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2006年4月 3日 (月)

■世界中をぼくらの、涙で埋め尽くして。 -更新第23回-

ikasです。
改編期ですね。

先週『影からマモル!』が終わってしまったー!
……と嘆いて見せましたが、他のアニメも終わる時期だったんですねー。
最近のアニメの放映スパンなんてものは、
てんで短かったり不定期だったり性悪キューピッドだったりするもんで
あんまりそういう実感がありませんでした。

  富樫先生、中学時代の俺が、どうもお世話になりました。

まあそんな時期なんで、
今朝目を覚ますと『交響詩篇エウレカセブン』の最終回をやっていたので、
ついつい見てしまいました。
石ノ森章太郎デザインのフリーザみたいになってしまったニルヴァーシュがガンバスターみたいなコトしてました。
皆さんはアレみてどう思いましたか?
連絡下さい。
母さんが心配してます。

  P.S スパロボ サンセン ケッテイ
      ハヤク カエッテ コイ
      チチ ヨリ

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■■■━ 本日のオコトワリ ━■■■
えー、今回はですね、このあと『水曜どうでしょう』のことを書きます。
つい先程まで、tvkさんの方で『2005年・最新作!』を放送しておりましたんで、
それを見ていてシミジミ思ってしまったことなんかをつらつらと書き立てていこうかと、
このように考えております。

  まだ書きませんよ。まだ暫く注意書きですよ。
  慌てちゃいけません。

この番組の特性をご存知の方でしたれば、
本編の視聴前に企画の内容やらを知ってしまうことは
番組をオ楽しむに当たって致命的なダメージを受けることであると、
このようにご理解しておいでだと思います。

先ず書いておきます。
以降、直接的なネタバレはありません。
『水曜どうでしょう 2005年最新作』の、企画の内容や番組の内容に直接言及することはありません。
が、「今回、どうでしょう班の面々のご様子はこんな感じです」
という、大まかな雰囲気について深く深く(いやそんなに深くもないだろうけど)述べていきます。

ですので、2005年最新作本編をまだご覧になっていない藩士の方で、
しかもこれからの放映、或いはDVDでのリリースを心待ちにしていて、
かつ、そういう細かなコトをも視聴前に知りたくない!
……とココロから望んでオらっしゃる心正しい方は、こっから先
(厳密にはこの先の”========■DANGER ZONE■========”でくくられた間)は
お読みにならないことをオススメします。

「マ雰囲気くらいは漏れ聞こえたって構やしねえよ」といいじゃないか運動を展開中の諸兄は、
読み進めて戴いてコレ至極結構と!
このように申し上げておきますよ。

それでは今日も元気よくいってみましょう、
2006年4月2日の『ゆび先はもう一つの心臓』、開幕!
やべ、日付変わった。


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■■■━ 水曜どうでしょう 男の遍歴 ━■■■
(ここはまだキケンじゃありませんヨ)
『水曜どうでしょう』という番組があります。
北海道は札幌・平岸にある北海道テレビというローカル局で作成された、深夜番組です。

1996年の秋にメインディレクター一人、カメラ担当ディレクター一人、出演者二名の構成で始まり、
2002年の夏にそのままの人員で終わっていった、極めて小規模な、
ある意味ローカル番組らしい番組だった、と聞き及びます。

  と申しますのも、オイサンはリアルタイムに視聴していたわけではありませんから、
  あまり当時のことについてエラそうなことは申せないんですな。

  今回は、ワタクシが敬愛して止まないこの番組の2005年最新作に、
  いやさ2002年の番組の一旦終了から薄々感じていた
  「年代に見る男の遍歴」なんてものについて、ちょっと綴ってみようかなと。
  そういうエントリです。

さて、『水曜どうでしょう』が何をする番組なのか……ということをお話する前に、
先ずは番組首脳陣と出演陣のチカラ関係について申し述べておく必要があります。
まずはD陣。
メインの藤村D、カメラの嬉野D。
彼らは申し分なく首脳陣です。
本来、企画を考え、段取りをし、番組を面白くするための骨組みを作る役割の方々です。
彼らも基本は外しません。
あと出演陣。のお二人。
鈴井貴之、通称ミスター。大泉洋。敬称略。
うち、ミスターは出演陣でありながら、半分は首脳側です。元は企画を考える役割をになっていました。
さあ、残されたのが大泉洋さんです。

  いまや中央にも進出し、ゴールデンのドラマにも出ておいでの
  北海道出身、ローカルの星!とも称される役者さんです。

番組開始当時、大泉さんはまだ大学生の素人でした。
藤村Dは曲がりなりにも三十路を回ったテレビマン、嬉野Dは最年長。
ミスターは、年齢こそ嬉野Dに譲るものの、四人の中では最長のテレビの世界の経験の持ち主、
という構成でしたから、一番下っ端の大泉さんは出演者といえども丁寧には扱われず、
番組の方向性としては
「大泉さんに直前まで企画の内容を教えずにビックリさせ、過酷なメに遭わせてそのリアルなリアクションを楽しむ」
というものに、自然となっていきました。

  マそのスタイルが固まるまでにも色々と紆余曲折はあったようですが、
  ここでは省きます。

しかしここで、首脳陣を誤算が襲います。
出演者が過酷なメに遭うということは、その災厄の何割かは、決して低くない割合で
同じ環境に身をおく自分たちにも降りかかってくるのでした。
こうしていつの間にか番組は、
「とりあえず大泉さんをダマしおおせて企画発表でビックリさせ、
 その後は四人でツライ目に遭い、そのダメダメな様をドキュメンタリータッチで、
 ヤラセをヤラセとしてその過程もすっかり見せてしまいながら、
 いかに番組を面白いものにしていこうか? という行き当たりばったりな試行錯誤っぷりを見せていく」
というワケの分からないものに変容していきました。

  ……ていうか、オイサンが見てきた限り、大体そんな番組です。
  ……だと思います。

その企画の内容たるや、
 ・サイコロの旅:東京を始点として、サイコロの出目によって都市間を移動。
         札幌に帰り着くまで移動を続ける。
 ・原付ラリー:東京 → 札幌、或いは、京都 → 鹿児島、はたまたハノイ → ホーチミン間を
        原付で走破する。
 ・オーストラリア大陸縦断:レンタカーで。
 ・アメリカ大陸横断:同じく?
 ・ユーコン川・カヌーで川下り
など、まあ見た目ワリとドスはきいてるというか、
「ローカル局でこれだけやってりゃ立派なもんだ」という内容のものです。
やってる人たちにしてみれば、あまり余裕のないスケジュールでやっているということや、
海外慣れしていないメンバーでの海外移動なども相まって、
過酷な旅が多かったようです。

そうした過酷な環境の中でも、特に過酷な立ち居地を強いられていたのは、
まだ社会人としても成熟しておらず、立場の一番下な大泉さんです。
番組の中でも出てきますけど、D陣に理不尽なことを要求され、
ぼやきはするものの(ぼやきが大泉さんの主たる芸です)結局は従わざるを得ない。
ミスターからは、出演者として、はたまた社会人としてのなっていなさに厳しい叱責を受ける
(後に大泉さんは「今まで出会った大人で、鈴井さんが一番恐ろしい」とのたまった)。

……正確なことはわかりませんけど、番組開始当初の四人の年齢を書いてみると、
  藤村D(30台前半。32歳?)
  嬉野D(30台かなり後半)
  ミスター(30台前半。34歳?)
  大泉さん(23歳)
くらいでしょうか。

  いまね、イラナイ話をしてるわけじゃないですよ。
  あとあと大事なハナシですからね。このあたり。

番組開始当初の藤村Dとミスターのやんちゃぶりったら
ホントにもう見ているこっちが楽しくなるほどで、
一つ一つの企画をいかに面白くしようか、どうすれば大泉氏が驚くか、
そしてそういう条件をクリアしていく中で番組に緊張感を持たせ、
いかに自分たちも楽しく過ごすか? というコトに、全てをささげていたように思います。
そのためなら、……モチロン自分たちも楽しいので当たり前ですが……
「多少の労苦は構わん、多少の過酷は構わん!
 自分たちがちょっとツライ目を見ることで大泉が倍ビックリしてくれるなら、
 俺たちはそれを耐えようじゃないか!」
……という気概を、アリアリと感じることが出来ます。

  あの、ちなみにですね、おかしいとお思いでしょうけど、
  藤村Dは番組にも出張ってくるんですね。しゃべるんすよ(笑)。
  故意に顔出すことこそしませんけど。
  彼のテンションは番組を大いに左右します。変な話ですけど。

そのテンションの高さは、……どのへんかな。
オイサンも本放送分をまだ全部見たわけでないのでなんとも言い難いですが、
2001年あたりの企画からでしょうか。ちょっと陰りを見せているような気がします。
少なくとも2001年の「対決列島」では、すっかり疲れを見せているように、思います。

  えー、補足。
  どうでしょうさんは割と複雑な放送遍歴を辿っている番組でありまして、
  大枠をまとめておきます。
  マこれだけブツ切れで続いていれば、冷静になってしまうこともあるのでしょう(笑)。
   ・1996年09月:放送開始。 ~ 2000年07月:一旦休止
   ・2001年02月:復活
   ・2002年09月:レギュラー放送終了。のち、年一回程度のスペシャル放送となる。

そして番組終了から2年近くが経って2004年に『ジャングル・リベンジ』が放送され、
ついさっきまで私の見ていた『2005年 最新作』があるわけです。


========■↓↓↓DANGER ZONE↓↓↓■====================================
で、『2005年 最新作』を見ていて、思ったわけです。
あ、すっかり緩くなってるな、と。
2002年に終了し、『ジャングル・リベンジ』までの間に短い復活も1、2度あったようで、
その時に既にD陣・出演陣両方のクチから「緩くなったよな」ということは言われていました。
マ緩くなっていること自体は、今回の趣旨とはあんま関係ないんです。
その緩さが、大泉さんを苦しめているように、オイサンには見えてしょうがない、ということが今回のお題です。

  ちなみに四人の中でオイサンが一番好きなのは、ミスターです。
  次がうれしー(嬉野D)。
  で、藤村D・大泉さんと並びます。
  一番前に出てる二人が一番どうでもいい、という(笑)。
  何を言ってるかというと、別段大泉さんをかばう意味で書いてる話じゃない、ということです。

20代のほぼ全てを、すっかりアブラの乗った二人のワルノリオヤジに引きずり回されながら
厳しいシゴト・面白いモノ作りのため姿勢……そんなものを叩き込まれることに費やした大泉さんは、
今丁度、ミスター・藤村Dがブイブイ言わせていた当時の年齢に追い付いたくらいです。

「よし分かった! 君らの言いたいことは伝わった!
 さあ、準備は出来たぞ、覚悟もできた、カラダも出来た!
 俺にもやらせてくれ!
 その厳しさを存分にぶつけてくれ! 俺はそれに応えようじゃないか!」

……そんな気持ちがあるんじゃないだろうかなあ、という風に見えるのです。
しかしですよ。
当のお二人も今やチーム40の仲間入りです(ミスターは2002年時点で40でしたが)。
そんなカコクを受け容れられる年齢ではないようです。
自分たちの育てた土壌で、緩く楽しく、最低限お客さんに失礼に当たらないように、
面白いモノをつくればそれで「いいじゃないか」。
あるいは、『どうでしょう』という番組の本質はそもそもそこにあったのかもしれません。
だけども、青年大泉が見てきたものはそういうものではなかったと思います。

  緩い番組であることは非難しません。
  イイと思います。「一生どうでしょう」していくためのカタチでいいと思います。
  だけども。
  そこのギャップが……見ていてどうにも痛ましい。歯がゆい。
  そんな気がするのです。

今や大泉さんは中央にも進出し、オサレでキビシイテレビの第一線で戦っている人です。
そのノウハウをぶち込んででも、自分を育ててくれた『どうでしょう』さんを
守り立てて生きたい、という思いもあるのかもしれません。
今のままの『どうでしょう』は、既に……大泉さんには物足らないんじゃないかなあ……
そんな風に思うわけです。


========■↑↑↑DANGER ZONE↑↑↑■=====================================
マなんだかんだでね。

そういうギャップというか……四人の男の10年間を眺めていて、男なんてものは
20代で叩かれ磨かれて、
30代で火がついて、
40代に入ると……終わってしまうものなんだなあ、と、
なんだかシミジミ、思ってしまったのですよ。オイサン。

  30代に入った時点で火のついていないオイサンなんてものは、
  正直もう終わっていると思って差し支えないんじゃないかな?
  ……なんて言っていることでさえ、やる気の起きない自分への逃げ口実でしかないのかもなあ、と
  またも余計な小利口ぶりを発揮する始末ですよ。
  はふう。

  あ、終わるっつっても悪い意味じゃなくてね。それに人それぞれだろうしさ。
  ミスターなんかは、40になってから、新たに映画カントクなんて新しい世界に挑戦されているわけですし、
  色んな形があるんだろうなあ、くらいに捉えて下さいましな。
  モチロン藤村さんも、うれしーも、今後の展開を考えていらっしゃるでしょうし。
  でもそれが、30代の頃のガツガツギラギラしたものになるのかと言われたら……
  皆さん、拳を握って「ああ、そうなるともさ!」と言うだろうか?
  そんな疑問はありますけどね。オイサン。

ローカル局で大成功を収め、自分の夢を手に入れ磨き上げようとする方々と、
中央に進出し、今尚発展を遂げる一途の大泉さん。
その中間を、独自の姿勢で戦いながらも一方では手綱を緩めることを忘れないミスター。
『水曜どうでしょう』は、男の人生の縮図だと。
まさかまさか、彼らに教わることになろうとは、ですけど……
でもね、本当に立派な人たちだと思うんですよ。

『どうでしょう』さんについてはもっともっと言いたいこと、書きたいこと、
ぶつけたい思いも多々あるんですけどね。
今日はこの辺にしましょうか。
眠いですしね。
明日もありますから。

  あ、あとですね。本日、写真集も受け取ってきたんですよ。
  『どうでしょう』さんのね。
  写真集に映る藤村Dの眼光の鋭さなんてものは恐ろしいくらいで、
  イヤゆるいときはホント緩いんだけど、それでもこの人は出来る人、やってしまう人なんだろうな、なんて思う。
  ……って、昼間は写真集みながら思ってたんだけど、
  最新作を見るにつけ、いや最新作だけじゃない、「対決列島」を見ていても、
  出来る男がそれを隠してやってる間抜けぶりには見えないんだけど(笑)。

  マ見抜けないから価値があるのかもしれませんけどね……。
  多分……そういうんじゃないなあ……どうなんだろうなあ(笑)。

ほなまた、そんな感じで。
ikasでしたよ。

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