才能の持ち主でした。

このブログ、読んではいないのでしょうが、
読んでいてくれると嬉しいですなあ。


そんなこんなで、ノスタルジアなikasさんでした。

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2006年6月 7日 (水)

■絵かきうた

何が面白いって、六月六日が何の日か?
……なんてネットで調べようものなら、
出てくる大概のページに
「UFOがあっち行ってこっち行って落っこちた日」
とか書かれていることですな。

ikasです。

イジョで。

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2006年6月 5日 (月)

■たとえば3年後、ぼくらの時間を思い出にすること出来るかな……? -更新第34回-

オシゴトのことを書く気がないので、
オシゴトばっかやってる時期にはあまり書くことのないオイサンです。
オシゴトやってる間はそれ以外のカラダの他の活動が停止しますからね。
ホント無駄なことをしていると思います。
ikasです。


■■■━ 『ゲーム批評』 ━■■■
今日本屋に寄ってみたら『ゲーム批評』という雑誌が出ておりました。
なにやら書名を変えてリニューアル創刊するらしく、
実質『ゲーム批評』という雑誌はなくなるようです。

オイサンはこの雑誌をワリと早い時期から講読しておりまして、
どのくらいでしょうねえ、
確かVol.7か8くらいからだったと思いますが、
その後バックナンバーも取り寄せて、結局全号読んでいると思います。
増刊モノも含めて、多分全部。
創刊から、もう12年にもなるんだそうで。
そんな昔のことだったんだなあ、と感じてしまいました。

創刊当時~オイサンが買い始める頃は1994年~1996年ごろと、
スーパーファミコンからプレイステーション・サターンの32bit機へと移り変わる、
オイサンの大好きなテレビゲーム文化華やかなりし時代で、
ゲームの表現力がアップしたことで
「テレビゲームは作品か!? 商品か!?」なんて見出しが、
馬鹿馬鹿しくも似たようなサブカル系ゲーム雑誌の表紙を彩っていたものです。

オイサンもそういう潮流に乗っかって喜んでいた若者の一人で、
マ結局は未だにその流れから抜け出せずにズルズルとダメなオトナになっているワケですが、
恐らくそういう流れがなければ、
オイサンは今ここまでテレビゲームが好きなまま、
ここに立ってはいないんじゃないかな、と思います。
或いは、もうこの世にいないというセンも十分に考えられると思います。

ともあれ、『ゲーム批評』という雑誌はその後ザクザクと創刊される
サブカル系ゲーム雑誌のパイオニアで、
創刊当時は各所から色々と怒られたり文句言われたりしそうな、
「XXは死んだのか!?」とか、「XXの終焉!」とか、毎号毎号
その時々のブームやゲームジャンルを終わらせたり殺したりしている、
物騒な雑誌でした。

紙面は段々とおとなしくなって、最近は惰性で買ってはいたものの、
正直まああんまり面白くはないわな、と思っていましたが。
案の定というか、潮時というか。
今回のリニューアル廃刊ということになったのでしょう。

……ですがまあ、正直なところ、この雑誌が
ゲーム業界に対する視点や評価の仕方、ジャーナリズムに一石を投じたのは
疑いようのないところだと思います。
立派な志で立ち上がり、立派に戦って行った『ゲーム批評』。
まっこと楽しい12年間でした。
ありがとうございました。

俺は今でも『キミキス』をやっていますし、
この先もやっていこうと思います。
もう、後戻りはできませんから。


■■■━ イタリア親父の大冒険 ━■■■
デ、前回ちょっとだけ触れた『NewスーパーマリオBros』ですが。
ベースは『マリオ3』と思っていいと思います。
『マリオ3』と、『マリオ64』をちょっと、という感じですかね。
そんなに面白いもんでもないですが、決して大ハズレではないかと。
7点のゲームだと思います。
ドキドキしたり、ワクワクしたり、ハラハラしたり、
……そういうことは、一切ないですねえ。少なくともオイサンは。

オイサンのイメージする『スーパーマリオ』は
あくまでも『スーパーマリオ1』なので、色々面倒くさく感じるんですな。
『3』方式は。
……たとえば、コースの選択とか、ワールドの分岐とか、アイテムのストックとか。
1-1から始まって、途中ワープゾーンくらいがあって、
基本8-4までの一本道でいいじゃん、とか思うわけです。
当時も『マリオ3』はやってなかったからですかね。
ぼくらはマリオと強くならなかったわけです。

あと、今回のはマリオの動きがワリと感覚的に合わない感じがあります。
Bを押していても、走り出しが一瞬バタバタっとアシが滑るような間があってから走り出すとか、
そういうダッシュのスピードのノリが悪いにも関わらず、
ジャンプは思った以上に高さが出るとか。
その辺はもう、「これがこのソフトのお作法なんだ」と割り切って慣れていくしかないんですが、
『初代Sマリオ』のリズムが染み付いた者にとってはなかなかのストレスです。
マDSは気楽に起動できるんで、ちまちまとやってしまうのでしょう。

で、こっからが本題。
『NewスーパーマリオBros』にはミニゲーム集が入っていて、
デフォルトで全部プレイできるようになっているのですが、
この中に入っている二つの「パチンコ」もの。
これがオイサン的にはツボです。

どんなんかというと、ヒトツは、
トゲゾーのタマゴを、下画面からタッチスクリーン操作のパチンコで打ち出して
上画面(たまに下画面まで降りてくるけど)の亀の甲羅に入れる、パチンコ玉入れ。
もうヒトツは、上画面の飛行戦艦から降りてくるボム兵を、
やっぱりパチンコで打ち落とすというもの。
この二つは異様に単純で面白くて、ついつい繰り返しやってしまいます。


マ、そんな一週間です。

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