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2006年4月11日 (火)

■春のうさぎ -更新第24回-

■■■━ うさぎ ━■■■
ikasです。
週末、土曜日は出勤してしまいました。
マ私が自分のオシゴトのお話なんかいたしましても面白いコト毛ほどもないんで事細かには書きませんが。

帰り道お天気も良く、いつもと違ってまだ多少日も高かったので、
別段まっすぐ最寄り駅に向かや良かったんですが
無意味にいつもより余計に歩いて帰ることにしました。

  せっかく休みの日にまでカイシャに来たってんだ、
  ちったあ面白いことでもしたいじゃないですか。

私の家からカイシャなんてものは、経由駅で別路線に乗り換えて、
一旦V字型に折り返したりなんかするもんですから、
カイシャからは実はまっすぐ南に向かったれば、間の駅なんかは近かったりするわけです。

      こんなカンジ↓。

                  カイシャ
                  ★←←←←
                            ↑
                    通過駅   ↑
    ■家→→→→→→□→→→▲経由駅

  ……それでも★から□までは1時間近くは歩くわけですが。
  ていうか実際歩いた。
  このルートを歩いたのは今回が初めてです。

でまあ、黄昏近い見知らぬ町をぽとぽとと歩いておったわけですが、
段々と日も落ち、春とはいってもまだまだ不安定な陽気ですよ、
ちょっと強い風が吹こうものなら肌寒さもあります。
いやあ、なんか寒くなってきたよ。

  ♪……寒くなってきたよ……♪

なんだっけ、なんかそんな歌があったな、と心に萌すものがありまして、
探り探り思い返して沸きかえってきたメロディーは、
谷山浩子さんというシンガーソングライターさんの『うさぎ』というお歌でした。
そのとき思い出せたのはサビの部分ばっかりでしたが、
ちょっと書いてみましょうか。
こうです。


 ♪うさぎ うさぎ 誰を待って泣いt
  いつまでも こうして待っているの?
  うさぎ うさぎ 寒くなってきたよ
  いつか日も暮れた 人ごみのなか♪

 ♪うさぎ うさぎ 誰を待って泣いt
  知らん顔ですぎる 都会のよる
  うさぎ うさぎ 寒くなってきたよ
  きみのその淋しさで うずめるまで♪


「t」は「た」か「て」か思い出せなかったんですな。
切れ切れにしか思い出せなかったので、下の方はラストワンフレーズ、意味が繋がってません。
メロディーも、出だしの部分やらAメロやら全然アタマから出てきませんでした。
実家にはこの歌の入ったカセットテープがあったはずですが、
どうしても聴きたくて、日曜日に近所のCD屋さんを回ってみました。
……が全滅。
ブックオフにもありませんでした。

それで今日。
オシゴト終わってから、ふと思い立ってインターネットでちょっと検索してみたら、
歌詞が全部でてきました。
こうです。


--------------------------------------------------------------------------
『うさぎ』 作詞・作曲 谷山浩子

 1.
  きみ このあいだ 改札口で誰かを待っていたひとだね?
  リボンをかけた包みをかかえて 白いクツをはいて

   もう長いこと待っているのは その目を見ればすぐわかったよ
   こらえても流れる涙 手のひらでこすった跡が赤かった

  うさぎ うさぎ 誰を待って泣いた?
  みんなきみのこと忘れてるとき
  うさぎ うさぎ 寒くなってきたよ
  いつか日も暮れた人ごみのなか


 2.
  ぼくも友だち 待つフリをして しばらくきみのこと見てたよ
  ざわめく街のなかで そこだけが時を止めたようで

   子どもの頃に泣いて欲しがった おもちゃの時計が目の前で
   不思議な音をたててまわりだした
   ぼくの胸をたたいてるよ

  うさぎ うさぎ 誰を待って泣いた
  いつまでも そうして 待っているの?
  うさぎ うさぎ 声もかけられずに
  ぼくはただ 黙ってきみを見てたよ


  うさぎ うさぎ 涙ながせもっと
  知らん顔ですぎる 都会のよる
  うさぎ うさぎ 駅も街も人も
  きみのその淋しさで うずめるまで


--------------------------------------------------------------------------
これを読んで、思い出せずにいたメロディーも全部出てきました。
ばかりか、いつの間にやらみっともなく
自分の机でぼとぼと泣いておりました。

  マおいさんの場合、お歌を聴いて泣くことなんてのは全然珍しくなくあるわけで、
  朝食がパンだった回数よりは全然多いでしょうな。

とはいうもののシゴトバでというのはあんまり多いケースではないので
さすがに誰かに見られなかったろうなあ、なんて慌ててしまいました。

このお歌の面白いところは、冒頭の1フレーズ分のみが現在で、
歌い手が「きみ」を見かけた後日、意を決して声をかけたんでしょうな。
あとの部分は回想シーンで、
2番Bメロで、歌い手が「きみ」に恋に落ちる表現なんてのはもう鳥肌が立つような美しさです。

  ちなみにこの谷山浩子さんと私の出会いは、
  随分前のエントリで褒め倒した、故・みず谷なおき先生のマンガでした。
  みず谷先生が谷山さんのファンで、自分のマンガのヒロインに
  「谷山」の苗字を借りておらっしゃいました。
  谷山さんがマイナーな歌手だから谷山舞奈、とか……ヒドイな(笑)。本当の話。

  その後しばらくして、私の聴いていたラジオの深夜番組に
  谷山さんご本人がお出になったのをきっかけに思い出し、
  何枚かのアルバムを買うまでになったと、まあこういうわけです。

その谷山さんのこともすっかり忘れかけていた30歳の春に、
ふと訪れた赤い目をしたウサぴょんは
一体オイサンに何をつたえにいらっしゃったやら。

私の中のぶっ壊れた時計も、いい加減カチンとかコチンとか、
ちったあ音を立ててもらいたいものです。


マそんなんで、春ですから。
おかしなこともメルヘンなことも、書きなぐってみたいikasオジサンでしたよ?
それでは皆さんよいお年を。

 P.S マンガ買った話とか書こうと思ったけど……今度だ今度。

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